「原因と結果の法則」を読んで

以前読んだジェームズアレンの「原因と結果の法則」を読み返してみました。
カバーには「ナポレオンヒル、デールカカーネーギ、オグマンディーノ、といっなど現代成功哲学の祖たちがもとも影響をうけた伝説のバイブル、」とかいてあります。
しかしジェームズアレンはこういった人たちとは一線を画す存在であるようにおもえます。
彼はあきらかに輪廻転生を確信しているようであり魂の進化こそ人生の目的であると考えているようです。１９世紀から２０世紀の初頭の人なので現在の我々からみると刻苦勉励して高みにのぼらねばならないといったストイックで厳しい印象をすこし抱くのですが、そのせいもあり人格の高潔さ霊性の高さのようなものを感じさせます。
もし我々があまり生真面目にこれを実践しようとすると苦しくなるかもしれません。
しかし彼の著作はとてもシンプルではあるがそれゆえに美しさを感じます。
けっして通俗的な成功哲学とは一緒にすべきではないでしょう。（そういったものも私は好きですし悪いとはけっして思わないのですが）
折をみて何度も読み返したい一冊です。