和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

P4。

2008-07-10 12:04:07 | いつもの日記。
ついに、PERSONA4発売ですね。
これからしばらく、ブログ等の更新が遅くなるかと思われますが、
やむを得ないことなのでご了承下さい。

あー、デビルメイクライ4も止まるなあ。
これもまた、やむを得ない事態です。あくまでもP4優先。
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あとがき。

2008-07-08 08:33:53 | いつもの日記。
「Taboo」、いかがでしたでしょうか。
少しずついろいろ手直ししてたら、かなりの変更量になってしまいました。
ブログ向けにした、という点が一番デカいんですけどね。
ここまで違うと、オリジナルと比較してみるのも楽しいかもしれません。
僕はやってないけどな!

ともあれ、昔ながらの「和泉作品」に今の技術を詰め込んだ、なかなか不思議な
作品に仕上がったかなと思ってます。
でも、異様に疲れたんでもうやりたくないです・・・。
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「Taboo / 下」

2008-07-07 22:00:29 | 小説。
辺りは、不気味なくらい静かだった。
朝だというのに人の気配がしない。皆、病気なんだろうか。
そんな住宅街を、あてもなくフラフラと歩く。
腹が減った。目眩がする。意識が朦朧とする。
だけど――何も食べられない。何を食べても満たされない。
おそらく、ただひとつのモノ、、、、、、、、を除いて。
そう、僕は。
僕は気付いている。だけど、気付かないフリを続けている。
何て――滑稽な。
だけど、笑えない。笑う気力もない。
その時、不意にけたたましい動物の鳴き声が聞こえた。
驚いて声の方へ向き直る。
そこは、何の変哲もない民家。
何事かと、庭の垣根越しに中の様子を伺う。

鳴き声の主は、ペットの犬。
そして、その傍らには、家人と思しき中年の女性。

仕事へ行くつもりだったのだろう。
上下ともきっちり整ったスーツ姿――だけども。
僕は、視線を、辿らせる。
胸元。
襟。
首。
そして、唇。
僕は、視線を、辿らせる。

――赤い紅い血液の滴りと、逆順に。

足元の犬へと視線を戻す。
犬は、抉れた喉元から大量の血を流したまま、ぐったりと動かない。
傍らに立つ女性は、震えている。
震えながら、嗤っている。
目からは涙を。
口からは血と唾液を。
だらだらと、垂れ流して。
そうか、一線を超えてしまったのだな、、、、、、、、、、、、、
僕は想像する。今の僕にとって、それは決して難しいことではなかった。

きっと。
あの女性にとって、あの犬は家族同然だったのだ。
我が子のように愛情を注ぎ、自分よりも大切に、いとおしく思っていたのだ。

だけど。
大切だからこそ、彼女の飢えを満たすことができる、唯一の存在だったのだ。
今その口に広がる血肉の味は、強烈な飢えを完璧に癒していることだろう。

だから。
彼女は、嗤いながら、泣いていた。
僕には、その気持ちが痛いほどよく分かった。

繁華街へと出た。
そこは、打って変わって、喧騒に包まれていた。
悲鳴、怒号、嗤い声。
街は、見事に狂っていた。
歩きなれた商店街だというのに、まるで異世界だ。
広場に、人垣が見えた。有名な新興宗教の宣教師が必死に演説をしている。
「飢えに負けてはいけません。人がヒトである以上、犯してはいけない禁忌タブーがある」
なんて真っ当な演説なんだろうと思った。
実に素晴らしい、すばらしい、スバラシイ。
僕は拍手して、大声で嗤って、唾を吐いた。
サイコーに気分がいい。
路地裏では、少年が膝を抱えて座りこんでいた。
小学校高学年くらいの、利発そうな男の子。
ガタガタと震える彼の口元には、やはりべっとりと血がこびりついていた。
彼は、一体何で飢えを凌いだのだろう?
――思考を停止して、僕はその場を離れた。
やっぱり、サイコーに気分がいい。
家に帰りたいと思った。だけど、帰れないとも思った。
だって。
家には、妹がいるから、、、、、、
公園のベンチに座り込むと、僕はそっと目を閉じた。

