社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

12月9日(日)

2012年12月10日 23時07分51秒 | 2012年

  5時起床。あまりの眠さに仕事をサボってやろうかと一瞬本気で思ったが、悪魔の囁きを何とか潜り抜けて布団から出る。

  身支度を整え、5時半過ぎに実家を出る。当然ながら、あたりは真っ暗。先ほど(深夜3時過ぎ)帰ってきた時と、まったく景色が同じである。

  京浜東北線で赤羽、埼京線で新宿、中央線で八王子、横浜線で相模原という経路で移動。当然ながら、車内ではひたすら目を閉じていた。

  相模原で電車を降りた瞬間、あまりの寒さに引き返したくなる。しかし、再び悪魔の囁きをやり過ごし、仕事現場に到着。

  今日は、相模原の西門商店街で、神奈川県内で朝市を実施している事業者が約140店集まり、大規模な朝市(「朝市サミット」と呼ばれている)が開催される。今日の仕事は、そのお手伝いである。まずは、車で続々とやってくる事業者の搬入誘導。これがなかなか大変で、ひたすら歩き回り、時には走らなければならなかった。

  一段落したところで、会場全体を1周見て回る。私たちは開会直後から別会場で行われるシンポジウム会場へ移動しなければならないため、撮った写真は全て開会前のものであり、そのためあまり人が写っていないが、実際には大勢の人が詰めかけ、道は人で溢れ返っていた。今回は、印象に残った店舗の写真を載せる。

お客さんの投票で、人気ナンバーワン店舗が決まる。


有名な三崎港の朝市からも出店。

  昼食は、出店者のうちの1店舗で購入した小田原の鯵の押し寿司に、別のお店(震災復興支援のお店)で購入した福島の梨ジュースをトッピング。また、デザートには上の写真にも載っている韓国料理店のホットク。私がおすすめした1品を上司がご馳走してくださったのだが、みなさん「これは美味しい」と仰っていた。


韓国版のおやきともいえる「ホットク」。中には餡子が入っている。

  会場の設営をして、午後からは「商店街の活性化」をテーマとしたシンポジウム。配布資料が足りなくなるほどの大盛況だった。しかし、正直なところ、私はこの頃に睡眠不足による眠気のピークが来ており、眠りはしなかったものの内容はほとんど覚えていない。本当にごめんなさい。

  シンポジウム終了後、すぐに会場を後にする。相模原駅から横浜線で菊名へ出て、東横線で中目黒、目黒線で目黒と移動。今日は、大学時代のアルバイト先の友人の結婚式で、二次会に呼ばれているのだ。あいにく開始時間には間に合わず、1時間強という短い滞在時間になってしまったが、直接おめでとうを言うことが出来たし、懐かしい友人たちにも会うことが出来た。正直、仕事と重なった時は欠席しようかとも思ったのだが、やっぱり行って良かった。本当におめでとう。カナダへの新婚旅行、楽しんできてください。

  本郷台へ戻り、駅の近くの中華料理屋「五十番」に入る。チャーシュー麺を食べながら、先ほどの結婚式(二次会)を振り返る。フェミニズムにどっぷり浸かった結果、私の中では「結婚=幸せ」という図式はあまり成立しないのだが、結婚式での2人の幸せそうな笑顔を見るとやっぱり羨ましいし、いつかは自分もそういう立場になりたいと思う。

  これまでの人生の中で、私には本気で結婚を考えた女性が2人いる。結果的にはどちらとも縁がなかったが、どちらかと結婚していたら、今頃一体どんな生活を送っていたのだろうか。年齢的には、もう子どもがいてもおかしくはない。しかし、相手がいた時には結婚への意識もお金もなくて、それを持った今は肝心の相手がいないという難しさ。そして、この状況はしばらく続くだろう。基本的には「それを嘆いても仕方がないので、だからこそ今出来ることをやって、自由なシングルライフを満喫しよう」というスタンスではあるが、それではいつまでたってもこの状況が続きそうな気がするので、少しずつ真剣に”出会い”なるものを求めて行動してみようかと思う。

  と、そんなことを真剣に考えていたら、いつの間にか店内にお客は私1人となり、閉店時間が近づいていた。

  花巻東高校の160キロ右腕、大谷翔平投手の日本ハム入団が正式に発表された。当初はメジャー挑戦を表明し、ドラフトで指名された時には顔を曇らせていた彼も、今日は晴れやかな笑顔を見せてくれた。これまで、本当に悩んだのだろう。また、一度大々的に表明した意思を覆すのには、かなりの勇気が要っただろう。今回のことで、良くも悪くも周囲はうるさくなるし、逆風も強くなるかもしれない。しかし、監督を始めチームメイトやスタッフ、そして私たちファンは、どんな時でもあなたの味方です。この球団の育成スキルは本当に高いので、どんどんレベルアップしてチームを引っ張り、そしてゆくゆくはメジャーリーガーという夢を実現させてください。来年、一軍のマウンド(もしくは打席)であなたの姿を見るのを、私たちファンは今から首を長くして待っています。