さて、実は漓江下りのほかに、僕はここ桂林でしたいことがもう一つありました。
漓江で泳ぎたい!
せっかく目の前にキレイな川が広がっているのです。泳がない手はありません。ちゃんと日本で事前に情報は調べてありました。漓江は観光のために、何年も前からかなりキレイにしているのです。工場も郊外に移転し、排水などの垂れ流しも今はありません。桂林市内の漓江の西側、伏波山公園の根元には遊泳場もあり、地元の人たちも夏は川での泳ぎを楽しんでいます。(遊泳場の看板がある。)
この希望は桂林到着時からずっとガイドの趙さんには伝えてありましたが、彼女は最初は冗談と受け取っていたようです。けれど僕は観光船でもタクシーでも、漓江の流れを見ては繰り返し「泳ぎて~」と叫んでいたので、ようやく本気にしたようです。
「ホテルにも屋外プールがあってまだ使えますカラ。そっちで泳いだらドデスカ?」
ノンノン。部屋の窓のすぐ下にプール見えたけど、10m四方くらいの小さいプールだったじゃん。
「桂林市内には選手の人とか使ってるちゃんとした体育館のプールありますカラそっちは?」
んだからぁ。川で泳いでみたいんだってば。
「でも遊泳場は遠いですよ」
またまた。泊まってる桂林帝苑酒店の目の前がすぐ漓江じゃん。川向こうが伏波山公園なのは地図で見てすぐ分かることなんだから。
「橋まで行って渡って向こうまで歩くと30分以上かかりますヨ」
そんな漓江で泳がせたくないの?
「でも、泳げる人ならホテルの目の前でも(遊泳場じゃなくても)泳げますヨ」
!!!
それなら遊泳場まで行く必要ないじゃん。てなわけでホテル前の漓江で泳ぐことに決定。それにしても趙さんは反対してみたり教えてくれたり忙しい人デスネ。
友人たちも何人か川泳ぎに賛同してくれて、結局4人で水着に着替えて漓江に行きました。川向こうの遊泳場に確かに十数人の人影が見えます。が、手前にも数人の地元らしい中学生くらいの子供が泳いでました。これなら問題ないない。水は透き通るようにキレイ。30度近い気温で、水温もそう冷たくはないし。
ただし、流れは予想以上に速かったです。漓江下りではゆったりと船が進み、船上からはさほど速そうに見えなかったのですが、ホテル前で入ってみたら速いこと速いこと。中州があって、川幅が極端に狭くなってるせいもあるのかもしれませんが、流されそうなくらい速い。試しに上流方向に全力で泳いで見たけどその場に漂うのが精一杯な感じでしたから、僕の全力100m80秒くらいの速さはあることになる。
なのであまり気を抜けず、慎重に水遊びをしました。でも楽しかったね。途中何度か観光船が通り過ぎたけど、きっと僕らは地元の人たちと同じように写ったろうな。観光客で漓江で泳いでる人はいないみたいだし。良く見ると川の中で5cmくらいの小さな魚を何匹も見ましたが、やはり逃げるのは速くとても捕まえることは出来ませんでした。他に見かけたのはタニシみたいなのかな。
ただ、遊泳場ではなくただの川原なので、川岸には石がゴロゴロしてる。これが裸足の僕らには結構痛かったなぁ。鋭い石もあって、足の裏を軽く刺してしまったり。地元の子供らは皆サンダルを履いたまま泳いでいたので、次からは僕もそうしようと思いました。いつになるかは分からないけどね。
ともあれ、今回の中国旅行の僕的裏目的だった漓江泳ぎが出来たので、大満足でした。
川遊びの後、さらに同室の友人と二人でホテルの屋外プールにも行ったけど、こちらはやはり小さくて物足りない感じ。ていうか照明なくて暗いし。スタッフも来ないし。まあ貸し切り気分で良いかな。なんて思ってると西洋系のオジサン2人とオバサンが1人やってきました。そしたらようやくスタッフが出てきて、バスタオルとかも貸してくれる。照明まで点くし。何だよ、待遇が違うなぁ。