気が付けば、辺りは既に真っ暗で。
街灯がぼんやりと園内を照らしていた。
周囲には、僕と同じような人達がちらほらと見受けられる。
――彼らは、何を思っているのだろう。
空腹を満たしたい?
大切なものを失いたくない?
多分、両方なのだろう。
今の僕と、同じように。
僕は、どうすればいいんだろう?
思考能力は徐々に薄れつつある。
今、家に帰るわけには行かない。
こんな状態で妹の顔を見たら――僕は、何をするか分からない。
否。
何をするか、分かりきっている。
ベンチに座り込んだまま、一人項垂れる。
そんな、深い絶望の中で。

「お兄ちゃん、見付けた」

声が聞こえた。あの声が。
ああ、顔を上げちゃ、駄目なのに。
僕はゆっくり視線を向ける。
ああ、腹が減って、仕方がない。
「お兄ちゃん」
ぼやける視界に、妹が映った。
こんなにも狂った世界の中、何一つ変わらない姿のままで。
僕は・・・僕は飢えても構わない。
それは、禁忌タブーだからではなくて。
本当に、本当に、大切だから。
空腹はますます強くなるばかりだけれど――僕は、それに耐えようと思った。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん」
妹が、歩み寄ってくる。
怖がらなくて、いいんだ。
心配しなくて、いいんだ。
僕は。
――誰よりキミを、愛しているから。

「お兄ちゃん。ごめんね、、、、

そう言って。
妹は僕の背に両腕を回すと、首筋に向かって強く強く歯を立てた。
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「Taboo / 上」

2008-07-07 21:55:23 | 小説。
――ある日、急に食欲がなくなった。

テーブルには、温かい夕食が並んでいる。
しかし、僕にはそれらが到底美味しそうには見えなくて。
まるでレストランの食品サンプルのようだ――。
そんなことまで思ってしまう始末だった。
妹はしきりに心配していたが、本当に食べたくないのだから仕方がない。
僕はその日、水だけを飲んで食卓を離れた。
不思議とそれでも腹は減らなかった。
まぁ、そんなこともあるさ。
――といった具合に、深く考えることもなかった。

ところが、次の日も、その次の日も。
僕は、水以外口にすることはなかった。
妹の勧めもあってジュースや栄養ドリンク的なものも試してみたが、すぐに気分が
悪くなってしまう。
どうやら、本当に水以外は受け付けないらしい。
相変わらず腹は減らなかった。やはり、何か妙な病気なのではないだろうか。
「病院に行った方がいいんじゃない?」
夕食に一切手を付けない僕に、心配顔の妹が言った。
「オカシイところは、ないと思うんだけど」
「自覚がないだけでしょ」
痛いところを突かれた。さすがに僕のことを解っている。
「病院ねぇ・・・面倒だよ」
「そっちが本音なんじゃないの?」
妹は、そう言って少し笑った。
僕は、誤魔化すようにテレビを点ける。
――丁度夕方のニュースの時間帯だった。
あまりテレビのニュースを見ない僕は、何だかますます気まずくなってしまった。
しかし――妹はそれが何やら気になったようで、急に黙り込んだ。
一体、何事だろうか。

――謎の奇病が流行。
発病者は食欲がなくなり、何も食べる気がしなくなる。
無理に食べても気分が悪くなったり、酷い場合は吐き出してしまうが、
何も食べなくても空腹を感じることはないという。
年齢、男女の区別なく、幅広い層で発症を確認。
詳細については現在調査中。
「お兄ちゃん――」
やっぱり病気なんじゃない。目だけで、そう訴える。
「・・・分かったよ、明日病院に行ってくる」
「うん。分かればよろしい」
何だか負けた気分になって、ちょっと悔しかった。

