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急流に

2021年07月10日 16時41分36秒 | いろいろな出来事

かなり、増水してますね🍀
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東京は33℃を超え今年一番の暑さ 静岡市では今年全国最高の36.3℃

2021年07月10日 15時19分23秒 | 社会のことなど


今日10日(土)は梅雨の晴れ間で強い日差しが届いている関東や東海で夏本番を思わせる暑さです。東京都心は33℃を超えて今年一番の暑さになりました。

 今日は午前中の早い時間から気温が上がり、関東や東海はほとんどの所が30℃以上の真夏日になっています。 14時までで最も気温が上がったのは静岡県静岡市で36.3℃を観測、今年の全国最高気温を更新しました。

そのほか、埼玉県さいたま市で34.4℃、愛知県岡崎市で34.0℃まで上昇、東京都心でも今年一番の33.4℃まで上がっています。 気温だけではなく湿度も高いため暑さ指数(WBGT)が非常に高く、13時の時点で静岡県東伊豆町・稲取で34.2、千葉県市原市・牛久で33.5に達しました。

熱中症の危険性が非常に高い状況です。

明日も強烈な蒸し暑さが続く


11日(日)正午の暑さ指数(WBGT)の予想

明日11日(日)も西日本から東日本は暖かく湿った空気に覆われます。今日に比べると雲が増えるものの、時々日差しが届いて気温は上がる見込みです。最高気温は東京や大阪で31℃、名古屋と福岡は32℃の予想となっています。 引き続き湿度が高いため暑さ指数(WBGT)も高く、明日正午の予想は関東以西の大部分が赤のエリアで、一部に紫のエリアも現れます。

曇って日差しが隠されると油断しがちですが、熱中症になりやすい状況です。屋外での活動は出来るだけ避け、やむを得ず行う場合も定期的な水分補給と塩分補給、涼しい場所での休憩が欠かせません。 

室内で過ごす場合もエアコンを適切に使用して、室内温度や湿度を調整してください。温度計や湿度計がある場合は体に感じる暑さだけではなく、実際の温度や湿度も確認するようにしましょう。


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【がん】がん細胞は「冬眠」して化学療法をやり過ごす能力を持っていた!? 治ったように見えてもいきなり再発する理由の解明に近づく

2021年07月10日 15時00分08秒 | 医学と生物学の研究のこと
がん細胞は「冬眠」して化学療法をやり過ごす能力を持っていた!? 治ったように見えてもいきなり再発する理由の解明に近づく

 がんは医療の進んだ現代でも、治療の難しい病の代表ですが、新しい研究はがん細胞についてさらに恐ろしい性質を報告しています。

 カナダのプリンセス・マーガレットがんセンターが、1月7日に科学雑誌『Cell』で発表した新しい研究によると、がん細胞はクマのような冬眠状態に入ることで、化学療法を回避しているのだといいます。

 この発見は、がん細胞が化学療法などで一旦治癒したように見えても、その後強力に活動を再開する理由を説明している可能性があります。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナゾロジー 2021/1/13(水) 07:00


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開催反対から一転…テレビ局の「五輪バカ騒ぎ」を選挙利用する菅政権の狡猾

2021年07月10日 12時14分56秒 | 社会のことなど


コロナ禍において東京五輪開催に批判的だったテレビ局などが“応援モード”にシフトしている。精神科医の和田秀樹氏は「地の利を活かして日本人選手は金メダルを量産し、その歓喜をテレビは連日報じるでしょう。菅政権はメディアが作る“東京五輪成功”のイメージに乗じて、熱狂が冷めぬうちに総選挙を断行して勝とうという目算でしょう」と指摘する――。 


【この記事の画像を見る】  ※本稿は、和田秀樹『コロナの副作用! 』(ビジネス社)の一部を再編集したものです。


 ■コロナ対策の「目的と手段」を国民に説明する国、しない日本 

 新型コロナウイルスの集団免疫の獲得を目指して独自の新型コロナ対策を行ったのが、スウェーデンです。スウェーデンは当初、集団免疫の獲得を目指してロックダウンなどの強い制限措置を行わず、街中でもカフェでも、マスクをしていない人たちが普段の生活を続けました。 

 その結果、他の北欧諸国と比べると死者数が多くなり、集団免疫を獲得することもできず、スウェーデンの集団免疫獲得政策は失敗したと言われています。 


 ただ、スウェーデンの新型コロナの死者数は約1万5000人と、確かに他の北欧諸国よりは多いですが、10万人を超えているイギリスやイタリア、フランスといったロックダウンを行った国よりもはるかに少なく、人口100万人当たりの死者数でもそれらの国よりやや少なめです。  

