社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

4月19日(月)

2010年04月20日 23時05分02秒 | 2010年

  6時起床。京浜東北線では、今日から女性専用車両が導入された。しかし、懸念していた他車両への影響はあまり感じられず、一安心である。午前中はひたすら読書。昼食は野毛のお寿司屋さんでとり、午後からは先輩の事務作業のお手伝い。

  18時過ぎに退社し、部の勧送迎会へ。入社当日に歓迎会を開いて頂いて以来の飲み会である。今回は、周りに慣れてきた分、前回以上に楽しい時間を過ごすことが出来た。長い長いと聞いていた上司の挨拶も興味深く聞かせて頂いたし、何より皆さんの仕事中とは違う顔が見られたのが良かった。普段はめちゃくちゃ真面目で優しい先輩も、酔うと弾けてかわいらしくなるということが判明し、今まで以上に好きになった。その後、二次会でカラオケへ行き、とにかく騒ぐ。テンションが上がりすぎて、振り回した手から流血するほどだった。

  22時半過ぎにお開きになったのだが、もはや帰るのが面倒だったので、同じく埼玉に住んでいる先輩と東横インに泊まることにする。0時から1時の間にチェックインすると、通常6000円のシングルに4500円で泊まれるとのことで、先輩は今月だけでもう4度お世話になっているらしい。0時までは、もう1人の近所に住む先輩も付き合ってくださり、関内駅から程近いバーで三次会。社内の人間関係や仕事における(裏)心構えなど、職場では聞けない話をたくさん聞くことが出来た。

  0時半過ぎに東横インに到着。先輩と別れ、部屋に入ってシャワーを浴びてから、1時半前に就寝。一次会からひたすらコーラを飲んでいたので(おそらく10杯は軽く越えている)、舌がヒリヒリする。


4月17日(土)【その①】

2010年04月18日 10時25分01秒 | 2010年

  今日の日記は、文字制限をオーバーしたため、2つに分けた。こちらは、その①(前半)である。後半については、その②を参照されたい。なお、掲載順序については、①が上に表示されるようにした。この①の下(本来であれば昨日の日記の書かれている場所)に②がある。

 

  5時半起床。まさかの雪である。熱いお風呂に入ってから身支度を整え、6時に家を出る。今日は、秩父三十四観音巡礼へ行くのだ。さっそく、東京外環自動車道に乗ろうと思ったら、何と雪のために通行止めになっている。さらには、関越自動車道の練馬-川越間も同じく通行止め。仕方がないので、川越までは一般道を走る。考えることは皆同じようで(というよりも、他に選択肢がない)、川越へ向かう道はひどい渋滞だった。結局、川越ICから関越に乗ったのは8時前。予定では、最初の札所に着いている頃である。その後、花園ICで高速を降り、皆野寄居有料道路を経由して秩父第2番の真福寺へ(ちなみに、第1番の四万部寺へは去年の7月3日に参拝している)。ここへは細い山道を通っていくのだが、それに雪まで加わったので、運転には最新の注意を払った。

  真福寺は、山の中にひっそりと建つ小さなお寺で、常駐の管理人もいない。そのため、ここの分の御朱印は別のお寺で頂くことになっている。しかし、小さいとはいえ、観音堂の手入れも行き届いているし、逆に人気のなさが良い雰囲気を醸し出している。そして、何よりこのお寺には雪が似合う。急な階段があるので足元が滑って大変だったが、雪の中の真福寺を見ることが出来たのはラッキーだったのかもしれない。

  参拝を終え、御朱印を頂くために、山を下りたところにある光明寺へ向かう。その時、事件は起きた。山道のカーブのところでタイヤが雪に取られ、ブレーキが利かなくなったのだ。ABSが作動するまでブレーキを強く踏み込んでも、サイドブレーキを思いっきり引いても、車は一向に止まる気配がない。万策尽きて、「あ、こりゃもうダメだ」と思った瞬間、車の右フロント部分からガードレールに突っ込んだ。しかし、不幸中の幸いにも、ガードレールのおかげで車は止まり、右フロント部分にガードレールの白い塗料が貼り付いてしまったぐらいで、傷も小さなものだった。徐行していたおかげだろう。その後は、更にスピードを落とし、最徐行で山を下りる。雪の山道をなめてはいけないということを、身を以って学んだ。


ここを通れと?

