たねまきびより ~いとえのバイオダイナミック農場日記~

小さな1つぶのたねから
ぐんぐん伸びていくその姿
ずっとながめていたくなる

脱都会!いとえ、英国の農場へ行く!

あけましておめでとうございます。

2013年01月01日 | Contents of 3kb

あけまして、おめでとうございます。

おひさしぶりです。いとえです。

 

3ヶ月以上、更新が止まっておりましたが、ご覧のとおり元気です。

3ヶ月の間に3キロ減らした体重も、クリスマス週間ですっかり戻りました。

理想体重まであと、、、、、kg。。。。。(遠い目、、、、、、ッフフフ

 

2013年は、色々と挑戦の1年になりそうです。

現在、わたしはイギリスの「バイオダイナミック農法」を実践する村に居ます。

ここでの生活も2年目。

そんなわたしのこの村での実体験を、全国区の雑誌誌面に載せていただくことになるかもしれないのです!!! 

わたしのつたない文章。 そして、3kbの脳みそ。

不安なこともたくさんありますが、がんばります!!

 

不思議な不思議なバイオダイナミック農法。

常識はずれで、摩訶不思議で、まだまだ「?????」がいっぱい。

でも、わたしは、そこになにかを感じでいます。

 

植物を見つめる時、植物個体だけを見つめていても見えてこないもの。

植物を取り囲む、すべてのものに目をむける。

土。

水。

空気、熱。

光。

動物。

大陽。

月。

それに留まらず、惑星や星座も。

全てが影響し合って、そこに生命が存在している。

 

日常生活では、気にも留めないこと。

 

バイオダイナミックで育ったニンジンを食べた時、脳裏に電光が走ったといっても過言じゃない感覚を覚えました。

やっぱり、なにかあるのです。

 

そして、9月以降の自分の身の振り方も考えなければなりません!!

通信教育での大学の勉強もしっかりしなくては!!!!

2013年は、がんばらないとね☆

 

ちょっとした占いで2013年のわたしの四字熟語が

「大願成就」でいた☆ がんばれば報われるのかな♪♪♪ 



クリスマス、そして、年の瀬。

ここの生活も、ちょっとバタバタしています。

 

取り急ぎ、新年のご挨拶。

 

雑誌のお話は、きちんとした形になったら、また改めてご報告させていただきます♪

 

みなさまの2013年がすてきなものになりますように☆


2013年も、いとえはガシガシ笑ってすごしていきたいと思っております!!!!!!

よろしくお願いいたします☆☆☆☆ 

 


Bottonに再来☆

2012年09月11日 | コミュニティーライフ

9月11日 火曜日

 

 9月1日に東京を離れ、昨日(10日)、無事にBotton Village(*)に戻ってきました。
(この間、どこで何をしていたのかは後半で,,,) 

 

 村に戻る途中の乗り換え駅で、電車に乗り込んだ時に突然、「Hello!!」と声をかけられビックリしながら振り返る。。。。

そこには、以前同じ家に住んでいた家族の末っ子長男が大きな荷物を背負って大きな笑顔で立っていました。

「僕は、ちょうど村を離れるとこなんだ。いとえがこの電車に乗るって知ってたから!

 たぶん、会えるのは、これで最後だ。」

3ヶ月間、顔を見ていないだけなのに、以前より大人びた顔つきに見える。。。。

 

乗り換えの短い時間なのに、探してくれるなんて、、、。

ちきしょう、、、、。泣けることしてくれるじゃないの。。。

 

 彼はこの村で生まれ育った19歳。

去年の春から「僕は、この村を離れて南アフリカに行くんだ」と口にはしつつ、なかなか動かなかった。

何ヶ月その言葉を聞き続けたことか。。。まるで私のダイエット宣言のようだった。

けれど、今年の2月、彼の両親が先にこの村を7月には離れるという決断をしたのです。

突き動かされるように、彼もこの村を離れる準備を進めていたようです。

両親が7月に離れ、新しい環境になったお家で、彼の中で何かしらの変化があったのでしょう。

顔つきって、変わるんだな~ぁ。。。

彼の今後の人生に幸あれ。

 

 いとえは、今年の5月まで住んでいたのと同じお家に戻ってきました。

ただし、環境が違います。

この村に20年以上住んでいたハウスペアレンツ(お家の責任者の立場になる両親)と息子は村を離れました。

以前、いっしょに住んでいたボランティアのドイツ女子も夏には1年の任期を終え、帰国しました。

コロンビアからの新しいボランティアの女性。

新しいハウスペアレンツとして、先週の水曜日にロンドンからこの村に来たばかりの若い英国人夫妻&ベイビー。

一緒に暮らすビレジャー(*)4人は以前と変わらないので、そこには「帰って来た!」感がありますが、新しい環境に放り込まれたような、そんな感覚です。

 

幸い、新しいハウスペアレンツも、新しいコロンビアの女性も、素敵な人たちで、これからみんなで素敵なお家を築いて行けそうです♪♪

まだ、到着したばかり。

主要なメンバーには挨拶をし、ビッグハグをかわし、ウェルカムな雰囲気のみんなにホッと一安心。

なんか、不思議。3ヶ月間、東京の雑踏の中に居たなんて嘘みたい。

東京のオフィスも、飲み仲間も、畑も、かまってくれたみんなも全部全部だい好きだし、恋しいけど、そんな時間があったことも嘘みたいに、なんか、ずっとここに居たみたいな空気。

不思議だなぁ。。。

 

*Botton Village:今、いとえの生活している村。ルドルフシュタイナーの考えに基づきながら、学習障害の方々と寝食、労働を共にするコミュニティー。

村民約300人(子供含)。内訳:障害者約110人。その他主にボランティア、少数オイリュトミーの生徒。

*ビレジャー(Villager):学習障害者の方々をこの村ではそう呼んでいます

 

さて、9月1日に東京を離れて今まで、何をしていたのかをご報告。

9月1日

名古屋に住む13年ぶりの友人と再会。

ず~~~っと会っていなかったし、連絡も全然とっていなかったのに、繋がったのは現代のSNSの王者facebookのなせるワザ。

初めてのなま金しゃちほこや、

本場、元祖ひつまぶしに舌鼓。

出会った当時は中学高校の間の春休みだったかな。

そんな昔の縁なのに、変わらない空気感が心地よかった♪

名古屋案内してくれて、ありがとう!

