社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

9月14日(火)

2010年09月14日 23時32分40秒 | 2010年

  6時起床。今日から、オフィスグリコの商品にジュースとアイスが追加された。これまではお菓子だけだったのだが、うちはお金の回収率が良いらしく、向こうから是非冷蔵庫も置かせて欲しいと言われたらしい。冷蔵庫の中身を覗いてみると、私がアルバイトをしていた頃とあまり変わらない商品が並んでいて、懐かしい気持ちになった。うちは甘い物好きの方が多いから、特にこの時期アイスはバカ売れするような気がする。


残業中、右下に見えているメロンシャーベットを食べた。美味なり。

  午前中は、上司と先輩と隣の部のパートさんと一緒に応接室にひきこもり、ひたすらセミナーチラシの封入作業に取り組む。とにかく量が膨大なので大変だったが、単純作業なのでお喋りしながら行うことができ、結構楽しかった。昼食は、もはや行きつけとなったパスタ屋で。

  午後一で、県主催の障害者雇用対策大会へ、冒頭の30分だけ参加する。そこでは、県内の障害者雇用に積極的な企業の表彰が行われたのだが、それは何とも皮肉な光景だった。一方で「障害者だろうと、健常者と同じように働く力があります」と言っておきながら、他方で「障害者を雇っていて偉いですねー」なんて、ちゃんちゃらおかしい。障害者を積極的に雇用していることを表彰するということは、大げさに言えば、暗に「障害者は企業にとってお荷物である」ということを認めているのではないだろうか。もちろん、このような表彰を行うことで、直接的間接的に障害者の就労の幅を広げる効果が期待出来るというのはわかるし、現実的にはそれが何より重要なことなのかもしれない。しかし、私が一番心配なのは、障害の当事者たちが、自分の就労先がこのように表彰されていることを知ってどう思うのかということである。これはあくまで私の想像だが、あまり良い気はしないのではないだろうか。県は、「この表彰がどのような意味を持つのか」とか、「障害者を雇うことがなぜ偉いことだといえるのか」ということについて、きちんと考えたのだろうか。たくさんの拍手を浴びる受賞者たちの姿を見ながら、私はとても複雑な気持ちになった。

  15時前に帰社し、再び封入作業に取り組む。しかし、私が外出している間に先輩やパートさんがかなりのペースで飛ばしてくださったおかげで、16時過ぎには全ての作業が完了した。経理の関係で即日発送できたのは2000部だけだったが、とりあえずこれで一段落である。

  その後、明後日に控えた大きな会議の資料を準備したり、事務作業をしたりしてから、「昨日遅かったんだから、今日は早く帰りなよ」という先輩のお言葉に甘えて、20時前に退社。おかげで、21時半前には帰宅することができた。


9月13日(月)

2010年09月13日 23時42分43秒 | 2010年

  6時起床。午前中は、幸浦にある卸団地のBCP策定委員会。今日はオリエンテーションだったが、団地内の12社をピックアップし、次回からはついに具体的なBCPの作成に着手する。私は研修で3週間ほど抜けていたが、ここまで辿り着くのに私の先輩や専門家さん、事務局の方々は本当に苦労されたと思う。その苦労を活かすためにも、ここから更に気合いを入れて事業に取り組まなければ。これが完成すれば、間違いなく県内(どころか国内)の先進事例となり、周りに大きな影響を与えることになるだろう。しかし、まだ課題は多い。パソコンデータのバックアップに関しては、委託先業者との意志疎通が全くうまく行っていないし、そもそも先方にこちらの意図を理解しようという姿勢が見られない。色々なしがらみのせいで委託先を変更するというのも難しいようなので、これはなかなか厄介な問題だ。しかし、とにかくもう匙は投げられた。私はまだまだ右も左もわかっていないが、とにかく出来ることをきちんとやろうと思う。


昼食にはお寿司が振舞われた。

  15時過ぎにオフィスへ戻り、各種の事務作業に取り組む。合間にチーム会議なども入ったが、基本的にはずっとパソコンの前に座っていた。それでも溜まりに溜まっている事務作業は一向に終わらず、21時半まで残業。しかし、パソコンに詳しい先輩から非常に効率的なやり方を教えて頂いたので、今後は処理スピードが飛躍的に上がるだろう。ご自身も忙しいのに、時間を掛けて教えて下さった先輩に感謝である。それにしても、研修から戻った途端、一気に忙しくなったものだ。

  23時過ぎに帰宅。すぐに入浴と夕食を済ませる。今日は疲れたなー。


9月12日(日)

2010年09月13日 23時36分17秒 | 2010年

  10時起床。鹿児島の同期から、お菓子が届いた。薩摩蒸気屋の「かすたどん」と「かるかん饅頭」である。どちらも、私の大好きなお菓子だ。研修中にいろいろなところを案内したお礼とのこと。律儀な人だ。さっそく、お礼の手紙を書いて投函する。このお菓子は家族にも好評だったので、今度鹿児島に行った時には大量に買い込もうと思う。その時には、彼に鹿児島を案内してもらえるだろうし。