  やっとの思いで光明寺に到着。納経所のチャイムを鳴らすと、私より年下の男の子(おそらく高校生ぐらい)が出てきた。しかし、彼の書く字は非常に上手で、思わず身を乗り出して見入ってしまった。

  続いては、第3番の常泉寺へ。ここの観音堂は桜に覆われていて、花びらの舞う中で般若心経を唱える。こんな経験もなかなかない。納経場のおじさんは一見怖そうだが、喋ると案外良い人で、字も達筆だった。

  次は、第4番の金昌寺へ。秩父巡礼では、一応きっちりと順打ち(1番から順番に回ること)をしようと思っている。車という反則技を使う分、順番ぐらいはきちんとしたいのだ。ここのお寺は、秩父にしては(といっては失礼だが)なかなか立派なお寺で、仁王門も観音堂も印象的だった。しかし、何より心に残ったのは、納経所のおばあちゃんである。とても小さくて、全身から優しいオーラが溢れ出ているおばあちゃん。会話からも、優しさが伝わってくる。納経の文字も一字一字とても丁寧に書いてくださって、本当にありがたかった。このお寺には次回以降の巡礼でも立ち寄って、おばあちゃんに会いに来よう。

  続いては、第5番の語歌堂へ。ここは逆にとてもシンプルなお寺である(本堂が別の場所にあるからだろうが)。ちなみに、ここも納経所は別の場所(長興寺)にあるので、参拝の際には注意が必要である。もちろん、現地に案内図はあります。


語歌堂と長興寺の間にある桜の木
写真ではわかりづらいが、枝に雪が積もっている。


遠くから見た語歌堂

  ここで巡礼は一旦中断して、昼食を取る。場所は、前回の秩父訪問時(去年の7月3日)にも行った「風布にじます釣り堀センター」。前回は自分たちで釣ったにじますを食べたが、今回は全てお任せして、ただ食べるだけにした。注文したのは、にじますの刺身、炭火焼、みそポテト。もちろんどれもおいしかったが、特に刺身は最高で、結局3人前も食べてしまった。川魚の刺身は臭いというイメージが強いが、ここでは一切そんなことはない。店長さんの話によれば、綺麗な水で育てることと、コケを食べさせないことが大切らしい。


注文毎に、ここからにじますをすくい上げる。


秩父名物みそポテト。
サクサクしていておいしい。

  昼食後のデザートは、「阿左美冷蔵」のかき氷。どうしても一度来てみたかったお店である。この際、寒さは関係ない。色々な種類があって迷ったが、最終的には定番ともいえる「苺ミルク」を注文。出てきたかき氷は、見た目も見事なもので、まるで芸術作品のようだ。そして、肝心の味はというと、氷はサラサラで、シロップはとても濃厚。これはもはや「かき氷」の域を超えている。今まで食べてきた「かき氷」は一体何だったと思わせられるほど、他とは一線を画している。このレベルになると、暑いとか寒いとかは本当に関係ない。今までかき氷を甘く見ていたことを土下座して謝りたい。


間違いなく、今まで食べたデザートの中でナンバーワンだ。

 

ここから先は、その②へ続く。(その②は下方に続いている)


4月17日(土)【その②】

2010年04月18日 10時24分05秒 | 2010年

  この日記は、4月17日の日記のその②(後半)である。前半については、その①を参照されたい。その①は、この日記の上方に掲載されている。

 

  グルメタイムを終え、巡礼を再開する。第6番の卜雲寺は、一見すると普通の大きな家のようなお寺である。納経場の方はとても気さくで、「ちょっと早いけど、羊山公園の芝桜を見に行ってみたら」とアドバイスを下さった。

  7番の法長寺では、団体さんと一緒になる。見たところ先達さんもいらっしゃるようで、集団で唱える般若心経が印象的だった。正直、お寺で団体さんと一緒になるのは好きではない。理由は、単純にうるさいから。しかし、団体巡礼というのも巡礼方法のひとつとして確立されているので、いつまでも忌み嫌っていても仕方ない。

  第8番の西善寺は、これまた秩父にしては立派なお寺である。境内には樹齢600年といわれる紅葉の木があり、その存在感たるや本堂が霞むほどで、根元の苔も風情がある。このお寺には、もう一度秋に来たい。

  第9番の明智寺の駐車場を探して辺りを走っていると、突然目の前の家から犬が飛び出してきて、車の前に立ちはだかる。車から降りていくと、最初こそ警戒して吠えられていたのだが、ゆっくり近づいて撫でてあげるとすぐに慣れてくれた。後から家の方が出てきたので、ついでに駐車場の場所を尋ねると、「あそこは境内に止めて大丈夫ですよ」とのこと。どうりでいくら探しても見つからなかったわけだ。お礼を言ってから、すぐに境内へ。ここのお寺は、敷地こそ狭いものの、観音堂の造りが独特なのが印象的だった。また、すぐ近くには三菱マテリアルのセメント工場があり、お寺の前を頻繁にタンクローリーが行き来していた。


宇部のじゃなくてごめんなさい。

  続いては、一旦巡礼を中断して、先ほど教えて頂いた羊山公園の芝桜を見に行く。園内は、若いカップルから中高年の団体まで、幅広い年代の観光客で賑わっていた。しかし、そもそも芝桜がまだ5分咲きぐらいであることに加えて雪が積もってしまったので、景色はあまり良くない。おそらく、ピークは月末から来月頭ぐらいだろう。だが、芝桜以外にも見所が多く、立ち寄って正解だった。


