天佑堂鍼灸院日記

楽しい体のプロデュース
刺すハリ治療から刺さないハリ治療へ

もっとシンプルに治療できないか

2010年12月29日 18時41分17秒 | 最近思う
鍼灸には様々な体系がありそれぞれに一長一短がある。(そう思っている)
そうした様々な治療体系を必要に応じて引っ張りだし適用することで、
治療を行っているのだが、どうも一貫性というか体系性というかそういうものが
不足していると感じる。
どんなタイプの患者さんがきてもこの方法でOKというものがあればよいのだが、
なかなかそういうものがない。
大極療法という誰がきても同じような治療をする手もあるにはのだが、やはり
それだけではうまくいかないケースがでるしそのようなやり方をすると楽なのだが
それに甘んじてしまい新しい方法を試したり、考えだしたりということをしなくなって
しまう。あと鍼の本数が多くなるという欠点もある。
あるひとつの治療法だけ学んで徹底してそれをやっている治療家ならこのような
悩みは不要に違いないが下手に様々な治療法を見たことがかえって悩みを引き起こしている。