 

9月1日 夜

関西で、最近最も気になっていたポイント。モクモク手づくりファームを訪ねるべく、伊賀市入り。
以前、お仕事でちょっとお手伝いをさせていただいた園芸の先生、ご友人ご家族と一緒にモクモク手づくりファームの製品と伊賀牛、新鮮野菜でBBQ。

おばぁちゃまに「あんたは、お月さんみたいにきれいで“まんまる”やね~ぇ」と何度もお褒めの言葉をいただきましたv(^_^)v

ん~~~。。。。。“まんまる” っね、、、笑

 

9月2日

念願のモクモク手づくりファーム訪問

1987年に、伊賀の養豚農家を中心に設立されたハム工房がはじまりのファーム。

それから、現在にいたるまで、地ビール工房やレストランなど、新たな分野にも挑戦し、ビール、ハム・ソーセージ共に国際的なコンテストで数々の賞を受賞し、2005年には「グリーンツーリズム大賞」も受賞しています。

「農」から食品加工、観光事業に大成功しているうちの一つです。

せっかくだから、ここのレストランでここの味を!!っと、思ったものの、

昨日、十分にここの生産物を堪能し、いや、十分過ぎて「ちょっと、今日はお肉はいいよね。。。」という意見に一致し、お豆腐田楽ランチを堪能しました☆

 

9月2日夜~3日夜

単身赴任中の父を訪ねて大阪へ。

もちろんお好み焼きをいただき、

和食の食べ納めにと、素敵なマスターの居るお店にも行きました。

2日とも、はしごしたのですが、父は単身赴任生活を多いに楽しんでいるご様子。

なじみのお店ができ、近所の商店街をあるけば知人に出くわし、挨拶をかわす。

いいなぁ。。。。

 

9月4日

関空から台北へ。

 

9月4日 夜~7日

英国で出会った台湾の子に、台北近郊を案内してもらっていました。

初めての台湾。

屋台で食べたものが全部美味♪

 

丘を登ると青い海、青いそら、緑の山、色鮮やかな建物。

お店に並ぶ品々の鮮やかさ。

初めての台北。

初めてにして、すっかり魅了されてしまいました。

今度はビーチに行きたいなぁ。

 

9月7日 

台北からマンチェスター行きの航空券。

しかし、そこには2回の乗り換えが。

そして、激長のトランジットタイム。

1、バンコク11時間

2、アブダビ22時間

9月7日 夜

1人、バンコクに到着し、タイ語なんて「サワディカァ」と「コップンカァ」しか知らない。

それでも、せっかくだから!とホステルをとって空港の外に飛び出てみました。

ちょっとあるけば街中には屋台が並びます。

フルーツの切り売り、靴や鞄、ヌードルや、スープ。

屋台の種類も色々。

まるで、お祭りに来ているような気分でした。

格安のホステルを予約したもんで、探すのに一苦労。。。

怪しげな小道を通り抜け、道に迷って訪ねて回る。。。

ようやく見つけた頃には辺りは暗くなっており、もうあまり遠くまで歩くのはちょっと危険かな。といった雰囲気。

でも、、、、お腹減った!!!!!!!!!!!!!

ホステル近くのタイ料理屋さんでトムヤムスープと、タイティーをいただきました。

それでも、なんだかタイを満喫できていないような気がして、帰り道に屋台で串焼きとビールを購入。

1人寂しく、ホステルでタイ風(?)晩酌をしました。

 

9月8日 

バンコク→アブダビ

正午頃、アブダビに到着。

アラビア語???な~~ぁんも知りません。。。笑

それでも、今回は日中!!十分になにかをする時間があったのです。

アブダビには世界で3番目に大きいというモスクがあります。

それなら!!と、行ってきましたシェイクザイドモスク(Sheikh Zayed Bin Sultan Al Nahyan Mosqu)!!

入り口には、ドレスコードの一覧があり、アバヤの貸し出しも置いておりました。

モスク&アバヤ初体験。

外気温40℃の中、マックロクロなアバヤを身にまとい歩いている現地の女性を心底尊敬いたしました。

いとえには、無理。

 

9月9日

アブダビ→マンチェスター

ここで、ようやく英国入りを果たしたのであります。

マンチェスターに住む友人宅にお邪魔し、パラリンピックの閉会式を見ながら寝おち。

1泊させてもらって、

9月10日

ようやくBottonにたどり着いたのです。

 

そんな、

東京→愛知→三重→大阪→台北→バンコク→アブダビ→マンチェスター→Bottonの10日間。

 

長い長い道のりでしたが、各所で楽しい時間、貴重な経験をしました♪

 

とりあえず、いとえ、元気です♪♪♪

 


帰国して1ヶ月。

2012年07月01日 | 村からの脱出

2012年。

今日から7月です。夏ですね。

いとえの肌はもうずいぶん前から夏まっさかりです。

 

帰国して1ヶ月が経ちました。

帰国して、ひさしぶりに会う方々にいただくお言葉。

「黒いね~~~!!!」

なんとなく、焼けちゃったかしら?とは思っていたものの、会う人会う人に1人平均3回以上言われるのです。

あわせて「イギリスでどうやったらそんなに黒くなれるの?」と質問を受けるのです。

ノースヨークシャーに居たときは、さすがにこんなに黒くなかったしなぁ、、、。

え??なになに???どれだけ黒いかって????

先日友人ととったツーショット写真の一部をどうぞ!!

色調無調整。

もう、文句言えません。わたくし、いとえ、黒いです。

 

そういえば、滞在していた村を5月16日に離れてから1度もブログを更新していないではないか!

と、うっかり思い出したので、5月16日以降帰国までどこで何をしていたのか、日焼けの要因と共にちょこっと紹介してみます。

村を離れた直後の16~19日は8月にもお邪魔したニューキャッスルの知人宅へ行きました。

Botton Villageは赤丸のところ。

Newcastleはそのちょっと上の黄丸のところです。

 生後3ヶ月だった彼もまもなく1歳!