「かすたどん」(左)と「かるかん饅頭」(右)

  日中はひたすらDVDを観て過ごすし、夜から友人たちと銭湯へ。1ヶ月振りにコアメンバー3名が集まったので、翌日仕事だというのに随分長くお喋りしてしまった。


9月11日(土)

2010年09月12日 12時59分07秒 | 2010年

  6時起床。朝刊で、郵便不正事件で起訴されていた村木厚子元厚生労働省局長に無罪判決が出たことを知る。報道を見る限り、そもそも検察側が彼女を起訴したこと自体がおかしかったのではないかと思う。しかし、かく言う自分も、起訴当時は「せっかくのキャリアを台無しにして、何やってるんだよ」と有罪を確信していたので、あまり人のことは言えない。厚労省も、無罪が確定次第彼女の復帰を認めるとのことなので、検察側は控訴などしないでほしい。「これ以上私の時間を奪わないで欲しい」という彼女の言葉を、重く受け止めなければならないのだ。

  12時過ぎに家を出て、大宮公園にあるNACK5スタジアムへ清水エスパルスvs.大宮アルディージャの試合(J1第22節)を観に行く。予定より少し早く着いてしまったので、まずは公園内を散策。高校時代に通った弓道場や、デートで歩いた小道、動物園などを見て回る。しかし、中でも一番懐かしかったのは、大宮公園駅から公園に向かう途中にあるラブホテルである。高校1年生の頃、当時まだ童貞だった私は、弓道の大会などでそのホテルの前を通る度に、「早くセックスしてみたいなー」と若さ故の焦りと期待で悶々としていた。今となっては、青春時代の甘酸っぱい思い出である。今日久しぶりにその前を通ってみて、当時の気持ちを思い出し、とても懐かしかった。あの頃は、今述べたような溢れ出る性欲と同時に、愛とセックスをセットとしてとらえるピュアな気持ちも持っていた。まあ、今も理想としてはそうありたいと思っている部分もあるのだが。ちなみに、結局これまでそのホテルに入ったことはない。機会があれば、いつか一度入ってみたいものだ。


ちなみに、こんな感じのホテルです。


今日は、シニアの大会が開かれていたようだ。


お昼寝中


この距離でフラミンゴが見られるなんてなかなかない。

  キックオフは15時。今日のさいたま市の最高気温は34℃だったそうで、実際座っているだけでも汗が滝のように流れてきた。結果は、0-3で敗戦。スコアを見ても一目瞭然だろうが、内容は私がこれまで観た試合の中で最低だった。終始相手に押し込まれ、決定機も皆無。代表帰りの2人は精力的に走り回っていたと思うが、全体の運動量が圧倒的に少なく、素人目でも「こりゃ負けるわ」と思った。少し細かいことをいえば、やはりヨンセン選手がいない状態で4-3-3のシステムを維持するのは難しいように感じた。この攻撃的なシステムは、彼が前線で絶対的なポストプレイヤーとして君臨し、かつ積極的なチェイジングを行っているからこそ安定するものなのではないだろうか。代役の長沢選手も頑張ってはいたが、やはり比べ物にならない。また、小野選手がハーフタイムで退いてしまったのも痛かった(怪我でなければいいのだが)。総じて、彼らをはじめとしたキープレイヤーたちの存在の大きさを再認識すると同時に、それが欠けた時のもろさ、選手層の薄さを痛感させられた試合だった。しかし、今日の試合に関しては、選手たちを批判する気にはなれない。今日のように応援しているだけで頭がクラクラするような気候の中で、前の試合から中2日しか経っていない選手たちに軽快な動きを求めるのは、さすがに酷というものだ。気候条件は同じだとしても、普通に考えて中2日のチームと中5日のチームが戦ってどちらが勝つかは明白だろう。ただ、こういう厳しい状況下で勝ち続けられるチームが優勝を手にするというのも事実である。とりあえず、次の試合までは1週間あるので、しっかりと体を休めて、ここからの挽回に期待したい。ちなみに、今日の敗戦によって、私の今年の無敗神話が崩れてしまった。今年は、これまで観に行った試合で負けていなかったのに。悔しいなー。


