自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

広島カープ誕生物語

2018-03-02 00:05:00 | 愛読書
広島カープ誕生物語

『広島カープ誕生物語』は、「はだしのゲン」の作者として著名な故中沢啓治氏による漫画。描き下ろし単行本として1994年に汐文社より発行(全2巻)され、2014年に垣内出版より再版(全1巻)された。今回、友人からいただいたのは後述の再版。




広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)の屋内練習場近くの特設広場に「広島カープ誕生物語」の主要登場人物を象った銅像が2015年3月20日に設置された。主要登場人物5人が土管に座わってカープを応援し、主人公の飼い犬がその前にいるという設定で、被爆直後の瓦礫や広島電鉄の路面電車の線路など終戦後の広島の街を忠実に再現している。ちなみに像のポーズは同書裏表紙に描かれたイラストを再現しているものと思われる。



このアツいセリフがホント羨ましい。こーゆーセリフを言ってみたかった。

オレも大の野球ファンと自認しているつもりだが、不幸にも生まれ育った群馬にはプロ野球球団がなく(現在もNPB球団は不在。しかし後ほどBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスは誕生)生活の一部として地元の球団と共に歩める環境がなかった。思い入れのある地元球団がなかったから、なんか少し斜に構えて野球を見ている自分が寂しいんだよなぁ…。

超貧乏・超弱小球団として誕生し、奮闘したカープ苦難の1950年代を中心に描かれ、後は回想、最後にセ・リーグ初優勝を果たした1975年シーズンが描かれるというのが大まかなストーリー。1975年にキャップとともにアンダーシャツ、ストッキングも赤に変更になったとか誤った内容も含まれていたが(下の写真参照)、純粋に地元のカープと共に生き続け、信じて付き添って傷ついて泣きたくなって実際泣いて、そしていつかもしかしたら…と思う中で得る喜びがヒシヒシと伝わってくる。


ジョー・ルーツ監督(4月30日に監督辞任)は燃える闘志を表す意味をこめて球団に赤を基調とする新ユニフォームを提案するが、既にシーズン用のユニフォームは出来上がっており変更可能なキャップ・ヘルメットの色だけ紺色から赤になった。(写真は#3 衣笠祥雄内野手)

おそらく野球に興味がない人が読んだらドン引きするような内容かもしれないけど、オレの心には深く深く突き刺さった。あ~野球ってほんとにいいなぁ~


1975年10月15日 対巨人戦(後楽園)に勝利し広島カープ初優勝!試合後ナインに胴上げされる古葉竹識監督


優勝ペナントを携え広島市民球場にてファンの声援に応える赤ヘルナイン

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