雪も白いし、花も白い。


普通の桜は満開だ。


羊山公園だけに。


体が痒いの。


出店で買った苺シャーベット。
苺を丸ごと潰して作ったようで、そのものを食べているようだ。

  続いては、第10番の大慈寺へ。ここは、最近仁王門や本堂の塗り替えを行ったのか、建物に使われている木材の色が特徴的だった。

  続いて、第11番の常楽寺へ。ここの納経場には立て看板があって、巡礼の作法や納経の意味についての注意が書かれていた。巡礼のレジャー化が進む昨今では、その宗教的意義が軽視されつつある。それは、私たち巡礼者側だけでなく、それを迎えるお寺側にも責任があるといえる。儲かるからと何でも受け入れるのではなく、ここのお寺のように、巡礼の本来のあり方を指導するという姿勢が必要なのではないだろうか(ちなみに、私は巡礼のレジャー化そのものを否定するつもりはありません)。

   
中でも一番重要なのは、御朱印は本尊を書き入れることだということ。

  次は、第12番の野坂寺。ここは、敷地こそ狭いものの、見所の多いお寺である。そのためか、一般の参拝者も多く、巡礼に限らず観光地として認識されているようだった。私が行った時には、ちょうど小さい子ども向けの法話が行われており、本堂の入り口には小さい靴が所狭しと並んでいた。小さい頃からお寺が身近な存在としてあるというのは羨ましい。


山門の裏側

   
名前を忘れてしまったが、左側の仏像の柔和な笑顔が印象的だった。
あずかり観音(右側)は、怒りや痛み、悩みを預かってくれるらしい。

  第13番の慈眼寺は街中にあり、西武秩父駅からも歩いて5分ほどで行ける。境内には経堂(輪堂)もあって、その中にも数多くの仏像が祭られており、本堂はまた一味違う雰囲気が味わえる。


輪堂
紐を持って右回りに1回(場所によっては3回?)まわすと、
お経を読んだのと同じ功徳が得られる。

  14番と15番へは、13番に車を停めて徒歩で向かう。まずは、第14番の今宮坊へ。ここは本当に質素なお寺である。個人的には、こういう雰囲気は好きだ。ちなみに、ここも納経所は境内にはなく、斜め向かいの建物なので注意。


この案内板は、秩父巡礼のお寺に共通して置かれている。

  第15番少林寺。本日最後のお寺である。このお寺は線路のすぐ近くにあるので、般若心経を唱えているうちに踏み切りの音が聞こえてきたりする。それもなかなか風情があって良い。他にも、本堂が白いのが印象的だった。なぜ白にしたのだろうか。

  今日の巡礼を終え、西武秩父駅近くにある豚みそ丼の専門店「野さか」で夕食。名物の「豚みそ丼(大盛)」を注文したのだが、思っていた以上に量が多くてお腹がいっぱいになった。よっぽどガッツリ食べたい時以外は、並盛で十分だろう。肝心の味のほうはというと、豚肉を炭火で焼いているため、とても香ばしい。ただ、「豚みそ丼」と謳っている割には味噌の味が薄かったように思う。しかし、おいしいことはおいしい。


お肉がお椀からはみ出している。

  夕食を終え、帰りに日帰り温泉「星音の湯」へ寄る。時間がまだ早かった(18時過ぎ)ために星は見えなかったが、温泉の泉質が良く、肌がツルツルになった。何となくだが、普通の温泉よりも成分が濃いように思う。お風呂にゆっくり浸かった後、併設の食事処でハロハロパフェ(アイスクリームとかき氷のパフェ)とわらび餅を食べてから帰路に着く。帰りの高速は順調に流れていたが、途中で眠くなったために三芳PAで仮眠を取ったので、帰宅は22時半になってしまった。

  


4月16日(金)

2010年04月17日 22時28分48秒 | 2010年

  6時起床。昨日に引き続き、とても寒い。しかし、今日は弟が就職活動で面接があるというので、私のコートを貸すことにした。弟はファッションにうるさいくせに、スーツに合うコートは持っていないのだ。こういう時、お兄ちゃんはつらい。

  午前中は、ひたすら読書。昼食は、この日記でも度々出てきている「センターグリル」で「浜ランチ」を食べる。ちょっと高いが、やはりおいしい。午後からは、データ作成に取り掛かる。作業自体はそんなに複雑なものではないのだが、自分の部署で過去に行われた事業をある程度把握していないと出来ないものだったので、結構苦労した。まだまだ勉強が足りないということだ。

  定時で退社。途中で川口駅前の行政センターに寄り、健康保険の切り替え申請をする。帰宅後、夕食と入浴を済ませてから、旅行の計画を立てる。JALのマイルが貯まったので、どこに行こうかと色々考えた結果、四国遍路を始めることにした。ついに、巡礼界のボスに殴りこみである。理想をいえば、全て歩きで回ってみたいところだが(もちろん区切り打ちで)、現実的にはどうなのだろう。日程は1ヶ月近く先なので、それまでにリサーチを重ねて考えようと思う。