お家の中にブランコが設置されている、なんとも幸せボーイです。

2泊3日も居たのですが、8月に一通り観光はし終えているので、の~んびりまた~り過ごしました。

お散歩していた公園で見つけたニョキニョキ顔を出したスギナちゃん。

アリエッティサイズに縮んでこのスギナの森の中でかくれんぼをしたい。

おいかけっことかもしたい。そんな無邪気な妄想を与えてくれるのんびりお散歩でした。

そして、この公園には靴のなる木があるのです。

なぜかは知りません。

しかし、そこには靴がたわわに実っているのです。 

 

お散歩して、赤ちゃんとブランコで遊んで、ゴロゴロして。それだけの2泊3日。

あんなになにもしない日は何年ぶりだろってくらい。

それはそれで、必要な時間だった気がします。

 

19~24日はCorwallという地域にあるオーガニックファームに滞在して畑作業をしていました。

左下に飛び出ている半島の水色丸のところです。

ここは、英国内では一番暖かく、年間を通して天候が落ち着いて晴れが多いところです。

みんなでトラクターの後ろに乗ってソラマメの播種をしたり、

ニワトリ小屋からたまご集めをしたり、

キャミソール姿で除草や種まきをしていたため、ちょっと茶色く着色しました。

この卵たち。ちょっと変わった形の子たちを寄せ集めてみました。

長かったり、大きかったり、デコボコだったり、小さかったり。

一言で“たまご”と言っても、きちんと個性があるんですね。

私たち人間が一人一人個性が強くて同じ人が2人と居ないのは当然だなぁって、個性豊かな卵たちを箱につめながら思うのです。

 

5泊6日の滞在で、一番ドッキリしたこと。

畑作業の合間にちょっと水を飲もうとキッチンに入ると机の上に平然と置いてあったのが、、、、

うさぎちゃん×2羽。

ついひとりぼっちで「Wooow!!」と外人風に叫んでしまったのです。

うさぎちゃんは英国の農場ではどこでも害獣扱い。

農場ではよく鉄砲を持った方々に出くわします。

ファーマーが撃っていたり、プロを呼んでいたり、それぞれですが、“ッズ~ン!!”と鉄砲の音が聞こえるのは珍しいことではないのです。

このうさぎちゃん、せっかくの命なので、キッチンバサミと、包丁とを駆使して美味しくいただきました。

わたしはさばいている姿を隣で見ていただけですが。。。f(^-^;)

 

たったの5泊6日だったのですが、最後の夜にここのご主人からステキな提案♪

「みんなでボートで飲もう!」実はこの農場には2009年にもお邪魔しているのです。

そのときはボートは修復作業中で、農場に置いてあったのです。

それが、今では修復作業を終え、海に浮いているというのです。

そのボートで飲もうなんて、なんてステキすぎる提案をしてくれた優しいご主人さま♪

Cornwallの青いそら。青い海。プライベートボート。

なんて贅沢な、なんてステキな時間なのでしょう♪♪

みんなでビールを飲みながら、

ボートの上から眺めるサンセット。

あ~~~。なんて幸せ。

Corwallの暖かい日差し、青いそら、青い海、心地よいファーム、心地よいワーカーたち。

なんでわたしはたったの5泊でここを離れて、人ごみ山盛りのロンドンに向かおうとしているのかしら、、、。

いいんだ。またいつか戻ろう。この農場には。

だって、大好きなんだもん。

 

24日、Cornwallに後ろ髪引かれつつも向かったロンドン。

一応、英国を知らない方のためにね。

ロンドンは右下あたりの白丸のところです。

ロンドンの主な観光は2004年に終えているので、今ひとつ観光意欲がわかなかったのですが、

今回1泊お世話になった網●氏とやりとりをしているうちに、

「そういえば、グリニッジ展望台って行ったことない!!」と言う事が発覚し、行ってきました。

東半球と、西半球の境目です。 

そして、この世界の時刻の中心でもあります。

GMTで動く時計の短針は24時間で一回りの、ちょっと不思議な時計でした。

ロンドンはオリンピックを直前に控え、あっちでもこっちでもスタジアムの建設中!

展望台に向かう道中、また、展望台からたくさん見えるのです。

とってもオープンな競技場に

なんだか色々突き刺さったドーム。

メインとなる競技場は大きなショッピングモールが併設してあり、駅からスタジアムにたどり着くにはそのショッピングモールを抜けないとたどり着けないという、、、、。

オリンピックって、すごいお金の動きが背景にあるんですね!

世界の経済は複雑に入り交じって動いているようです。いい社会勉強。

ここで、紹介!!!
このグリニッジ展望台で出会った日本出身のインターナショナルなすごいやつ!!

ま、ま、ま、まさか!、、、まさか!!こんなところでお目にかかれるとは!!!

傘ぽん!!!!!!!

ガイドブック無しでスムーズにグリニッジ展望台まで案内してくださった網●氏と別れ、のこりの数日は以前英国で出会った方々と過ごしました。

 

まず、初日の夜。

ロンドンのとあるアーティストの奥様の誕生日パーティー。

そのアーティストはRob Ryan

2009年の帰国直前に出会い、彼の作品には一目惚れ。

彼のデザインのTシャツは今でも一番のお気に入りなのです。

その彼の愛妻のお誕生日パーティーにお邪魔させていただけて、超感動!!

老若男女問わず、飲む、笑う、踊る!!!

ロンドンのアーティストたちと賑やかな夜を過ごし、泊めてもらったのもアーティスト宅です。

お世話になった彼女はKim Jenkins

彼女のデザインはAfternoon teaの食器やキーホルダーなどに採用されているので、日本でも目にすることができるのが嬉しいです。

そして、この夏、彼女の作品はヒースロー空港のPaul Smith GLOBEでも展示されているのです。

ちょうど、私がロンドンで泊めてもらっていたときはその展示作品作成に忙しそうでした。

他にもSharon Elphickなど、ステキなアーティストたちがたくさん居るロンドン。

みんなのお話を聞きながらすごす時間はすばらしい!!!!!