スウェーデンの集団免疫獲得政策が、特にひどい失敗政策だったと言えるほど悪い結果だったわけではない、と私は見ています。  

ではなぜ、スウェーデンは移動の自由を制限する道を選ばず、集団免疫の獲得を目指したのでしょうか。私は、スウェーデンが高齢者の多い国だからだと見ています。ロックダウンのような強い制限措置を行ってしまうと、将来の介護財政に悪影響が及ぶと考えたのです。 

 「高齢者が多いのだから、できるだけ外に出て身体を動かしてもらったほうがいい」 

 スウェーデンの政治家や専門家は、こう発想しました。一方、日本の政治家や専門家たちの中に、こうした発想はまったくありませんでした。これが現実です。

 ■政治家や官僚、専門家への信頼度が高い国、低い日本 

 スウェーデンとは逆に、ロックダウンを短期集中的にやったのがフィンランドです。高齢者にとっても、1年間移動できないのと、1カ月移動できないのとでは後遺症の重さが違ってきます。  

将来を見据えて、高齢者にできるだけ悪影響が及ばないような政策を、スウェーデンも、フィンランドも採りました。手段は正反対でしたが、目的は共通していました。 

 そして、目的と手段をきちんと国民に説明しているから、大きな反対の声はあがっていません。どちらの国も、そもそも政治家や官僚、専門家などへの信頼度が高い国として有名ですが、今回の新型コロナに対する政策を見ても、信頼に値する政治家や官僚、専門家たちだということが端からもわかります。


  翻って、日本の政治家や官僚、専門家を見るとき、悲しい気持ちになるのは私だけではないはずです。



■政治家の世襲率が中国や韓国よりも高い日本は封建国家のようだ 

 ただ、日本の政治家を選んでいるのは、私たち日本人です。

  私は、日本は民主主義国家ではなく、いまだに封建国家だと思っています。なぜなら、それぞれの地元のお殿様に票を入れるからです。お殿様は世襲で決まりますが、日本の国会議員をはじめとする政治家にも2世議員、3世議員が、これでもかというほど多くいます。 

 自由選挙で立候補者の誰に投票してもいいのに、世襲のお殿様に投票する人が多い。その結果、政治家の世襲率が中国や韓国よりも高くなっていますし、先進国の中ではトップということになっています。  


無定見なワクチン接種政策のトップを任されている河野太郎氏も3世議員です。  

投票する国民も、お殿様が「バカ殿」であることが多いことには気づいていますが、それでもそのバカ殿に政治を任せています。 

■平時なら許されても、有事に「バカ殿」に政治家をさせてはいけない  

さらに言うと、日本の税金は年貢だと思っています。他国であれば、税金を払ったら、払っただけのサービスを受けようとします。税金が高いなら、それに見合った教育や福祉を求めます。だから税金の高い北欧の国などでは、教育や福祉が無料です。 

 他方、日本では税金を毎年払っていた人がうつ病になって収入が途絶え、生活保護を受けようとしたらバッシングされます。 

 国や地方に税金を払ったら、国や地方のサービスを受けるのは当然の権利です。ところが、日本は税金が年貢のため、生活保護はお上からの施しになります。  

つまり、日本では、税金は年貢で、福祉は施し。そして、施しを受ける人は恥ずかしいという文化なのです。封建国家そのものではないでしょうか。 

 昔は「バカ殿」にも優秀な家老がいました。しかし今は、優秀な家老だった役人が「バカ殿」のことを忖度して、「バカ殿」のやりたい放題になっています。そうなったのは、内閣人事局によって官僚の人事権を「バカ殿」が握ったからです。  

「バカ殿」を政治家にするのならば、もう少し官僚を大事にしなければならないのに、国民も、マスコミも官僚バッシングを行います。  

「バカ殿」が言うことに官僚が唯々諾々と従わないといけない制度に対して、誰も文句を言わず、野放しにしているのは、どうかしているとしか思えません。  

バカ殿」が政治家をやっていても、何事もない平時であれば許されるのかもしれませんが、困るのは非常時です。 

 今回の新型コロナのような非常時の危機対応には、これまで見てきたように、目的と手段の明確化、計画性や戦略、スピード、専門家の言うことをうのみにしない俯瞰的総合的な判断力、近未来の予測能力、長期的な展望など、様々な能力が問われますが、悲しいかな、「バカ殿」にはこれらの1つたりとも備わってはいないのです。


