図で考える人は仕事ができる日本経済新聞社このアイテムの詳細を見る |
今回は、久恒啓一『図で考える人は仕事ができる』を紹介します。本書は、図解の有用性について、文章で説明してあります。実際それをどうやって書くかが難しいわけです。本書は、図解の書き方のノウハウ本ではありません。図解の有用性について長々と書いてある本です。
本書によると、図解と箇条書きの違いは、箇条書きには、個々間の関係が余り記述されないのに対し、図解は、個々間の関係を意識しながら図解しないといけないので、思考停止にならないということだ。個々間の関連を意識しながら人の話と聞くのは、考えることにもつながることだろう。
本書で気になったところを列挙したいと思います。
・時によっては、参加者に配布する資料は、あえて完璧な資料を作らないようにする。
・図解の練習には、論理的な文章(新聞の社説)が有用である。
本書は、図の具体例が少なくて、図解の書き方のノウハウについてはあまり触れていないので、そういう部分を求めている人にはお勧めできません。もう少し、図の書き方のノウハウ具体例があればいいとおもいます。