ヒジュラ暦1426年ズー・ル・ヒッジャ(12月)15日 ヤウム・ル・イスナイニ(月曜日) |
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カンボジアに着いた翌日から観光はスタートした。
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その第1弾がアンコール・トムだった。簡単にアンコール・トムについて解説。
建立年代:12世紀後半(一部の建築物除く)
当時の王:ジャヤバルマン7世
何なの?:クメール王朝最大の都。周囲12キロ。中にいろいろな建物が残る。アンコール・トムは「大きい都」という意味。
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象乗りは人気があるわりに、象が10頭くらいしかいないため、一ヶ月以上前から予約が必要らしい。
以前、タイのメンホーソンで象に乗ってジャングルをトレッキングしたときには、突然象が密林めがけて暴走を始め、驚いたことがある。あのときに比べると大変おとなしそうな象なのでホッとした。
アンコール・トムへは南大門から入る。韓国のソウルにも南大門(ナムデモン)があるが、とにかく「南の方の大きい門」は普遍的に南大門なのだとも言える。
南大門に向かってかかる橋の欄干には、「乳海攪拌」というカンボジアの伝説の場面が再現されている(異説もある)。
この伝説では、神の軍と阿修羅軍が綱引きをしたことになっているので、橋の欄干はもう「神様てんこもり」状態で、イスラム的に見たら、けしからんことこの上ない橋である。
しかしそんなことを言ったら、エジプトだって古代の神様てんこもりの国ではないかということになり、要するに、そんなことに目くじらを立てる必要は無いのだ(別に誰も立てていないけど)。
「乳海攪拌」については、これからも出てくるので、詳しい解説は後日に譲る。
南大門の入り口は非常に狭く、小型バスがなんとか通れるくらい。そこを象に乗ってのしのし進んでいくのはなかなか爽快であった。なにしろ象の背中は結構高く、バスが見下ろせてしまうくらいだ。
約10分ほど象に揺られたところで、最初の見学場所バイヨンに到着した。
象使いの背中に1ドル札を入れ、象から降り、「じゃあな」と手を振る。象無反応。ここはちょっとだけでも「パオー」とか吠えて欲しかったが、現実の象は結構ドライなのであった。
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南大門をくぐり、内側から見る。 | アンコール・トム敷地内をさらに進む。 |
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象使いの背中には、ちゃっかりチップ袋。 | 上から見た象のオケツ。 |