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イシカワヒロユキダンススタジオ・blog
舞台裏 敗者復活戦 TANGO2。。。



今回はやるだけやったので、おもいっきり踊るだけです。

まずいつものように純代先生とのカメラリハーサル。
その後安さんとのリハーサル、それぞれ3~4回やりました。

音声さんがいつもよりしっかりマイク

私は「今回はタンゴだから大丈夫だと思いますよ」

リハ後も取れていないか確認に来ました。
リハを見てた他のプロダンサー達も、彼女の上達ぶりにびびってました。

「1週間でなんでこんなに踊れるの~?」私も不思議です。

収録までの少しの時間でもリハ室で練習。

ただ間違えずに踊るだけでなく、クオリティーを上げないと…

何故かというと、長い人はここまで3週間あったのです。
同じく1週間しかなかった三枝師匠は以前好評だったクイックです。
でもこの選択は自分達で決めた事、悔いはありませんでした。

種目がタンゴ、緊張感がポイントと言ったせいか、
安さんが初めてつけまつげを使いました。


衣装も大体イメージ通り、欲を言えば、ウエストの切り替えをもう少し低くする事。
ボディーの黒のモチーフが多すぎて、透け感がなくなってしまった等…

しかし正味4~5日で作って頂いてるので、あまり無理も言えません。
短期間でよくやってくれていると思います。

さて収録開始

また音声さんのマイク

二度とあんなことがおきないよう、気を使ってくれていました。

安さんは少し緊張気味かな、私は妙にリラックス。

「間違えてもいいから思い切って踊ろ!

私達の出番がきました。

TANGOの練習の時、よく「シャァーッ!


なのでフロアに入る前も、二人で「シャァーッ!


集中力を高めてスタートを待ちます、彼女の鼓動が判るくらいでした。

曲が始まり最初のステップ、「ん、ちょっと力んでる?」
「やばっ、ミスった」







少し速くなったところや、ネックをかえすとこのミスなどもありましたが、
全体的には上出来だったと思います。

正直「審査きびしー」と思いましたが、何故かすっきりしてました。

点数には関係ない満足感があったのです。
今回はどのペアも素晴らしい出来でした。

上手いとかじゃなく、気持ちのこもったダンス、心に訴えるものがありました。

結果、松本伊代・増田大介ペアが通過しました。

悔しさより祝福の気持ちのほうが大きかったです。
湧き上がった感情は寂しさ…

ここまでの、ほぼ毎日のような濃密な練習もこれでおしまい…

多分安さんも同じだったと思います。

彼女の涙


収録が終わり安さんの控え室に行きました。
実は花束を用意していたのです。

「敗者復活おめでとう」か、「今までどうもありがとう」のために。
残念ながら後者になってしまいました。


「忙しいスケジュールの中、よく頑張ったね!」

「センセ~、ありがとぅ…」

「実は、一度もハグ出来なかったのが残念で…」

そしたら・・・




ダンスではあんなにくっついたりしてるのにね。。。

さて、無事夢も叶って?平穏な日々に戻りました。

悔いがないわけじゃないけど、ある程度満足できるダンスが出来たと思っています。

最後に「安さん、本当にありがとう



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