■地の利で金メダルラッシュ…東京オリンピックが絶対に開催される理由 

 この本が出版されるときには、すでに結果が出ていますが、あえて書いておきましょう。  

2021年6月21日現在、私は、東京オリンピック・パラリンピックは、何があっても開催されると予想しています。なぜ、そのような判断にいたったのか、説明しましょう。  

東京オリンピックが開催されるからといって、世界中の国と地域が参加するとは限りません。おそらく、参加を辞退する国や地域が50以上あるでしょう。

  さらに、直近1年間のアスリートたちの練習量は、どの種目、どの国のどの選手であっても満足のいくものではないはずです。多くのアスリートが自粛生活の中で、試行錯誤を繰り返して、何とか現状を維持するのが精一杯ということも考えられます。  

このようなアスリートたちが、いくら一生懸命、全力でプレイしたとしても、世界新記録は出にくいはずです。つまり、東京オリンピックは、世界新記録ゼロの凡庸なオリンピックになる可能性すらあるのです。  

こうした凡庸なオリンピックで活躍できるのが、地の利を活かせる日本人選手たちです。

 ■開催反対から一転…テレビ局の「五輪バカ騒ぎ」を選挙利用する菅政権 

 日本人選手のメダルラッシュになれば、それをマスコミが両手を挙げて大喜びし、歓喜の報道を溢れさせることで盛り上げます。オリンピックの危険性を論じ、開催に反対したマスコミ、とくにテレビマスコミは、掌を返したようにオリンピックに熱狂した報道をすることでしょう。結果、東京オリンピック・パラリンピックは大成功だったということに「日本では」なります。 

 そして、東京オリンピック・パラリンピック後に行われる衆議院議員選挙で、自民党と公明党の政権与党が大勝ちするというのが菅義偉政権の描くシナリオだと、私は考えています。したがって、東京オリンピック・パラリンピックは必ず開催されるのです。

  総務大臣の経験から日本のテレビマスコミの性質を知り尽くした菅総理は、そのくらいのことを考えていると思います。

そして、オリンピックの熱狂のあと、若者のワクチン接種が進まなければ、重症者や死者は減っても、だんだん涼しくなることも重なり、感染者数は減らないので、またマスコミが政権批判を始めることもわかっているので、オリンピックの熱狂がさめやらぬうちに選挙を断行すると私は見ています。


 ---------- 和田 秀樹(わだ・ひでき) 国際医療福祉大学大学院教授 アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化した「和田秀樹 こころと体のクリニック」院長。1960年6月7日生まれ。東京大学医学部卒業。『受験は要領』(現在はPHPで文庫化)や『公立・私立中堅校から東大に入る本』(大和書房)ほか著書多数。


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《ワクチン接種翌日に急死》「主人は泡をふいて搬送先で息絶えた」遺族が訴える厚労省“副反応調査”の問題点

2021年07月10日 11時33分16秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス
>先生から死因は『虚血性心疾患の冠状動脈硬化症』と説明された上で『ワクチンと岡部さんの死亡には100%因果関係がない』と聞かされました

>詳しい検査結果も見せてもらえず、ただ一方的に100%と言われても……。もっとできる検査があるのではないかと納得がいかなかったし、せめて直接先生と会って、お話を伺いたいとお願いしました」(哲郎さんの三男)

>神奈川県警高津署から連絡があり、哲郎さんの遺族は「岡部さんの死亡事例は厚生労働省に報告されない」という説明を受けたのだという。

>遺族側が「アナフィラキシーではなくても報告されているケースもある」などと説得すると、医師は当初は「医者によって判断は違う」と答えていたが、最後には「遺族がそこまで言うなら」と厚労省に報告することに決まったという。




ワクチンが危険だと言いたいわけではありません。ただ、私たちの父がワクチンを打った翌日に息を引き取ったこと、そしてその後の警察や行政の対応に翻弄されたのも事実なんです……」 

【画像】家族が渡された診断書には…  


そう語るのは、6月10日に急性の「虚血性心疾患の冠状動脈硬化症」で亡くなった川崎市在住の岡部哲郎さん(仮名、71)の三男だ。哲郎さんは亡くなる前日の6月9日、川崎市の大規模接種会場で1回目のモデルナ製ワクチンの接種を受けていた。

「ワクチンの接種と父の死に関連があるのでは?」という疑念


「ワクチンの接種と父の死に関連があるのではないか?」と遺族は不安に思い、警察もまた哲郎さんの死因について外部の医療機関に委託して、検査を行った。その結果、哲郎さんの死とワクチン接種との間には「関連がない」と結論付けられたが、遺族にはその検査の詳細については知らされなかった。

  また、遺族側は「哲郎さんの死因を調べた検査結果」が厚労省の「ワクチンの副作用について検証する」部会で活用されるよう望んだが、担当した医師は当初「報告するケースに当たらない」として、遺族側の要求を拒んだという。哲郎さんの三男は、文春オンラインの取材にこう訴えた。 


