社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

12月11日(火)

2012年12月13日 22時32分15秒 | 2012年

  7時起床。計画的に15分ほど二度寝をしてからシャワーを浴びて身支度を整える。夜寝る前も捨てがたいが、朝一旦起きてからのこの15分が一番幸せな時間かもしれない。

  午前中は事務処理。翌日に控えたイベントに向けて、終始バタバタしていた。

  11時前に臨時職員さんと一緒にオフィスを出て、とどろきアリーナで開催されている「かわしんビジネスフェア」へ。川崎信用金庫が主催する川崎市内を中心に約140社が集まる商談フェアで、私たちの組織も支援機関コーナーにブースを出店している。12時前に到着して、午前中を担当していた上司と先輩と交代して席につく。

とどろきアリーナ正面入口。


会場裏のグラウンドからは、向こうに等々力競技場や武蔵小杉駅周辺のビルが見える。

  交代で昼ご飯に出掛ける。当初は近くにある公共施設の食堂で食べようと思ったのだが、みなさん考えることは同じようで、めちゃくちゃ混雑していた。そのため、大通りまで5分ほど歩き、道沿いにあるラーメン屋「田所商店」に入る。味噌にこだわった味噌ラーメンの専門店らしく、大別して北海道、山梨、九州の3種類の味噌ラーメンがメニューに並んでいた。その中から、迷った結果、北海道の味噌を使用したラーメン(チャーシュー麺)を注文し、北海道らしくバターをトッピング。出てきた味噌ラーメンは、他のものと食べ比べていないのでそれが北海道らしさなのかはわからないが、濃厚で香ばしく、美味しかった。素材にこだわるラーメン屋は数多く存在するが、味噌にここまでこだわり、かつそれを全面的に表現しているお店も珍しい。そうか、こういう差別化もあるのか。

  会場へ戻り、ブースで待機して来客の対応をしたり、相談を希望してくださった企業さんと面談したり、会場内の他の企業や組織のブースを見て回る時間もあった。こういう商談イベントに出展するのは自社の技術力をPRしたい製造業が多く、それらのブースを見て回るのが特に楽しい。「身近なあれの裏にはこんな技術が使われてるんだ!」とか、「あの製品の中の構造ってこうなってるんだ!」や、時には「世の中にこんな機械があるんかい!」などという新たな発見が多く、大人の社会科見学といった感じで楽しい。

  17時に閉会し、私はオフィスへ戻る。明日に控えた大きなイベントの準備が残っているのだ。上司や先輩も手伝ってくださり、おかげで20時半前には終えることが出来た。あとは明日、このイベントが終われば、今年のピークが終わる。

  21時半前に帰宅。この時間になると本郷台駅周辺には食事をする場所が(ファーストフード以外)なくなるので、引っ越して来て以来初めてガストのデリバリーを利用して、「ミックスグリル弁当」と「フライドポテト」、デザートに「チョコレートケーキ」を注文する。正直、最初は「ガストのデリバリーってあんまり魅力ないよな」と思っていたのだが、配達員さんも非常に丁寧な対応だし、何より意外と(と言っては失礼か)料理が熱々で美味しかった。しかも、実はチョコレートケーキのクオリティも高い。ガストのデリバリーもありじゃん。

  さて、明日はほぼ終日イベントの運営に費やすこととなる。繰り返しになるが、これが終われば今年のピークは終わりだ。

 


12月10日(月)

2012年12月11日 00時03分30秒 | 2012年

  7時起床。昨日の疲れが抜けきらず、いつもより起きるのがつらかった。

  直行で相模原へ。完全にたまたまなのだが、2日連続の相模原である。駅で上司と待ち合わせ、支援先の公的施策申請の支援を行う。この支援先の担当は上司なのだが、今度私が同様の申請支援を初めて行うことになっているため、事前に経験出来るようにと同行させてくださった(そう明言されたわけではないが、そういう意図があるのは間違いない)。これは、本当にありがたいことである。

  横浜に戻り、ヨドバシカメラの地下レストラン街にあるオムライス屋「ポムの樹」で昼食。お好み焼き風のオムライスを注文したら、本当にお好み焼きを食べているようだった。いや、中身がお米なので、そばめしに近かったかもしれない。

見た目だけではオムライスだと判別できない。

  午後からは、明後日の大きな事業に向けた準備作業。19時過ぎまで残業し、大体の目処をつける。

  本郷台駅前の蕎麦屋「深山」で夕食。先週の木曜日に先々代の事務方のトップに連れてきて頂いた際、おつまみとして出てきた料理が美味しかったので、もう一度入ってみることにした。注文は、「もつ鍋うどん」。ピリ辛のスープの中で甘辛いもつの甘みが強調され、美味しい。これは、当たりのお店を見つけてしまった。