ところが。
翌朝学校を休んで病院に行っても、特に詳しい情報は得られなかった。
ただ、流行中とテレビで報じていたことはどうやら本当らしい。
医者は、またか、という困り果てた顔で僕を見ていた。
待合室の一見元気そうな人々も、きっと同じ病気なのだろう。
薬を処方されることもアドバイスも何もなく、診察料を払って病院を出る。
何だか少し理不尽な気がして腹が立った。
とはいえ、腹が減らないということ以外特に異変がないのなら、それほど困る
病気でもないじゃないか。
元来楽天的な僕は、少しだけそう思っていた。
しかし――そんな能天気な思考は、帰宅した瞬間に砕け散る。
「お兄ちゃん!今、テレビで――」
妹の必死の形相にただならぬものを感じた僕は、慌ててニュース速報を確認した。

――謎の奇病、続報。
発病して2、3日程度は空腹を感じないだけで特に害はない。
しかし、しばらくすると症状は第2段階へ移る。今度は猛烈な空腹感に襲われるのだ。
しかも、初期症状同様、食物は受け付けない。
つまり――腹は減るのに、、、、、、モノを食えない、、、、、、、
現在、多くの発病者がこの第2段階に遷移しており、最も進行の早い発病者の中には
空腹感とそれを満たせない苛立ちから発狂する者も出ているという。

「大丈夫?お兄ちゃん、お腹空いてない?」
泣きそうな顔で、妹が言う。
空腹は・・・まだ感じていない。
――しかし、いずれは。
生物である以上、何かしらの手段でエネルギーを摂取することは必要なハズだ。
だったら、この結末は分かりきったことだとも言える。
「大丈夫さ」
持ち前の楽観思考で、そう答えた。つもりだった。どう聞こえたかは知らない。
ただ、僕の手はわずかに震えていた。
やっぱり、少しだけ、いや、かなり――怖かったんだと思う。

そして翌日、急激な空腹に見舞われた。

唐突に、そして当たり前のように。
ああ、食べたい。
唾液が溢れる。咽喉が引き攣る。胃が軋む。
・・・食べたい。
でも、何を?
米も肉も魚も野菜も、僕の体は受け付けないというのに。
ひたすらに、水を腹に流し込んだ。それでもやはり、飢えは満たされなかった。
妹は、ただただ泣きじゃくっている。
テレビでは、次々と発狂した人々の情報が垂れ流されていた。
悲惨な状況を、憐れみを込めて。そんなことしても何の癒しにもならないのに。
ああ、飢えている。
もどかしい。苛立たしい。狂おしい。
・・・飢えている。
でも、何に?
ふと、僕のアタマにナニかがよぎる。僕は慌てて、それを振り払った。
テレビなんか見たくない。泣いている妹も見たくない。
「散歩してくる」
一言そう告げて、僕は家を出た。多分、聞こえていない。
だけど、そんなことに構っている余裕なんてなかった。
――楽天的な僕なんて、もうどこにもいなかった。
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「刀語 第三話 セントウ・ツルギ」読了。

2008-07-06 11:03:40 | 読書感想文。
今回の刀語のサブタイトル、環境によっては読めないと思います。
というかgooブログのタイトル欄がまず対応してないし。
「千刀・鎩」と書いて「セントウ・ツルギ」です。
まぁ多分この文字はツルギとは読まないでしょうけど。当て字じゃないかと。

さて。
そんなわけで第三話、千本で一本という「究極の消耗品」がテーマの刀です。
それを使う持ち主も、千刀流というこの刀のためにあるかのような流派の使い手。
ちゃんと作中でもフォローしてあるんですが、ただの物語上のご都合主義
というだけではないようです。
・・・ま、そこもひっくるめてご都合主義だと思うんだけどな。

そこは、置いておくことにして。

そろそろ、物語も動き始めそうです。
何の為に闘うのか――ちゃんと、そういったキャラの思想にまで物語が食い込んで
きています。
最初の山場は近いんじゃないでしょうか。
次回の相手はあの錆白兵だし。
何より、おそらく西尾維新が飽き始める頃だと見た。

