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人生そのものがフィールドワーク。

12月1日(金)

2017年12月24日 20時25分50秒 | 2017年

  7時起床。今日は先日の休日出勤の振替休日を取った。11月末の大きな仕事が無事に終わったので、少し自分にご褒美をあげる。

  8時過ぎに家を出て、小田原を目指す。普段職場へ通う時と同じ電車に乗り、横浜駅で東海道線に乗り換える。上り線ホームには、この時間でも多くの通勤客が列を作っている。人が働いている時に遊べるというのは、何ともお得感がある。

  小田原駅で降り、駅前にある薬屋「ういろう」へ。ういろう発祥のお店が、小田原にあるのだ。駅前の店舗では、調剤薬局とういろう売り場の奥に喫茶コーナーがあり、ういろうを使った和菓子とお抹茶を頂くことが出来る。今日の和菓子は、ういろうで白あんを包んだものだった。もちもちの食感と上品な甘さだ。

  続いては、小田原城へお散歩へ。天気も良く、様々に色づいた木々が綺麗に輝いている。お堀の中の広場では、保育園の子どもたちが元気に走り回っていた。お散歩コースに小田原城があるなんて羨ましい。お城の隣にある報徳神社まで足を延ばすと、銀杏の葉が道に降り注いでいた。その1枚1枚がキラキラと陽の光を反射して、驚くほど美しかった。

  そのまま、早川港(小田原漁港)まで歩く。海沿いに出ると少し風が出てきて、一気に潮の香りがしてくる。漁港周辺には魚料理の飲食店が軒を並べていて、ついつい吸い込まれそうになる。しかし、今日はお店が決まっている。

  既に朝の仕事を終えた漁港は、静かなものだった。海沿いでわずかに釣りをしている人が見られるものの、風と波の音だけが聞こえてくる。

  昼食は、「わらべ菜魚洞」へ。仕事でお客さんに何度か連れてきて頂いたお店で、この時期は「おしつけ」(アブラボウズ)が食べられる。「おしつけ」とは、御殿女中さんの使う女房言葉で「毒見をすること」を指す。この魚はとても脂がのっていて昔の保存技術では食中毒を引き起こすことが多く、必ず毒見をしなければいけないほどだったことからこう呼ばれている。

 

  注文は、お刺身の3種盛(おしつけ、北条サバ、カゴカキダイ)と、おしつけの煮付け、セットであら汁の定食にしてもらう。新鮮な生のサバが食べられるのも嬉しいし、カゴカキダイも甘みが感じられて絶品。また、おしつけのお刺身は初めて食べたのだが、少しつけるだけで醤油に広がるほど脂がのっていて、そうかといって脂っこい感じもなく、とろみがあってとても美味しかった。しかし、特筆すべきはやはり煮付けだろう。この煮付けを一度食べてしまうと、後から何度も「あー、おしつけ食べたいなー」と思い出すことになる。

  早川駅へ歩き、東海道線で湯河原へ向かう。小田原から西は電車の本数が少なくなるので、駅での待ち時間がかなりあった。

  送迎バスに乗り、「ニューウェルシティ湯河原」へ伺う。ここで、日帰り入浴。ゆっくりと温泉に浸かり、ソフトクリームを食べ、休憩室でゆっくりテレビを見ながらウトウト。温泉に入ると、身体がほぐれて全身の力が抜けていく。

  湯河原駅へ戻り、海沿いへ向かってお散歩。夕方になると、さすがに海風は冷たい。ただ、快晴の下の明るい海よりも、少し薄暗く憂いを帯びたような表情の海のほうが、海っぽくて好きだ。

  帰る前に、「ちぼり」の本社工場兼ファクトリーストアに寄り、お土産を購入。このファクトリーストアは最近出来たばかりらしい。とても綺麗で、喫茶コーナーも併設されている。

  湯河原駅へ戻る。少し迷って、帰りは特急に乗ることに決めた。

   湯河原駅16時34分発の特急踊り子114号に乗り、帰途につく。車内はガラガラで、私が乗った車両には誰も乗っていなかった。古い型の車両とはいえ、乗り心地は結構いいのにな。それに、湯河原から川崎まで1時間掛からないというのも、特急としてのスピードとしては文句ないと思うのだが。

  蒲田で会社から帰ってきた妻と待ち合わせ、蕎麦屋「上むら」で夕食。妻は野菜天ざる、私は鍋焼きうどんを注文。鍋焼きうどんが美味しい季節になってきた。

  19時過ぎに帰宅。


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