  一部報道によると、日本ハムへの入団が決まった花巻東高校の大谷翔平投手の一連のドラフト騒動について、楽天の星野監督が異議を唱えているらしい。要するに、「メジャー挑戦と言っておいて、それを翻すなんておかしい。だったらうちだって指名してたのに」ということだそうだ。このような類の発言が、マスコミや一般人のものならわかるが、球界の人間から出たことには少し驚かされた。まず、メジャー挑戦を表明しているからといって、指名してはいけないというルールは一切ない。また、「それにより指名を回避させられ、結果的に日本ハムに持っていかれた」という指摘については、去年の菅野投手のようなドラフト当日の電撃指名ならともなく、日本ハムは前々から大谷投手指名を公言していた。欲しかったなら、日本ハムと同じように指名すれば良かったのだ。入団拒否されるリスクを恐れて指名回避しておいて、日本ハムが交渉で成功したからといってそれを批判するのは、お門違いを通りこして痛々しい。また、意思を覆した大谷投手や、意思を無視して指名した球団への批判についても、18歳の高校生が将来の選択で迷うのは当然だし、たとえ希望されていなくても欲しい選手を指名し、交渉を通して入団へと気持ちを持っていくのが球団の”腕”であり、ドラフト制度の本来の姿であろう。今回のことに関する本人や球団、ドラフト制度などへの批判は、全くもってナンセンスなものばかりである。特に、18歳の少年やその学校に批判・非難を向けているバカな大人たちには、恥を知れと言いたいものである。


12月9日(日)

2012年12月10日 23時07分51秒 | 2012年

  5時起床。あまりの眠さに仕事をサボってやろうかと一瞬本気で思ったが、悪魔の囁きを何とか潜り抜けて布団から出る。

  身支度を整え、5時半過ぎに実家を出る。当然ながら、あたりは真っ暗。先ほど(深夜3時過ぎ)帰ってきた時と、まったく景色が同じである。

  京浜東北線で赤羽、埼京線で新宿、中央線で八王子、横浜線で相模原という経路で移動。当然ながら、車内ではひたすら目を閉じていた。

  相模原で電車を降りた瞬間、あまりの寒さに引き返したくなる。しかし、再び悪魔の囁きをやり過ごし、仕事現場に到着。

  今日は、相模原の西門商店街で、神奈川県内で朝市を実施している事業者が約140店集まり、大規模な朝市(「朝市サミット」と呼ばれている)が開催される。今日の仕事は、そのお手伝いである。まずは、車で続々とやってくる事業者の搬入誘導。これがなかなか大変で、ひたすら歩き回り、時には走らなければならなかった。

  一段落したところで、会場全体を1周見て回る。私たちは開会直後から別会場で行われるシンポジウム会場へ移動しなければならないため、撮った写真は全て開会前のものであり、そのためあまり人が写っていないが、実際には大勢の人が詰めかけ、道は人で溢れ返っていた。今回は、印象に残った店舗の写真を載せる。

お客さんの投票で、人気ナンバーワン店舗が決まる。


有名な三崎港の朝市からも出店。

  昼食は、出店者のうちの1店舗で購入した小田原の鯵の押し寿司に、別のお店(震災復興支援のお店)で購入した福島の梨ジュースをトッピング。また、デザートには上の写真にも載っている韓国料理店のホットク。私がおすすめした1品を上司がご馳走してくださったのだが、みなさん「これは美味しい」と仰っていた。


韓国版のおやきともいえる「ホットク」。中には餡子が入っている。

  会場の設営をして、午後からは「商店街の活性化」をテーマとしたシンポジウム。配布資料が足りなくなるほどの大盛況だった。しかし、正直なところ、私はこの頃に睡眠不足による眠気のピークが来ており、眠りはしなかったものの内容はほとんど覚えていない。本当にごめんなさい。

  シンポジウム終了後、すぐに会場を後にする。相模原駅から横浜線で菊名へ出て、東横線で中目黒、目黒線で目黒と移動。今日は、大学時代のアルバイト先の友人の結婚式で、二次会に呼ばれているのだ。あいにく開始時間には間に合わず、1時間強という短い滞在時間になってしまったが、直接おめでとうを言うことが出来たし、懐かしい友人たちにも会うことが出来た。正直、仕事と重なった時は欠席しようかとも思ったのだが、やっぱり行って良かった。本当におめでとう。カナダへの新婚旅行、楽しんできてください。