しか~し!!もうすぐ東京に帰るいとえはやっぱり、もう少し英国の田舎を満喫したいのであります。

 

そこで、ちょっとロンドンを離れる事にしました。

ロンドンから少し北へ登ったIpswichにあるPin millというところ。

地図で見ると右側の丸みを帯びた半島の下。緑丸のところです。

Ipswich駅まで電車で1時間半程。

駅からバスに乗り込み、目的地へ向かう。

停留所を降りて、最初にお出迎えしてくれたのは、白馬です!!!

ッジャ~~ン!!!!

、、、、、。

いや。白馬なんですけどね、全体的にバランスがおかしくないですか?これ????

首短い!!脚短い!!全体的に白馬なのに、かっこよくないのです(笑)

そんなブサ馬に癒されながらたどり着いたのはココ。

この小道を通り抜けると、今回泊めさせてもらうコテージ発見!!

ここは、河口にある場所で、もう使われていない船に人が住み始めたのが始まりらしいのです。

今では船のみならず、こういったコテージも並んで建っているのです。

人が住んでいる船の並びを超えると、もう何にも使えない船たちの墓場があるのです。

船って実はとっても興味深いなぁ。

美しいなぁと、この廃船たちを見ながら海を旅した彼らの亡骸に胸をきゅんとさせたのです。

船首がこんな作りになっている船があるなんて、、、。

船って、実は美しいな~~ぁ。深いんだろうな~~~ぁ。惚れ惚れ。

コテージのバルコニーから外を眺めているとチョコチョコベタベタと近寄って来たのは

白鳥。

彼らは水面では優雅なのに、歩く姿はなんだかだいぶ重たいのですね。

優雅さのかけらもなかったですが、ヨタヨタべちべち歩く姿が可愛らしかったです♪♪

ちょっとコテージから離れて小さな船で対岸へ行きお散歩。

小さな小さな町なのですが、町はエリザベス女王即位60周年お祝いムードでいっぱいでした。

女王さまのお顔がこんなことになっちゃうなんて、さすが英国ですよね。

我々の国では考えづらい文化です。

そして、この町で感動した事を2つ!!

ハーフパイントのビールを頼んで、ちゃんとビアジョッキででてきたこと!

このバーの心意気に感動ですよ。

1パイントのビールを頼んだって、近頃はまっすぐな大きなつまんないグラスで出てくることが多いのに、

ハーフパイントまでもちゃんとビアジョッキで出してくれるなんて!!!!!

英国の田舎町!!!ばんざ~い!!!

そして、ここのパブではおじさまバンドがカントリーミュージックを生演奏していました。

お気づきでしょうか??一番右側のおじさま。

胸に持っているのは洗濯板なのです。

ガラス製の洗濯板を金物の指サックでこすって音を出しているのです。

そして、次の曲でまたビックリ!

このおじさまの手のモノがわかるでしょうか???

そう!!!スプーンなんです!!

スプーン2本を巧みに使いこなし音楽を奏でているのです。

身近なものが立派な楽器になる。感動しました。

 

ゆっくりお散歩をしていて出会った美しいトンボ。

手こぎボートでちょっと川の真ん中まで出てみました。

川側から見ると、コテージはこんな感じ。

そして、その並びにある船たちはこんな感じ。

一見ただの廃船ですが、ここで生活している方々がいらっしゃるのです。

意外に船内生活は心地よいようです。

やっぱり、白鳥は水面に居るときが優雅でいいですね。

こんな水辺での生活を3泊していたのです。

お散歩途中に立派なルピナスに出会い、

中が空っぽなのに、大きく枝を張る樹に生命の勢いを感じ、

地図を片手に、「Footpath」の看板を信じて足を進める。

この看板のさす先は、、、、、普通に菜の花畑。。。。

それでも信じて足を進めると、、、、

おわかりいただけますでしょう。

こんな服装でお散歩や種まきやらをしていたんです。

自分が日本人であることもうっかりすっかり忘れて、、、、。

いとえ、真っ黒に日焼けして当然なのです。

この日焼け具合。このたくましい肩の筋肉。そしてこの服装。

この写真を見ると自分でも自分が日本人である事に疑いの目を向けたくなるのです。

 

さて、お話をFootpathにもどしましょう。

 

これをどうして「Footpath」と言いきれてしまうのか。完全な個人の畑の敷地ですよね。

英国田舎の寛大さには脱帽です。

しゃがみ込んでみると、一応このように

小道があった形跡がありました。

菜の花がココまで生い茂る前は、ちゃんと歩けていたんでしょう。きっと。

 

たくさん歩いて、コテージでサンセットを眺めながらワイン。

ん~~~~。贅沢。

まった~り素敵に3泊を過ごし、ロンドンに戻る直前のお散歩。

林にはゴロッゴロまつぼっくり。

切り株の上には

これは、きっとリスの食卓だったんでしょうね。

そこかしこにある切り株の周りには松ぼっくりを解体した跡が残っていたのです。

やっぱり、リスもお食事するときにはテーブルが欲しいんでしょうね。

想像してください。リスたちが、切り株をテーブルに松ぼっくりのごちそうを囲んでいる姿。

ちょっと!!!ステキ過ぎます!胸キュン過ぎます!!

英国の田舎のお散歩は、本当にステキなこととの出会いの連続なのです。

ロンドンに帰る時間となり、バスに乗り込む。

バスのチケットの裏面には

うん。こういうのも、好き♡

 

ロンドンに戻って、イギリスでのラストサパー。

アメリカンなハンバーガー(笑)

ロンドンでの最後の夜は3件パブをはしごして、ビールとワインを飲んだくれました。

とあるパブのボトルシャンデリア。

 

日本に帰って来て1ヶ月。

幸運な事に、お仕事にも困らず、以前と同様に働いております。

不思議です。わたしは本当に1年間この職場に居なかったんだろうか??