クソ暑いんですけど…。


試合前の練習


審判も、きちんとウォーミングアップをします。


大宮のマスコット「アルディ」


アウェイにも関わらず、エスパルス側は満席。


NACK5はサッカー専用スタジアムなのでピッチが近く、選手たちの声も聞こえる。

  また、今日は隣の席に家族連れが座っていたのだが、彼らは小野選手のファンなだけでエスパルスのことはよく知らないらしく、「今日は小野は出ますかね?」に始まり、「なんで今日はヨンセンはベンチなんですか?」「左SB(児玉新)はなんで全然オーバーラップしないんですか?」「中盤のキーマンって誰ですか?」などと質問攻めにあった。仕舞いには、後半から小野選手に代わって入った山本真希選手について、「山本?どんな選手なんですか?」という始末。「清水の宝」と呼ばれている選手も知らないで、よく「エスパルスファンなんですよー」なんて言えたものだ(私は、未だに自分をサポーターと呼ぶのには抵抗がある)。サッカーというのは、誰かと観ても面白いが、1人で観るのもなかなか面白い。試合中の2時間、誰にも気を遣わずに試合に没頭できるというのは、なかなか良いものなのだ。だから、元々気心の知れている友人たちと一緒に観に行くのは大好きだが、1人で行った時に知らない人から話しかけられるのは大嫌いだ。今日は、試合内容だけでなく、観戦環境もよろしくなかったのである。

  帰りに大宮のビックカメラへ寄り、デジカメのケースを購入する。随分前からケースのフックの部分が壊れていて、かなり不便だったのだ。今回は、エスパルスの試合直後だったこともあって、オレンジ色のケースを購入した。最近は、何でもかんでも迷ったらオレンジ色の物を選んでいる気がする。


デジカメケースをデジカメで撮影するというのは、なんか面白い。

  帰宅後は、ここ数日間の日記を更新しながら、テレビで日本ハムvs.ソフトバンクの試合を観る。ダルビッシュ投手のボールがキレまくっていて、日本ハムファンとしては最高に気持ちの良い試合だった。彼は器用だから、持ち前の多彩な変化球を駆使して相手をかわすピッチングをすることも得意だが、やはりストレートで押すピッチングのほうが様になる。 


9月10日(金)

2010年09月11日 23時19分47秒 | 2010年

  6時起床。午前中は、隣の部の上司と同期にくっついて、横浜の高島屋で行われている第27回伝統的工芸品展を見に行く。「伝統的工芸品」とは、①主として日常生活の中で使われているものであること、②主要部分がてづくりであること、③伝統的な技術又は技法が守られていること、④伝統的に使用されてきた天然の原材料が用いられていること、⑤産地が形成されていること、を要件に経済産業大臣が指定し、国を挙げてその伝統技術を守ろうとするものである。有名なところでいえば、栃木の益子焼や石川の加賀友禅、京都の京人形、佐賀の伊万里・有田焼などが挙げられる。今回の展覧会では、関東圏の指定品目が集まっていた。神奈川県からは、鎌倉彫小田原漆器箱根寄木細工の3品目が出展。その全てが協同組合を通じて出展しており、私たちの組織の支援先であることから、今回ご挨拶に伺い、それぞれの内容について詳しく伺うことが出来た。特に箱根寄木細工は圧巻で、内容の詳細はwikipediaの該当ページに任せるが、目の前で実演して頂いたこともあって、素晴らしい技術に心から感動した。こういう貴重な技術を伝え続けていくことも、私たちの組織の大きな役割のひとつであろう。


小田原漆器。特徴は、木目を最大限に生かしていること。


箱根寄木細工

  その後、同期は先にオフィスへ戻り、私と隣の部の上司の2人で昼食をとる。この上司は周囲から厳しいと言われている方で、私も「お前もう帰っていいよ」なんて言われることもあるだが、それでも私は全く嫌な気がしない。それは、第一に彼が自分自身にも厳しく、仕事に対する姿勢も素晴らしいこと、第二に、厳しい言葉の裏に「こいつを育ててやろう」という部下への愛情が見て取れるからである。要するに、文句なく尊敬できる上司なのだ。今回2人でゆっくり話をし、彼の仕事に対する想いなども聞くことが出来たのは、本当に良かったと思う。

  午後からは、オフィスに戻って溜まりに溜まっている事務作業に取り組む。その後、昨日印刷したチラシの封入作業にも着手。就業時間後にはチームの上司や先輩だけでなく、隣の部の先輩方も手伝ってくださり、結局6人で20時過ぎまで取り組む。おかげで、予定よりかなり早いペースで作業が進んだ。先輩方に感謝である。

  20時半過ぎにオフィスを出て、オフィスに残っていたメンバーで夕食。先輩方行きつけの中華料理屋(名前は忘れた)で、昨日に引き続き色々な話をする。学生時代や市役所時代は飲み会があまり好きではなかった(というか嫌いだった)が、ここに入っていつの間にか飲み会好きになっている自分がいる。まあ、相変わらず全く飲めないのだが。

  22時半過ぎにお開きとなり、0時過ぎに帰宅。研修明けの1週間が、あっという間に終わってしまった。3週間振りの社会復帰はつらいものかと思ったが、案外自然と移行できるものである。