真如堂(正しくは真正極楽寺)は比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺。
三井家の菩提寺。
真如堂は京の紅葉の名所としてよく知られ紅葉シーズンには多くの観光客で賑わいますが、今は比較的訪れる人も少なく、ゆっくりと境内の初夏の趣が楽しめます。
本堂正面には樹齢250年と見られる菩提樹が大きく枝を伸ばし黄色の花が甘い香りをほんのりと漂わせます。
お釈迦さまが悟りを開いたとされるボダイジュとは別種で、日本の仏教寺院ではこの菩提樹がよく植栽されます。
本堂の裏手には東山三十六峰を借景とした紫陽花園があり、隠れた紫陽花の名所。
他にも境内にはムクゲや沙羅の花も咲きます。
最後に本堂を抜け渡り廊下を進むと奥はお庭。
大文字山を借景とした「涅槃の庭」、三井家家紋、四ツ目に囲んでデザインされた「隨縁の庭」が広がります。
庭園の拝観には拝観料(500円)が必要ですが、境内は自由に散策できます。
是非お越しください。
京都好き男 細木