それが疑わしくなるほどに職場の方々は暖かく、迎えてくれたのです。

 

そして、通信教育で始めた大学のお勉強も地味に進めております。

東京ライフは自分の時間を見つける事がとっても難しいけれど、急がず、焦らず、怠けずに。

ちょっとずつ。少しずつ。1歩ずつ前に進んで行こうと思っています。

 

 

帰国10日後に、園芸短期大学時代のベストフレンドの結婚式がありました。

新婦友人代表のスピーチなんてしちゃったら、ブーケをもらってしまいました。

次は私の順番なのかしら~♡

白いお花に、黒いお肌が引き立ちます!(笑)

そして、いとえには全くなんの浮いた話しもありません、、、、f(^-^;)

 


出発。

2012年05月16日 | 村からの脱出

5月16日 水曜日

 

本日、ここBotton Villageを離れます。

 

帰国の飛行機は5月の30日発なので、2週間程英国内の友人、農場を訪ねてから帰国します。

 

ご報告までに。

 

帰国したら、ちょっとまたブログUPします。


ファーマーになりたい。

2012年05月02日 | コミュニティーライフ

只今、いとえの滞在しているところは、
「キャンプヒルコミュニティー」という、学習障害者の方々と暮らすコミュニティー。

このコミュニティーが英国全土に今はあるのだけれど、その1番最初はスコットランドだったのです。

そのスコットランドにできた施設に一番最初に入った学習障害者(ヴィレジャー)の男性がいます。

その彼は今、私のいるノースヨークシャーのこの村に住んでいるのです。

その彼、今朝、亡くなりました。

「ファーマーになりたい」が口癖だった83歳の彼。

 

仲良しの日本人女性が住んでいるお家のヴィレジャーさん。

 

たまにおうちに遊びに行くと、ウロチョロっと姿を見せてくれる彼。

 

普段はGood nightとか言わなかったらしいのに、たまたま私がお邪魔した時、ご機嫌だったらしく

「Good night! sleep well!」と言ったら、「Good night!」と返してくれた彼。

 

天国で幸せにファーマーできるかな。

来世でファーマーするのかな。

 

今夜の礼拝で、年配のヴィレジャーさんが一生懸命彼の話しをしたがっていたのが印象的でした。
why we can not talk about him?!と、、、、、。

礼拝中だったのでね、隣に座っていたボランティアの若いコが一生懸命「シー!シー!」ってしてたけど、、、。

いっぱい思い出あるんだろうなぁ。。。。

いっぱいいっぱい彼の事、みんなに伝えたかったんだろうなぁ、、、、。

長~い間、一緒にこの村で暮らしてきたんだもんね。。。。

 

彼の体調や健康状態からみて

「彼は長生きしたよ」 とか、

「いっぱい身体に不調抱えてたから楽になったよ」と言う人がほとんど。

 

「死」=「悲しみ」ではない。わかってる。

 

だけど、やっぱり、今、ここで「I want to be farmer」って、他にもいっぱい彼の口癖があって、、、

わたしは一緒に住んではいなかったから、知らない事の方が多いけど、、、、、、

 

やっぱり、ちょっと、、、悲しい、、、、、。

 

今夜は、もう少し、彼に思いを寄せて、、、、、

 

 

 

 

彼が、いつか、必ず、幸せなファーマーになれますように、、、、、。


いまのわたし。これからのわたし。

2012年04月24日 | Contents of 3kb

ここ、Botton village に来て、まもなく11ヶ月が過ぎようとしています。

 

2008年夏に3週間ほど滞在&お手伝いさせてもらったシードワークショップのボス(ハンス)から数年ぶりに突然メールをもらい、
ほとんど勢いで始めたこの1年のボランティア生活。

「1年間、バイオダイナミックの種の生産しているところで働いてきます!!」そう言って、
周囲の「まじで?なんで?」とうキョトンとした眼をよそに、日本を離れた2011年の春。

 

ハンスと、この村のトレーニングリーダー(ピーター)の厚意によって、バイオダイナミックのトレーニングに"ゲスト"としてだけど、参加させてもらえるようになり、講習や、シードワークショップの仕事、このコミュ二ティーライフの村での生活で毎日充実して過ごしていたら、あっというまの11ヶ月でした。 

 

そして、クリスマス期間中、時間に余裕があったことから、今後のことをいっぱい色々考えはじめ、なんだかブログの更新に手が着かなくなってしまい、ほったらかしにしていました。

2012年になってから、更新がガクンと減ってしまったのは、色々とモンモン考えていたためです。

 

今、わたしの考えていること。そしてこれからのこと。

少しだけ、お伝えしておこうと思います。

 

まず、バイオダイナミックとわたしのこと。

こんなにも、人間、動物、植物、大地、惑星、宇宙のつながりを考えて植物を育てるなんてことはバイオダイナミックに出会っていなかったら、あり得なかっただろうなと思います。

これって本当に貴重な時間なのです。

植物だって生き物なのです。そして、“大地”も生き物で、“地球”そのものが生き物です。

現代の科学が発展した社会で生活しているとすっかり忘れてしまいそうになること。すべてのつながり。

天空の城ラピュタのシータの台詞
「今、ラピュタがなぜ滅びたのか、私よくわかる。ゴンドアの谷の詩にあるもの。
 『土に根をおろし 風とともに生きよう
  種とともに冬をこえ 鳥とともに春を歌おう』
 どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、
 土から離れては生きられないのよ」

バイオダイナミックに向き合っている時間は、それをしっかりと思い出させ、認識させてくれる時間です。

バイオダイナミック農法は、わたしにとって、まだまだいっぱい謎だらけです。

わたしの3kbの脳みそでは100年経っても理解しきれないんだろうなと思いますが、もうちょっと心と身体で接して学びたい。1年はやっぱり短過ぎだと。

 