「多くの人の命を救うワクチンは大事なものだからこそ、ワクチンを打った後に人が亡くなるケースが生じた場合には、それがワクチンの接種と関連があったのかどうか遺族が十分に納得できるまで検査することが必要だと思うんです。そうでないと私たち遺族は何時まで経っても『父はワクチンを打ったから死んだのではないか』という疑念を拭い去ることができません。そういった観点からも、国はもう少し手厚い体制を整えるべきではないでしょうか。残された家族が抱える大きな負担についてもぜひ広く知ってもらいたいです」


『接種した部分の腕が痛いなあ』とずっと言ってた


 川崎市内のアパートで暮らす哲郎さんの妻が、哲郎さんが亡くなった当時の状況を語ってくれた。

 「6月9日の14時ころ、川崎市が設置している大規模接種会場のNEC玉川ルネッサンスシティホールに夫婦2人で接種に行きました。横に並んでそれぞれワクチンを打ってもらって接種はすぐに終わり、15分様子をみましたが問題はなくそのまま帰ることになりました。主人は『接種した部分の腕が痛いなあ』とずっと言っていましたが、私も痛かったのでそれほど気にはしていませんでした」  

哲郎さんはもともと血圧が高く持病もあり病院にかかっていたが、かかりつけ医からは5月20日に「ワクチンを打つのは問題ない」という診断を受けていたという。しかし、一夜明けても哲郎さんは腕の痛みを訴え続けた。


翌日になっても、痛みを紛らわすためか趣味の将棋のゲームをずっとやっていました。それでも痛みがおさまらないようで、接種の案内の紙に書かれていた川崎市の問い合わせ先に主人が『湿布でもした方がいいのか』と尋ねる電話をしました。担当の女性は専門家ではなかったようで『後で折り返します』と言われ、主人も電話番号を伝えたのですが、その後今に至るまで折返しの連絡は来ていません。


主人は泡を吹いていて、救急隊が懸命に心臓マッサージを…


 昼に主人が好きなアイスの『ガリガリ君』を食べて、夕方には日課の散歩に行きました。その間もずっと『腕が痛い』と言い続けていました。それでも食欲も普段どおりで、夕飯の里芋の煮っころがしとアジの干物も私の分までペロリと食べていました。20時半頃にまたアイスを食べて、寝る前にトイレへ行ったのですが……」 

 しばらくして妻が部屋を出ると、哲郎さんがトイレの前で仰向けに倒れていたという。 「最初は寝ているのかと思い『こんなところで寝ていたら風邪ひくで』と言ったのですが、反応がない。慌てて隣の家の方にも助けを求めて、救急車を呼んでもらいました。そのときには主人は泡を吹いていて。

救急車の中では救急隊の方が懸命に心臓マッサージをしてくれましたが、搬送先の病院で23時43分に死亡が確認されました。あまりにも突然でその時は何も考えられなかったんですが、徐々に『もしかしたら前日に打ったワクチンが原因だったのでは』という思いが大きくなっていったんです」


「一方的に100%と言われても…」


 死因を詳しく調べるために、哲郎さんの遺体は11日の未明に神奈川県警が委託する県内の医療機関に移送された。哲郎さんの三男が続ける。 

「その日のうちに『死因は心臓によるものです。詳しく検査するため、3~4日後に連絡します』と警察から伝えられました。遺体は葬儀屋さんからすぐに病院に送り返され、医療機関はCTや血液の検査をしたようです。解剖などはありませんでした」 

 最終的に、検査に当たった医師から死因について電話で説明を受けたのは2週間後の6月25日だった。 

先生から死因は『虚血性心疾患の冠状動脈硬化症』と説明された上で『ワクチンと岡部さんの死亡には100%因果関係がない』と聞かされました。詳しい検査結果も見せてもらえず、ただ一方的に100%と言われても……。もっとできる検査があるのではないかと納得がいかなかったし、せめて直接先生と会って、お話を伺いたいとお願いしました」(哲郎さんの三男)



さらに今度は神奈川県警高津署から連絡があり、哲郎さんの遺族は「岡部さんの死亡事例は厚生労働省に報告されない」という説明を受けたのだという。


新型コロナワクチン接種後に死亡した事例は累計556件



 新型コロナのワクチン接種は予防接種法上の公的接種にあたるため、法律に基づき、接種後の副反応が疑われるケースは医療機関から報告され、外部の専門家でつくる厚労省の部会で安全性を検討することになっている。高津署が言う「厚労省への報告」とは、この部会への報告のことを指している。

