社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

2月14日(土)

2015年02月22日 00時35分43秒 | 2015年

  8時起床。身支度を整え、9時過ぎに家を出て実家へ戻る。

  今日は、大阪に住む弟夫婦と甥っ子が実家に来ている。あいにく弟夫婦は出掛けているとのことだったが、母が甥っ子とお留守番だというので、顔を見に行くことにした。昨年9月に生まれたので、今は生後5ヶ月。初対面が随分と遅くなってしまった。私が着いた時にはちょうど眠ったところだったらしく、しばらく隣に寝転がって寝顔を眺める。やはり血がつながっているというのは大きいのだろう、とてつもなく可愛い。しばらくすると目を覚まして、私を見つけるとにっこりと笑ってくれた。そして、笑いながら小さな手で私の指をつかんでくれた。その瞬間、理由はうまく説明できないが、目頭が熱くなった。まあ、その後の1時間は、お腹が空いただの、抱っこして欲しいだの、仕舞いには(母曰く)ただ眠いという理由で泣かれ、てんてこ舞いだったのだが…。

  昼過ぎに実家を出る。そういえば、こんな真昼間に西川口駅にいるのはどれほど振りだろうか。

  小山経由で笠間を目指す。乗ろうと思っていた電車に乗り遅れたため、大宮から小山まで新幹線に乗った。乗車時間はたった15分。もったいないが、水戸線は1時間に1本しか走っていないので、1本乗り過ごすとダメージが大きいため、致し方ない。それに、例え15分間でも、新幹線に乗るのはワクワクして楽しい。

  新幹線効果で、何とか予定通りの水戸線に乗ることが出来た。小山から笠間まではちょうど1時間。

  15時前に笠間に到着。田舎独特の開放的な駅前から、彼女の家に向かって歩く。

  彼女の部屋は、甘い匂いに包まれていた。今日がバレンタインデーということで、彼女がビスコッティ(イタリアの固焼きビスケット)を焼いてくれたのだ。チョコレートや木の実が入っていて、甘くて香ばしい。そのままでも美味しいが、ホットミルクに浸して食べると更に良い。さすがである。

  近所のスーパーへ買い出しに行ってから、夕食。今夜は、彼女が友人の結婚式の引き出物(カタログギフト)でもらった「土佐あかうし」のすき焼き。スーパーで買ってきた馬肉ブロックも合わせて、牛馬鍋である。

  ドキドキしながら肉を鍋に入れ、その1枚の大きさに驚き、火が通っていくのを固唾を飲んで眺める。そして、1枚の肉を半分に切って2人で食べる。びっくりするくらい美味しい。柔らかいのにきちんと歯ごたえもあり、脂も明らかに良質。これぞ肉、という肉である。

  私は、美味しいものを食べて感動できる人間である。そして、1人で食べようが、誰かと食べようが、美味しいものは美味しいし、感動もする。しかし、今日彼女と一緒にすき焼きを食べて感じたのは、同じ美味しいものでも、大切な人と一緒に食べると、そこから生まれる感動は1人で食べたときよりも大きい、ということである。言葉にすればよく聞くものだし、今更何を言っているんだと思われるかもしれないが、自分でも驚くくらい、今日はそのことを実感した。なんか、バレンタインデーっぽい。


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