散日拾遺

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迦具土神(かぐつちのかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)

2015-12-03 11:28:47 | 日記

2015年12月3日(木)

 そうか、スサノオを迦具土神の生き延びた形と考えればいいのか。

 ひたすらに母を恋しがり、根の国へ行こうとしてかえって天上を荒らし、そこから放逐されて地をさまようスサノオ。芥川のスサノオなども、不思議な魅力に満ちている。

 スサノオのあり方をてんかん気質の延長上にとらえ、クレッチマーが露骨に軽蔑したこの気質を日本人にとって尊いものとするのが、老松克博の説である。魅力的でおもしろいと思う。

 

 


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