天佑堂鍼灸院日記

楽しい体のプロデュース
刺すハリ治療から刺さないハリ治療へ

動くということ

2008年03月26日 09時51分18秒 | 最近思う
昨日は「からごだコロ」の北洞さんにきていただいて、患者さんにフェルデンクライスメソッドのレッスンをしてもらいました。フェルデンクライスメソッドが直接アプローチするのは骨格です。以前私は自分のサイトで骨格の調整についてあまり重視しないという見解をしめしたのですが、フェルデンクライスのレッスンや他のメソッドを知るうちにあまり適切な見解ではなかったなと思うようになっています。骨格を形体的に整えるのでなく、その動きということに着目するなら非常な豊かな世界が実現しうると考えています。
骨格にせよ筋肉にせよあるいは心の問題にせよ、動きがあるということが自然であり楽であり理にかなっていることであると考えます。
動きが止まっている部分が停滞であり、苦しさの源であり病的なものであると思います。様々な人との出会いにより、今自分の思い込みが解体されつつあり、それとともに苦しさと快適さの双方が自分の中に生まれているのをかんじます。これはおそらく進歩ひとつの表れだと思っています。揺さぶられること、変化させられることを嫌ってきた自分がここに来て大きく変化するのでないかという期待と恐れが入り混じった奇妙な感覚があります。

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