  本郷台へ戻り、駅の近くの中華料理屋「五十番」に入る。チャーシュー麺を食べながら、先ほどの結婚式(二次会)を振り返る。フェミニズムにどっぷり浸かった結果、私の中では「結婚=幸せ」という図式はあまり成立しないのだが、結婚式での2人の幸せそうな笑顔を見るとやっぱり羨ましいし、いつかは自分もそういう立場になりたいと思う。

  これまでの人生の中で、私には本気で結婚を考えた女性が2人いる。結果的にはどちらとも縁がなかったが、どちらかと結婚していたら、今頃一体どんな生活を送っていたのだろうか。年齢的には、もう子どもがいてもおかしくはない。しかし、相手がいた時には結婚への意識もお金もなくて、それを持った今は肝心の相手がいないという難しさ。そして、この状況はしばらく続くだろう。基本的には「それを嘆いても仕方がないので、だからこそ今出来ることをやって、自由なシングルライフを満喫しよう」というスタンスではあるが、それではいつまでたってもこの状況が続きそうな気がするので、少しずつ真剣に”出会い”なるものを求めて行動してみようかと思う。

  と、そんなことを真剣に考えていたら、いつの間にか店内にお客は私1人となり、閉店時間が近づいていた。

  花巻東高校の160キロ右腕、大谷翔平投手の日本ハム入団が正式に発表された。当初はメジャー挑戦を表明し、ドラフトで指名された時には顔を曇らせていた彼も、今日は晴れやかな笑顔を見せてくれた。これまで、本当に悩んだのだろう。また、一度大々的に表明した意思を覆すのには、かなりの勇気が要っただろう。今回のことで、良くも悪くも周囲はうるさくなるし、逆風も強くなるかもしれない。しかし、監督を始めチームメイトやスタッフ、そして私たちファンは、どんな時でもあなたの味方です。この球団の育成スキルは本当に高いので、どんどんレベルアップしてチームを引っ張り、そしてゆくゆくはメジャーリーガーという夢を実現させてください。来年、一軍のマウンド(もしくは打席)であなたの姿を見るのを、私たちファンは今から首を長くして待っています。


12月8日(土)

2012年12月09日 23時35分21秒 | 2012年

  8時半起床。午前中は、居間でゴロゴロして過ごす。

  昼前に歯医者へ。昔の詰め物の入れ替えを進めていく中で、1本非常に弱ってしまった歯が見つかり、人工の土台を入れることになる。「痛かったら手を挙げてね」といつもの文句から治療が始まったものの、一向に痛みを感じることなく、そのまま治療が終了。普段からここの歯医者さんでは痛みを感じることが少ないが、全くないというのは不思議だった。それは先生も感じていたようで、何度も途中で「大丈夫?痛くない?」と聞いてきた。しかし、治療の終盤で気付いたのだが、この葉は以前の治療で神経を抜いてしまっているのだ。しかし、いくらそうとは言っても、全く痛くないのにうがいをすると血だらけの水が口から出てきた時はぞっとした。神経の役割って、やっぱり重要なんだな。

  1時間ほど隙間時間があったので、車で「川口グリーンセンター」へ。行政が運営する大きな公園施設で、市内の小学校の遠足や課外授業なんかで訪れる場所である。前回来たのは、もう10年以上も前のことだ。しかし、良いのか悪いのか園内の様子は当時とほとんど変わっておらず、家族連れがピクニックを楽しんでいたり、ミニ鉄道に乗っていたり、当時と同じほのぼのとした光景が広がっていた。特に、子どもの頃大好きで、何度か親に乗せてもらったミニ鉄道が健在だったのが印象的で、嬉しかった。また、大きな温室植物園も残っており、中を歩くと小さい頃のワクワク感が思い出された。当時は、あたかもアマゾンのジャングルを探検するかのような気持ちでこの温室の中を走り回っていた。この場所は、これからもずっと残していってもらいたい。


丸い頭の建物は滑り台。小学校の頃は大好きで何度も滑った。


ミニ鉄道は、広い園内を1周走る。結構本格的な鉄道である。


これらの遊具は、以前にはなかったもの。一応、10年前から変化したものもあるらしい。


蘭の展示が行われていた。


あまりにストレートなネーミングセンスがたまらない。


温室という名のジャングルに突入。


一面サボテンに囲まれた温室もある。

  転勤先の青森から帰ってきている友人Tと待ち合わせ、川口駅前のインターネットカフェに入り、年末のヨーロッパ旅行の最終打ち合わせ。とは言いつつも時間の半分以上は全然関係ない話をしていたような気もする。まあ、決めるべきことは決めたから、別に構わない。

