天佑堂鍼灸院日記

楽しい体のプロデュース
刺すハリ治療から刺さないハリ治療へ

文明のありかた

2011年03月25日 11時52分48秒 | 最近思う
震災以降考える。
やはり我々文明のありかたを考えなおすべき時にきているのではないか。
大量に資源を消費し大量のエネルギーを生み出しそれをまた大量に消費することにより経済的発展や利便性を追及するという我々のこの文明そのものがもはや限界であることをわれわれに今日おきている事態がつきつけているのではないだろうか。
原発推進派は原発なしでは必要な消費電力をまかなうことができないと言う。
反対派は予備の火力を使えば充分電力は足りているという。
はたしてどちらが真実かは今の私には判断しかねる。しかし火力で電力を補うにしろこの我々の社会、経済のありかた、生活のスタイルこうしたことを見直さずには根本の問題は変わらないのではないだろうか?
環境や資源をむやみに破壊、浪費することなく経済活動やわれわれの日々の生活をスムーズに機能させることは不可能なのであろうか?
それがもし不可能なら生活のレベルを下げることもまた必要なのではないか?
原発にたよらないもっと安全かつ効率的な発電方法は本当に実現できないのか?
原子力は人間の手には負えないものなのではないのか?
福島でこのような事態がおこっている今の時点でこうしたことを議論するのは時期尚早かもしれないが、この危機的状況が解決したら是非こうしたことを真剣に議論すべきだと思う。
現在、現場で危険をおかして働いている東電社員、自衛官、消防のかたがたにはただただ感謝するばかりである。本当に日本という国は現場で働く人々の努力によってささえられているということを実感する。現場の皆さんの努力が実り一日も早くこの危機を回避できますよう、また皆さんが無事仕事を終え各自の家庭に一日もはやく戻ることができますようただお祈り申し上げます。