社会を見て、聞いて、感じる。

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11月29日(日) 世紀の一戦。

2020年11月30日 19時05分21秒 | 2020年

 8時起床。

 朝食のタイミングで私も一緒に食卓に座り、お味噌汁だけ食べる。昨日の鍋の残りに味噌を入れたもので、豚汁のような濃厚さがあって美味しい。

 9時過ぎに家を出て、蒲田へ髪を切りに行く。

 いつもの理容室で、店長さんとお喋りしながら髪を切ってもらう。珍しく今日は他のお客さんと会うことがなく、貸し切り状態だった。もしかしてコロナが再拡大している影響か?とも思ったのだが、予約の電話は結構たくさん入っていたので、おそらくたまたまだろう。

 11時前に終了。この後は「マーボ屋」で牡蠣を食べる予定なのだが、開店時間までまだ余裕があるので、少し遠回りをして以前住んでいたあたりを散歩しながら向かうことにする。

 いつも通っていた道沿いにあった古い工場(東京変圧器株式会社)が解体工事に入っていた。調べてみると、今年の3月末で他社に事業譲渡をして廃業したそうだ。

 以前住んでいたマンションが見えてきた。

 マンションの目の前で自転車同士が衝突し、一方がそのまま立ち去る(ひき逃げ?)という事件があったらしい。このあたりでは、朝方に踏切が開いたタイミングで一斉に梅屋敷方面へ急ぐ自転車が走っていくという光景がよく見られた。私も何度かぶつけられそうになったことがある。それが蒲田である。

 マンションの隣にあった酒屋さんはなくなり、印刷・ポスティング会社になっていた。

 先述の暴走自転車のスタート地点である踏切を渡る。日中は危険はない。

 空地に違和感をおぼえて立ち止まる。以前は何かが建っていたはずだが、どんな建物だったかは全く思い出せない。

 このお店には結局一度も入ることがなかった。ユーモアがある張り紙が印象的で、いつも気になっていたのだが。

 開店と同時に「マーボ屋」に入る。大人数の昼宴会が入っていたこともあって、店内はすぐに満席になった。危ない危ない。

 注文はメニューを見るまでもなく決まっている。カキのトウチ炒めだ。

 今日は少し贅沢をして、アップルタイザーも注文。

 トウチ炒めは今年も絶品だった。牡蠣や野菜はもちろん、普段は絶対に食べられないシメジまで美味しく食べられるのだから恐れ入る。今シーズン中にもう1回は食べたいと思うのだが、来られるだろうか。

 新横浜へ戻り、スーパーで買い物をしてから、13時過ぎに帰宅。

 娘を抱っこしながら一緒にテレビを観ていたら、いつの間にか娘が眠っていた。珍しいことである。午前中に遠くの公園まで遊びに行ったそうなので、疲れたのだろう。

 スーパーで買ってきたモンブラン風プリンをデザートに食べる。本当はチョコレートケーキを食べようと思っていたのだが、希望が妻と被ってしまった。でも、こちらも美味しい。

 起きてきた娘と一緒に、テレビでジャパンカップを観る。昨日も言ったが、このレースは競馬史に残るレースである。無敗の3冠馬コントレイル、同じく無敗の3冠牝馬デアリングタクトを、一昨年の牝馬3冠牝馬で史上最多の芝G1・8勝を誇るアーモンドアイが迎え撃つ。漫画やゲームでもこんなドリームレースは見たことがない。しかも、アーモンドアイはこれが引退レース。もう2度とない対決なのである。

 私の本命はアーモンドアイ。穴党の私はこれまで一度も彼女を本命にしたことがなく、その結果悔しい思いをすることが多かったが、今日は逆らわない。素直に一番強いと思う彼女を本命にする。ただし、日高の小さな牧場の生産馬であるデアリングタクトも応援したいので、彼女を軸にした馬券も購入した。

 レース結果については、細かく述べる必要はないだろう。とにかくアーモンドアイの走りが圧巻だった。後輩3冠馬たちの挑戦を真正面から受け止め、それを見事に跳ね返してみせた。また、2着はコントレイル、3着はデアリングタクトと、今年の3冠馬2頭もしっかりと意地を見せた。こういう対決の場合、いざ走ってみると別の馬が間に割って入ってくるというのが常なのだが、今回は見事に3冠馬のワンツースリー。1番人気、2番人気、3番人気の順番通りに決した。超1流馬たちの見事な真っ向勝負で、最後の直線では身震いすら感じるほどだった。大袈裟でもなんでもなく、この時代に生きていることに感謝するくらい素晴らしいレースだったと思う。

アーモンドアイ号、お疲れさまでした。第2の馬生に幸あれ。

 馬券のほうはというと、ジャパンカップもそれ以外のレースもそれぞれ収支はトントンぐらい。合計で4,400円分の馬券を購入し、払戻は4,350円(マイナス50円)だった。

 入浴を終えてから夕食。妻が鶏肉と野菜の炒め物、きんぴらごぼうなどを作ってくれた。炒め物には妻がこっそり細かく刻んだ椎茸を入れていた。私は椎茸が大嫌いなのでどんなに細かくなっていても匂いですぐにわかるが、目ではわからないくらいまで細かく刻んでくれた妻の努力を思うと、おいそれと文句も言えなかった。

 娘を寝かしつける時に私たちも一緒に寝落ちしてしまい、私だけ23時過ぎに目が覚める。洗濯と食洗器の設定をしてから、パソコンを開いて少しだけYouTubeを観る。その後、0時過ぎになって妻も起きて来た。これから少し仕事をするようである。

 1時前に就寝。