そんな刀語、次回第四話はついにというよりも「早くも」薄刀ハクトウハリ
――まともに読める漢字だと嬉しいですね。
楽しみにしています。
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PS3の実力。

2008-07-06 10:46:30 | いつもの日記。
ちまちまとPS3で遊んでます。
ゲームしてる、という意味と、そのものズバリ
「PS3で遊んでる」
という意味で。

いや、さすがPS3だなーと思うことが多々あるわけですよ。
コントローラひとつとっても、ワイヤレスだしモーションセンサも
付いてるし、しかも結構充電持つし。ちょっと感動。

更に、ネットワークをフル活用して有料・無料ゲームをダウンロード
することもできます。
中でも特筆すべきは、無料のコンテンツ。
体験版や、プロモーションムービーをダウンロードできるんですよ。
これ、今後のスタンダードになるべきです。
従来はディスクを配布するしかなかったわけですが、その手間をカット
できるわけですね。
ユーザー視点で考えると「お店に体験版ディスクがない」などの
心配がなくなるという利点になります。
もし、全てのゲームソフトが事前に体験版を配布することになれば
クソゲーを掴まされる可能性が激減してステキだと思うのですが。
ま、全て対応ってのはさすがに無理でしょうけどね。

あと、ネットワークといえば、オンライン対戦とか軽めのヤツは全部
無料みたいです。
(ネットワークそのものの課金はもちろん別。コンテンツ利用料の話ね)
無料ゲーム「まいにちいっしょ」のミニゲームをオンライン対戦――
ということなら、それこそPS3とネット環境があればタダなわけだ。

未来、キてるなぁ。
・・・おじさんだな、感想が。

というわけで、PS3楽しいです。
まぁこの辺は次世代機だったら当たり前なんでしょうけどねー。
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「TISTA」最終回。

2008-07-05 12:02:58 | 読書感想文。
ついに終わってしまいました、「TISTA」。
いや、まぁまとまってはいましたけどね。
毎月楽しみだったので、ちょっと残念です。

それにしても、最後までキッツイ話でした。
一応最後の最後はちょっと希望のある感じになってましたが、
それにしたって酷いだろ。
懲役120年て。1/3経過時の状況次第で仮釈放っつっても40年かよ。
相応のことはしてるから仕方ないとは思うけどね。

で。ですよ。
コミック最終巻と同時に短編集がでるそうじゃないですか!
待ってたんだよ!それこそ、7~8年くらい!
これは絶対買わなきゃなー。
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今週の「さくらんぼシンドローム」。

2008-07-05 11:55:04 | 読書感想文。
・・・・・・このタマルートのフラグが立ちました。
みたいな。
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決着。

2008-07-03 08:37:35 | いつもの日記。
長い間悩んで来た次世代ゲーム機購入計画ですが、ついに決着しました。

PS3購入!!

やっぱり、XBOXはアクションメインですからね。僕には辛いとこです。
あと、アイマスに手を出してしまいそうで怖い。釘宮病患者としては。
で、トドメに、昨日たまたまPS3を安売りしてるとこがありまして・・・。
1万円引きはさすがにデカかったです。

そんなわけで、今日にでもHDMIケーブルとデビルメイクライ4を買ってこようかと。
PERSONA4もじき出るから、あんまり本格的にはやれないですけどね。
あくまでP4優先。
コメント (2)
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今週の「サムライうさぎ」。

2008-07-02 08:31:30 | 読書感想文。
やっぱりバトらないサムライうさぎは面白い。

ってことで、打ち切り間近に見えるのにジャンプ王道路線を完璧にハズした
今回の展開は、尊敬すら覚えます。
すげえよ。あんた漢だよ。
このまま先の剣術大会とかなかったことにして締め括ってくれないかな。

・・・さすがにそれは無理ですか。すみません。
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