園芸、植物とわたしのこと。

私は恵泉園芸短期大学の卒業生です。

なぜ、恵泉園芸短期大学に進学したかというと付属の高校に通っていたのと「園芸療法」に興味があったから。

園芸療法の第一人者としてあがる名前の中の1人に“澤田みどり”先生がいらっしゃいます。

その澤田先生が教壇に立っていたのが恵泉園芸短大だったのです。 

先生の授業はとても興味深く、やはり「園芸療法ってすばらしい!」と感じる授業でした。

しかし、当時のわたしは精神的に十分強くはなく、「福祉施設等での勤務には自分はむいていない」と判断し、
“療法”への道から遠のきました。

療法からすっかり離れ、東京は六本木のど真ん中にある花屋に就職しました。

季節の花に囲まれて、お花を目の前にステキな表情を浮かべるお客様と毎日接し、お花や鉢植え、植物を媒体にとるコミュニケーションが幸せな幸せな時間を与えてくれていました。

季節感のある、植物本来の美しさをいかしたアレンジメント。その花屋のポリシーであるそれも、私の肌には心地よく、苦しいときも乗り越えつつ楽しく過ごしていました。 

切り花を中心とした花屋、そして六本木のど真ん中で過ごす毎日。

3年目も終盤にかかったとき「土に還りたい!!!東京を離れたい!!!!!」という衝動にかられ、2008~2009年、
1年間の英国WWOOFの旅に出たのです。

約10カ所のオーガニックファームに滞在しながらの英国1周の旅。

土と肌でふれあう楽しさ、土を愛おしむ大切さ。

食物を生産するということの大切さ、そして 誇り。

様々な地域の色んなファーマーに出会って、「野菜づくり」ってすばらしい!って、そう感じて帰国しました。

帰国後は短大時代の恩師 藤田智 先生と一緒にお仕事をするチャンスが与えられ、出版社で野菜づくりの魅力&How to を広く多くの人に発信するお手伝いをさせてもらっていました。

短大で園芸の基礎を学び、

花屋で植物を媒体にとる人とのコミュニケーションの魅力に気づき、

WWOOFの旅で、食物を育て、収穫、加工する喜びを再確認し、

出版社で、人にそれを発信するということの難しさ、やりがいを感じました。

 

多くの人に植物&土と肌でふれあってもらいたい、

そして植物に接した人が「きゃ~!発芽ってかわいい~!すてき!」「植物ってなんて力強いんだろぉ」ってなにかしら感じてくれたら嬉しい。

わたしの中での“園芸”は、植物を育てる喜びや、達成感、癒しももちろん大切ですが、それを通じての“人とのつながり”が大事だなと思っています。

 

今回の渡英前、東北は宮城&岩手へたったの数日ですが行ってきました。

その数日の間に、避難所で生活されている方々と共にプランターにお花を植える作業をしてきました。

東京で生まれ育ったようなわたしたちとは違い、生活に植物があってあたりまえの方々。

植物の芽吹き、開花、落葉と共に時を感じている方々。

大切にしていたお庭が、ようやく芽を出したチューリップが、、、全てが流されてしまった方々、、、。

一緒に植え込む植物達の状態を見て、季節を感じ、時の流れを感じられていたようです。

そして、日々苦労も多いでしょうに、笑顔だったんです。

楽しそうに、みんなで植物たちの成長を楽しみになさっていたんです。

この東北の方々とプランターの寄せ植えをしたとき、“植物と時と人間”のつながりを痛感しました。

 

 仕事とわたし。

マクドナルド。レストラン。結婚式場。花屋。
店頭販売促進イベント。訪問営業。出版社。飲み屋。

アルバイト&就職先、出版社を除いて、全て接客業。

そして、出版社の仕事も人との接触がとても大切なお仕事。

お客様の求めていることに早く気づき、サービスをする。

先生の求めていることに早く気づいて、パパッと動く。

なかなかできない事も多かったけれど、お客様が「また来ます」や「じゃぁ、これも!」とか、

おっしゃってくださる嬉しさ、楽しさ。

先生が「オギハラ~!また手伝ってくんないか?」とおっしゃってくださる嬉しさ、充実感。

人の役にたっている実感や、人の生活になにかキラキラな時間のお手伝いをすることができているような感覚。

その“感じ”がわたしに生き甲斐を与えてくれていました。

 

 そう。わたしは園芸が好き。

 それ以上に、人とのつながりが好き。

 植物を通して人と接することができたとき、最高に幸せ。

 

今、わたしは障害者と共に労働を共にし、寝食を共にするコミュニティーで生活をしています。

学生時代に一度あきらめ、遠のいた「福祉」の環境に居るのです。

そして、彼らと友のように労働を共にし、家族のように寝食を共にしているなかで、

「彼らのことをきちんと理解しい。プロとしての知識、スキルを持ったうえで接したい」そう感じるようになってきました。

福祉の知識をきちんと身につけよう。

耳をすませばの雫の台詞
「あたし・・・、あたし、書いてみてわかったんです。書きたいだけじゃだめなんだってこと。
もっと勉強しなきゃだめだって」。

雫は中3で気づいていたこと。「好きなだけじゃダメなんだって。勉強しなきゃダメなんだ」ってこと。

福祉のプロの人たちが通る道の勉強をしよう!身につけようって思うのです。

 

ここでの今までの11ヶ月、共にシードワークショップで働いてきた障害者の方々は“障害者”として国から援助をもらっているけれど、とってもケーパブル。

「これやって」ときちんと説明すれば、完璧にこなしてくれるような方々ばかりです。

この村にはもちろんレスケーパブルな方々も大勢居て、この村の真ん中に位置するガーデン(ピーターがメインガーデナー)にはそんな方々がたくさん働いています。

誰かが目を離さずに作業しないとならないような、、、。

ガーデンの仕事効率だけを見ると明かに、効率は悪いです。

しかし、彼らに「一緒に働いている!ぼくがここで働く意味がある!」ときちんと感じられるように作業を考え、また、それによって彼らの生活がなにかしら向上することができたら、、、。

そういったことに目を向けて働く事ができる場所が、その村の真ん中にあるガーデンなのです。

そのガーデンでの仕事をじっくり経験&理解できたら。。。。。

 

 

以上、今現在のいとえの頭の中です。

結果、どうする予定なのかと申しますと、、、。

 

VISAが切れるので、5月31日に日本に帰国します。

9月にバイオダイナミック農業の講座がスタートするので、それに間に合うように再度VISAを申請して再渡英します。

バイオダイナミックのことをもうちょっと知りたいからです。

ハンスとピーターに話しをして、9月に戻って来た際はピーターのガーデンで働かせてもらうことにしました。

ハンスは目を真っ赤にしてショックを受けていたけれど、最終的(話すと長くなるw)には理解してくれました。

レスケーパブルの方々との園芸作業を学び、少しでも身につけたいからです(VISAの申請が無事に通ればの話ですが)

通信の大学福祉科3年次編入に合格(?)したので、福祉の知識&クオリフィケーション取得を目指します。

「経験」だけでなく、きちんと示せるものが欲しいからです。

 

長々といっぱい書きましたが、一番わたしがお伝えしたいこと。

6月~8月末は、日本に居ます。

がっつり働きたいので、お仕事ください or 紹介してくださいm(_ _)m 

3ヶ月間、いとえ氏エンジンフル回転で働きます!!

