京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

京のおさんぽ!

2012-06-16 | インポート

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隠れた名所 瀧尾神社

京都観光いつもありがとうございます。

昨日仕事の休みの日、辰年の神社を探しまくった結果、巨大な木彫りの龍が祭られている京都の「瀧尾神社」(たきおじんじゃ)

というのを見つけたのでお参りに行ってきました。

境内、本殿、横の建物の天井に龍の木彫りがありました。

それを眺めながら、迫力に押されながらも今年は辰年、どうぞ力強いお力添えをと心底祈っていました。

建物の彫刻は見ていて飽きることはありません、と言うのも多くの動物や鳥が彫られていて、鼠・馬・龍・牛・犬・猿・猪などの十二支をはじめとして、水鳥、鶴、鳳凰、犀、麒麟・・・実在の動物から想像上の生き物まで。
江戸時代末期の九山新太郎による彫刻です。

今の社殿は江戸後期の天保年間の完成で、「夜な夜な川へ水を飲みに行っている」「恐くて眠れない」。長さ八メートルの色鮮やかな体をうねらせる迫力ある姿に、当時、近所の人たちの間でそんなうわさが広がったとも言われるくらいにリアルです。

神社は拝殿の天井に網を取り付けて竜を閉じ込め、人々の気持ちをしずめたそうで、今から思えば昔の人たちの思い入れはすごいものだったのだと感じます。

拝殿は無料公開しており間近に見られるので静かに拝観してくださいね。

そしてマナーは必ず守って下さいね。地元の方々により神輿(みこし)を新調して祭りを復活させたり、盆踊りでは地域の人たちがにぎわいを見せ、現代の地域の社交場とも言うべき大切な場所になっていますので、くれぐれもこころしてお邪魔してください。

瀧尾神社(たきおじんじゃ)

 075-531-2551 京都市東山区本町11丁目718 拝観時間 自由 

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