  もう1人の友人Sも合流し、まずは南浦和の丸広に入っているお好み焼き屋「ぼてじゅう」で夕食。Tから「あそこのお好み焼きが食べたい」と言われるまで、彼がここのお店を気に入っているとは知らなかった。自分の好きなお店を褒めてもらうと、何だか自分自身が褒められているかのように感じる。

  「せっかくなので何か新鮮な遊びをしよう!」ということで、芝にあるダーツバー「ギブソン」へ。当初予想していたお洒落なバーではなく、建物が倉庫やバラックのような感じのディープな雰囲気のお店で、一瞬入るのに躊躇した。しかし、私たちのような一見さんにもマスターは優しく、一見イカツイ他のお客さんも大人な対応で、非常に居心地が良い。そのため、ビリヤードに始まり、人生2度目のダーツと、これまでにないくらい盛り上がり、結局滞在時間は6時間を超えた。特に、ダーツが面白かった。最初は友人に投げ方やルールをいちから教わるような状態だったが、最終的には何となく狙った得点の場所近辺に投げられるようになった。お金もほとんど掛からないし、これは良い遊びを見つけた。

  友人たちを自宅へ送り届け、帰宅したのは3時過ぎ。明日は7時半から相模原で仕事なので、5時には起きなければならない。もう若くないというのに、ちょっとお遊びが過ぎた。


12月7日(金)

2012年12月09日 22時57分01秒 | 2012年

  6時半起床。今日は山梨(甲府)へ出張のため5時半に起きるはずが、思いっきり寝坊した。しかし、5時半は普通列車で甲府まで行く場合の起床時間なので、この時間でも特急に乗れば余裕で間に合う。いわば、計画的(かつ諦めによる)寝坊である。

  7時半前に家を出て、京浜東北線と横浜線を乗り継いで八王子へ出る。運が悪く、最後まで一度も座ることが出来なかった。

  甲府駅09:08発の特急あずさ7号に乗り、甲府へ。当初は特急に乗る予定ではなかったので指定席特急券を買っておらず、自由席に乗ったらほぼ満席で、危うく座れないところだった。平日の下りがこんなに混むとは。しかし、次の大月駅でかなりの人数が下車し、結局甲府に着く頃には車内はガラガラに近い状態だった。また、途中で中央自動車道と並走するところがあったのだが、全く車が走っていなかった。笹子トンネルの事故の影響で、不通になっているらしい。世の中には確かに”想定外”が存在するが、今回の事故はそうとは言えない。亡くなった方のご冥福をお祈りすると同時に、このような人災が二度と起きないことを願うばかりである。


中央自動車道。車の姿は全く見えない。

  甲府駅で専門家さん方と待ち合わせ、まずはファミレスで事前の打ち合わせ。1時間ほどの時間で、今日の支援の目的や流れ、役割等を確認する。

  昼食は、現地の専門家さんの支援先でもあるカレー屋「マサラアート」で昼食。ここのランチはバイキング形式で、サラダやスープ、カレー(3種類)、ナンが食べ放題。しかも、ナンとカレーが美味しい。最初は「甲府まで来てインドカレーって…」と思ったが、地元の方がおすすめするだけのことはある。

  山梨県の畜産試験場で、新規事業の打ち合わせ。考えるべきこと、決めるべきことが山ほどあって大変だったが、時間的には予定通りの2時間で終了。せっかく普段はなかなか来ることが出来ない場所に来たのだから周囲を散策しようと思ったが、ほとんどの場所が衛生面の理由で立ち入り禁止になっており、消化不良だった。


かろうじて、遠くに鶏さんの姿を発見した。

  甲府駅で専門家さん方と別れ、駅の近くの居酒屋「小作」に入って早めの夕食。山梨名産のワインの絞りかすを餌に混ぜて育てられた「ワイン牛」のローストビーフと、甲府名物の「鳥もつ」を注文。ワイン牛は肉の赤みが強く、味も濃くて美味しい。鳥もつも、さすがのクオリティである。デザートに注文した「信玄餅アイス」も、相変わらず牛角アイスとの違いがよくわからなかったが、美味しかった。

  お店を出る頃にはすっかり日が落ち、駅前のクリスマスイルミネーションが綺麗に光っていた。

  甲府駅17:27発の特急かいじ120号に乗り、新宿へ。この間、その瞬間は全く気付かなかったのだが、東北地方と関東地方で大きな地震があったことをニュースで知る。今回は犠牲者が出なくて良かった。

  新宿駅には定刻通りの19時09分に着き、20時前に実家へ帰宅。ちょうど大阪から弟も帰ってきて、久しぶりに家族5人が揃ってゆっくりと話をした。