この村での生活は「ボランティア」なので「無収入」なのです。2年間の無収入生活は、ちと辛い(T_T)

「求!いとえ!」みたいな求人広告、周りにありませんでしょうか??

 

アピールポイント:度胸と愛嬌は人一倍!!

 

6月~8月末

お仕事の紹介 & I miss japanese foodな いとえ へお食事のお誘い 絶賛大募集中です!!!!!!


ご心配をおかけします。。。

2012年04月17日 | 農場の作業

あら、やだ。

気がついたら最後にブログを更新したのが2月末ですって!!!

 

安否を問うメールがまたもや急増!!!!!不思議じゃないですね。。。f(^_^;)

 

お父さん、お母さん、お元気ですか?

わたしも牛もとても元気です。仕事の方もなんとか軌道にのって、少し自信がついたみたい。

落ち込む事もあるけれど、わたし、この村がすきです♪♪♪(魔女の宅急便エンディングよりw)

 

先週4月11~15日まで、ファームのボスがスコットランドへ休暇に出かけていて、毎朝のミルキングをボスに代わってお手伝いしていました。

ボ「いとえ、わたしが居ないあいだ毎朝これるかい?午後は?」

い「朝だけならいいよ☆午後はシードワークショップの仕事あるから、、、。どの子担当すればよい??」

ボ「ハーモニーのミルキングをゆだねたいんだ。大丈夫かな?」

い「、、、、まじ???え???まじで???」

ボ「午後、いとえがこれないなら午後は他の子にしてもらうけど、完全に搾りきることはできないだろうから、
  1日1回はきちんと搾りきってあげないと、、、、。
  いとえが一番ミルキングうまいんだよ。一番安心してたのめるんだ」

現在搾乳している牛は6頭。

ハーモニーはとっても敏感な子で、ちょっとのことで後ろ足をばたつかせるので普段はボスが搾乳をしています。

ハーモニーなんて、和やかな名前ついているのに、全然ハーモニーじゃないのです。。。f(^_^;)

なんだか、頼りにしてもらえているようでして、嬉しい限りです。

しかし、言わせてもらいましょう。。。。

「わたし、酪農担当じゃなくて、ガーデン担当なんですけど!!
 酪農担当の子をきちんと教育してください!!!」ってね、心の叫びです。

 

一応、ボスが居る間にアドバイスをうけながらハーモニーの搾乳に挑戦させてもらい無事にできたので引き受けることにしました。

 

水曜日朝、なんの問題も無くミルキング完了。
ボスが通常毎朝搾る5.5ℓ無事に搾りきりました!!

木曜日朝、まもなく4ℓくらいかな~と思いつつ、ちょっと体勢を変えようと自分の脚を動かした瞬間!!!!

ドンガラガッシャ~~~~ン

ハーモニーちゃんはびっくりしてしまったようで、飛び跳ねる飛び跳ねる!!

私の座っていた小さな木製の腰掛けをぶっ壊し、後ろ足をばたつかせるのです。

うげげげげ、、、、。

あ~~~あ。。。。4ℓ弱のミルクが、、、、。白い小川がチョロチョロリ~~~。。。。

若干落ち込む。。。。

気を取り直して搾乳再開。

なんとか残りの2ℓを搾ることができました。

イス壊れちゃったし、、、、、。ボスに申し訳ないな~~ぁ。

 

なんて思っていたのですが、

自分の脚を見てビックリ!!!!

 

ちょ!!!これひどい!!!!!!笑

 

若干ハーモニーの脚当たったかな~とは思っていたのですが、なにもここまでひどいとは!!!

全然痛くなかったし、押しても痛くないし、かゆくもないし、、、。

見た目と自分の感覚のあまりのギャップに驚きなのです。

 

金曜日以降、ハーモニーをびっくりさせないこつを掴み、日曜日までなにごともなくボスの代打を終えました。

 

センシティブな彼女の搾乳を無事にこなすことができるようになり、少し自信がつきましたが、
ボスが帰って来て、正直ホッと胸を撫で下ろしているいとえです。

 

 

久しぶりのブログで、こんなのUPしたらよけい心配されそうですが、全然元気です!!!笑

いとえ、木製の腰掛けよりかなり丈夫にできているようです♡

 

今週中にもう少しこの1ヶ月半のことをアップしようかなと思っています。


最高の褒め言葉

2012年02月28日 | 農場の作業

2月28日 火曜日


先週の金曜日、24日のこと。

いつものように販売用のタネの袋詰め作業にとりかかろうとしたらボスに突然ひきとめられました。

ボ「いとえ、ききたいことがある!!」

い「え?!なに?!なんか、わたしミステイクした???(おどおど、、、)

ボ「レタスのタネを播きなおしてくれる?他の子が播いたレタスの発芽がいまいちなんだ。
  播き直しもしてもらったけど、それもあまりよくない。
  いとえはグリーンフィンガーだから、違いがあるはずだ」

、、、、と。

園芸をしている私たちにとって「グリーンフィンガー」って、最高に嬉しい最高の褒め言葉なんです。

以前にも、発芽率テストのセッティングをしたとき、播き直しを頼まれました。

 

グリーンフィンガー(みどりのゆび)=そのひとが作業をすると植物がうまく育つ。

 

シードワークショップのボスにそんなこと言われるなんて(>_<)シ♪♪

すっごい嬉しくて、テンション↑ なのですが、同時にプレッシャーなんですけど。。。f(^_^;)

播き直しを頼まれたものは、2008年のタネなので、テスト上でも他の新しいタネと比較すると発芽率が落ち気味のタネ。。。

とりあえず、、、、播きます!!