  大手紙社会部でワクチンについて取材する記者が解説する。

「部会では、安全性を検討することになる『接種後の副反応の疑い』について、『接種による副反応』と『接種と因果関係のない偶発的な事象』のどちらかすぐに判断できないものと定めています。全国から報告される『副反応の疑い』があるケースについては、詳細に調査が行われており、7月7日に開かれた厚労省の部会では、新型コロナワクチン接種後に死亡した事例が累計556件あったと報告されました。

  このうち大部分はファイザー社製のワクチンを接種した後に死亡したケースで、5月22日に接種が始まったモデルナ社製のワクチンを打ったあとに死亡したケースは2件のみでした。

556件のうち、死亡と接種の因果関係が『認められない』とされたのが7件、現在『評価中』だったのが101件、情報不足などで『評価できない』としたのが451件でした(重複を含む)。また、この報告の中でファイザー社製ワクチンの2回目接種を行った7日後に死亡した80歳の女性について『(死亡が)接種との因果関係が否定できない』と踏み込んだ認定をされたことも注目を集めました」


厚生労働省への報告対象にすら入らなかった。


 接種の副反応を調べるために「国は接種後に亡くなったケースについてはできるだけ厚労省に報告をあげるよう各医療機関に働きかけている」(同前)という。しかし、哲郎さんの死は「接種後の副反応が疑われる」ケースにすら該当しないと判断されたのだ。 

 哲郎さんの三男が続ける。 

「警察は『報告をあげる基準に達していない』というのですが、肝心の基準が何なのかは教えてもらえませんでした。

疑問に感じて調べてみると父と同じ『動脈硬化症』で亡くなった方について厚生労働省に報告され、因果関係が『評価できない』という結果になったケースもありました。接種後に自殺で亡くなった方さえ『接種後の死亡』ということでワクチンの副反応を調べる調査に含まれていたんです。それなのに父のケースが報告されないだなんて、とても納得できませんでした」




 7月8日には、高津署で遺族と警察、哲郎さんの遺体を検案した医師とで「話し合い」の場がもたれた。そこで医師は「ワクチンによるアナフィラキシー反応(臓器などにアレルギー反応が出る症状)は確認できておらず、厚労省に報告をあげる必要はない」と再び説明したという。

遺族側が「アナフィラキシーではなくても報告されているケースもある」などと説得すると、医師は当初は「医者によって判断は違う」と答えていたが、最後には「遺族がそこまで言うなら」と厚労省に報告することに決まったという。 

「ワクチンの副反応を調べているはずなのに、遺族がお願いしないと報告さえされないのはなぜかと思いました。厚生労働省に報告されたことで、父の死がせめてワクチンの副反応を調べるための何らかの助けになることを望んでいます」(哲郎さんの三男)

1カ月が経った今も遺体を火葬できていない


 哲郎さんの家族は、死亡から約1カ月が経過した現在もまだ哲郎さんの遺体を火葬できずにいるという。 「父の死因について、やっぱりまだ納得できない部分がありまして……。死因について詳しく知りたいと思い、警察側が行った(遺体の)検査記録の詳細をもらおうとしたのですが、警察は『先生に聞いてくれ』、医者は『警察に聞いてくれ』とたらい回しにされてしまいました。

いま私たちの手元にあるのは、“虚血性心疾患による冠状動脈硬化症”と簡単に死因が書かれた1枚の紙切れだけです。これでは父の体に本当は何があったのかわからない。どのような検査をしてどのような結果だったのか。このまま、警察から記録の詳細がもらえないままだったら、どこか別のところで改めて遺体を調べてもらうしかないのではないか。そう思って父の遺体を未だに火葬できずにいます」

  哲郎さんの妻が振り返る。 「主人は中学校を卒業してから50年間、大工一筋でした。昭和49年に知人の紹介で知り合って、3人の子供を一緒に育ててきました。喧嘩をすることもありましたし頑固なところもありましたが、本当に優しい人でした……。数年前に大工を引退してからは家の天井まで届くような大きな絵を描いたりして、二科展でも入選したんですよ。自慢の夫でした」


検証してもらってこそ、父の死も誰かの役に立てる


「ワクチンで救われる命がたくさんあるのも分かります。一方でワクチンに不安を持っている人もいるし、少ない症例かもしれないけれど副反応が強く出る人もいます。だからこそ、国にはしっかりとデータを集めて検証してもらいたいんです。因果関係があったにせよなかったにせよ、検証してもらってこそ、父の死も誰かの役に立てるのではないかと思うんです……」  

哲郎さんの三男は最後にこう語ると、静かにため息をついた。




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