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自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

KAN - 東京ライフ

2018-12-29 00:05:00 | Favorite songs

KAN - 東京ライフ
Sunday 限られたくつろぎのすべては 明日のため
Monday 新聞も よめずに 靴をはく
Tuesday 偶然にむかしの 友達を見かけても
Wednesday 今はまだ 声をかけたくない

I live up to a Tokyo Life

雨が降っても 道をえらべば 傘をささずに歩ける
きずつかないで 生きてくために 時々 自分もだます

Thursday 地下鉄が君の仕事場まで のびたから
Friday 少しだけ 気分的に楽になる

I live up to a Tokyo Life

いくら好きでも 信じあっていても それぞれ 言い分はあり
小さなことを ほっておけなくて 大事なこと見失う

Saturday 結局は納得いかないまま 朝になる
Sunday 君を呼ぶ 声もかれてくるよ

I live up to a Tokyo…

君がいるからさ

I'm living through a Tokyo Life



地方出身者にはしみる名曲。
憧れた都会の生活で感じる様々な何かを思い出す曲。
心身共に疲れたときに聴きくとホッとする一曲。




まだ群馬の高校生だった頃、むさぼるように読みふけった「ツルモク独身寮」。その作中に描かれてたのがこの「東京ライフ」だった。


それからオレは上京した…。

考えるてみると一歩を踏み出した時が一番大変だった…。そして、やることなすこと、全ての言動がダサかった。

所狭しとひしめき合うビル、途切れない人の波…上京した当時は辛くて仕方がなかった。オレは東京モンのスマートで余裕ある佇まいが大嫌いだった。鼻持ちならなかった。オレは東京モンのスマートで余裕ある佇まいがうらやましかった。カッコよかった。

でも、気付いたんだ。一生懸命な時の人間ってみんなダサいんだよ。一生懸命東京でもがいているのならスマートで余裕ある佇まいなんて身につける必要なんてないって。ダサくても一生懸命生きていれば夢は逃げない。逃げてたのは「田舎モン」を言い訳にしていたオレだったんだ。

それらのことにもいつしか慣れて、気づけば普通に暮らせるようになった東京ライフ。“慣れ” とは偉大である。

上京前はよく理解できなかったこの歌を改めて聞けるようになったのは上京してから数年後。自身の体験を少し冷静に振り返ることができた時期だった。オレの人生は教科書になんて書いてない。わからないから不安だ。だからオレは不安と共に生きていこうと思えた時期だった。

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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
ツルモク懐かしいです! (クラシック好きなおぼうさん)
2018-12-30 22:25:44
高校時代、むさぼるように読みました。
社会人てどんなものだろうとドキドキしながら。
独り立ちの不安な気持ち、今思えば、一歩を踏み出す
その気持ちが「かっこよかった」んですね。
とても素晴らしい記事を読ませていただき感謝です。
今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。
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おぉ~ツルモクご存じですか? (野球好きな2児のパパ。)
2018-12-31 17:10:59
もう20年以上の作品なので共感していただけるだけで嬉しいです!ちょっと大袈裟ですがツルモク独身寮は僕にとって上京への指南書のようでした。
本年はお世話になりました。来年も何卒よろしくお願いします!
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高校時代 (タクチ)
2019-01-17 13:03:05
始めまして、タクチといいます。

古いスレにすいません。
ツルモク、自分も高3の時によく読んでいました。今も全巻そのまま手元にありますよ。読むことは、ほとんどないですが。
この歌詞って、実際の曲の歌詞だったんですね~。全く気付いていませんでした。

追伸、いつも自分のブログにお越しいただきありがとうございます。
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バイブルでした (野球好きな2児のパパ。)
2019-01-18 07:37:58
高校生の時、ツルモク愛読者だったということは同世代ですね!母が東京出身ということもあり高校卒業したら、絶対に上京すると考えてたので、このツルモクを読んでまだ見ぬ東京ライフを妄想していました。作中に挿入された東京ライフの歌詞は友人から教えてもらい、KANさんの作品と知り、一発でお気に入りの曲になりました。上京後聴いたら泣けてきたこともありました(笑)
いつも御ブログ楽しく拝見させていただいています。これからもよろしくお願いします。
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