1、育苗箱に土を平に敷く。

 

2、土に十分に水を与え、レタスのタネ1gをバラ播きする。

 

3、土を薄く覆土し、改めて水をやる。

 

ちゃんと発芽してくれるんかしら。頑張れ~!!たね~!!!

 

 

“発芽” この瞬間は本当に愛おしく、発芽を目にすると気持ちが高揚します。

だから、発芽率のカウンティングをするついでにこんなことをしてみたくなったり、、、

やっぱり、発芽ってかわいい(*^-^*)

特にマメ科はたまらんですね♡

 

種まきから4日。

28日 火曜日。

お昼にボスに声をかけられる。

ボ「播いたレタス、チェックした??」

い「え?!してないf(^-^;) 」

ボ「チェックしてごらん!違いがわかるはず!」っと、、、、。

左から月曜日に播いたもの、真ん中は木曜日に播き直したもの。

一番右側のがいとえが金曜日にボスに頼まれて播いたもの。

およよ。違う!!!

順調に発芽してくれてる(^_^)v

 

でも、おかし~な~。
同じく1gだし、ちゃんとボスは播き方指導してたもんなぁ、、、。とちょっと不思議な気持ちです。

 

きっとね、これは恵泉園芸短期大学の2年間の実習の賜物なんです。

今は無き、園芸科に感謝。

 

播いたタネがきちんと育つ。これは本当に宝物の時間。


メキャベツ の お引っ越し

2012年02月23日 | シードワークショップ

2月23日 木曜日
 

メキャベツ。

芽キャベツ。

メキャベツがどのように土から生えているか知ってる人ぉ?!

以前にも同じ質問をブログ内でしておりますが、ご存じない方のためにいまいちど写真をUP☆

↓メ↓キ↓ャ↓べ↓ツ↓ です。

太い1本立ちの茎に鈴なりにくっついているのです。

 

この一つ一つのメキャベツが開き、脇芽がグングンと伸びて花を咲かせ、タネができるのです。

 

11月中下旬に行われたバイオダイナミックトレーニングの授業内で優等生を選抜したメキャベツ。

↑この写真から3ヶ月が経ち

↓2月23日現在、下葉がだいぶ落ち、寂しい見た目に、、、。

11月に支柱で目印を付けていた優等生たちを掘り上げます。

目印をつけておいたものは、担当ファーマーが収穫せずに大事に芽をとっておいてくれているのです♪

程よい大きさの荷台着き車が無いので、ホースボックス(馬箱)と呼ばれる家畜用の牽引車で運ぶ事になりました。

通常は家畜が入る牽引車に、メキャベツ。。。。

いとえの目にはメキャベツが動物に見えてくる不思議。。。(笑)

 

こんな家畜用の牽引車でどこまでメキャベツたちを運ぶのかというと、

車で約45分程離れた場所にあるバイオダイナミックファーム(キャンプヒルコミュニティー)

そこで、タネが熟すまで面倒を見てもらうのです。

 

谷を縫うように車は走り、たどりついたコミュニティー。

そこには、バイオダイナミックファームではおなじみのプレパレーション(調合剤撹拌)用の樽がキレイに建物におかれていました。

建物に素敵にマッチした樽。

うちのファームもこんなステキだったらいいのになぁ♡と、しばしみとれてしまいました。

 

農場に着くと、4人のヴィレジャーさんたちがサクサクとネット張りの作業をしていました。

鳥&ウサギよけのネット。

ネットの内側にBottonから運んで来たメキャベツたちを並べます。

わたしたちは株間60cmで植えてもらえるように配置するだけで作業終了。

植え付け作業はここの方々がしてくれるとのこと!!! 感謝!!!!

往復1時間半。配置作業&トイレ休憩等30分以下!!

良いドライブ時間でした♪♪♪

 

仕事後の夕焼け

 

やっぱり、外の作業は気持ちよいですね♪♪♪

元気にメキャベツたちがタネを実らせますように☆


4ヶ月の貯蔵後、土にもどす。

2012年02月21日 | シードワークショップ

2月21日 火曜日

鳥たちがさえずる気持ちのよい天気。

びっくりするほど夜が短くなり、日照時間がのびているのがわかる。

春の足音が確実に聞こえる。そんなここ最近。

 

シードワークショップのパッキング&クリーニング作業から解放されて外作業が少しづつ始まりました。

今日はビートルーツ(テーブルビート)のタネ栽培のための定植。

 

10月下旬に畑から収穫して保管していたビートルーツを温室に定植していくのです。

 

軽く雑草が生え始めているグリーンハウス。

除草も兼ねて、土の表面を耕します。 

条間50cmにけん縄をひき、ビートルーツを植えていきます。

10月下旬に収穫したものも、冷暗所で乾燥を防ぎながら貯蔵するとキレイに健康な状態を保ってくれます。

しかも、よく見ると根っこの部分から白い新しい根が育ちはじめています。

4ヶ月!4ヶ月間も土から離れて倉庫の中に居たのに、ここからまた育つんです!!!

生命力の神秘☆☆☆

 

その、神秘のビートルーツを株間20cmに定植していきます。

キレイに5列。

そして、リーキの左側にも3列ほど。

ここからすくすくと草丈を伸ばし、夏にタネの収穫となります。

ひかえめに、ちょこっとだけ生える芽。

♪ビートの新芽はちょんぼりちょろり♪ ちょんぼりちょろり♪ ちょんぼりちょろり♪♪♪

かわゆい♡♡♡

 

 

ちなみに、このグリーンハウスには秋まで、

カリフラワー、フレンチビーンズ、トマト、パプリカ、チャイナアスターが植わっていました。

今年の夏はトマト&パプリカはビニールハウスでの栽培になります。