漓江下り、鍾乳洞、川遊び、プールと十分に桂林を堪能した後は夕食です。ホテル内の桂林料理のレストランにて、桂林名物のビーフンその他を頂きました。
前菜の盛合せ(ハム、クラゲ、ミミガーぽいの)、イカと野菜の炒め物、海鮮スープ、エビと芋のオイスターソース炒め、牛肉の炒め物、チンゲンサイの炒め物、スープビーフン、フルーツ。ビールは漓泉啤酒て銘柄でした。
スープビーフンですが、日本で食べる細い乾燥ビーフンと違い生ビーフンです。太いの。あましコシの無いウドンみたいな感じ。スープは薄い塩味。具は鶏肉とチンゲンサイとキノコでした。実はこのメインは、個人的にあまり美味しいと感じませんでした。でもメイン以外はかなり良かったな。炒め物系も辛過ぎず、しょっぱ過ぎず。肉も柔らかくて。個人的にはこの旅で一番美味しい夕食でした。精神的に満足していたことも大きいかも知れませんが。
夕食後はひと休みしてから夜の町に繰り出しました。中秋の名月と建国記念日に挟まれたこの日も街はお祭りの雰囲気。夜遅くになっても出歩く人も全然減りません。移動遊園地みたいのがあったし、縁日のような出店もたくさんありました。出店ではサンダルを16元(240円くらい)で購入。安いなぁ。他にも偽のブランドものの財布が一律10元で売ってたりして面白かったです。途中であやしいマッサージの呼び込みに捕まりそうになったりしつつ、卓球場やローラースケート場、カラオケなど、桂林の地元の人たちの娯楽も目にしたりしました。
その後、スーパーに寄ってビールやツマミなど買い込んでホテルに帰還。だらだらと深夜まで飲んでから寝ました。明日は6時起きで北京へ向かわなくてなりません。
※2004年10月10日投稿。投稿日時を9月29日に修正。
漓江で泳ぎたい!
せっかく目の前にキレイな川が広がっているのです。泳がない手はありません。ちゃんと日本で事前に情報は調べてありました。漓江は観光のために、何年も前からかなりキレイにしているのです。工場も郊外に移転し、排水などの垂れ流しも今はありません。桂林市内の漓江の西側、伏波山公園の根元には遊泳場もあり、地元の人たちも夏は川での泳ぎを楽しんでいます。(遊泳場の看板がある。)
この希望は桂林到着時からずっとガイドの趙さんには伝えてありましたが、彼女は最初は冗談と受け取っていたようです。けれど僕は観光船でもタクシーでも、漓江の流れを見ては繰り返し「泳ぎて~」と叫んでいたので、ようやく本気にしたようです。
「ホテルにも屋外プールがあってまだ使えますカラ。そっちで泳いだらドデスカ?」
ノンノン。部屋の窓のすぐ下にプール見えたけど、10m四方くらいの小さいプールだったじゃん。
「桂林市内には選手の人とか使ってるちゃんとした体育館のプールありますカラそっちは?」
んだからぁ。川で泳いでみたいんだってば。
「でも遊泳場は遠いですよ」
またまた。泊まってる桂林帝苑酒店の目の前がすぐ漓江じゃん。川向こうが伏波山公園なのは地図で見てすぐ分かることなんだから。
「橋まで行って渡って向こうまで歩くと30分以上かかりますヨ」
そんな漓江で泳がせたくないの?
「でも、泳げる人ならホテルの目の前でも(遊泳場じゃなくても)泳げますヨ」
!!!
それなら遊泳場まで行く必要ないじゃん。てなわけでホテル前の漓江で泳ぐことに決定。それにしても趙さんは反対してみたり教えてくれたり忙しい人デスネ。
友人たちも何人か川泳ぎに賛同してくれて、結局4人で水着に着替えて漓江に行きました。川向こうの遊泳場に確かに十数人の人影が見えます。が、手前にも数人の地元らしい中学生くらいの子供が泳いでました。これなら問題ないない。水は透き通るようにキレイ。30度近い気温で、水温もそう冷たくはないし。
ただし、流れは予想以上に速かったです。漓江下りではゆったりと船が進み、船上からはさほど速そうに見えなかったのですが、ホテル前で入ってみたら速いこと速いこと。中州があって、川幅が極端に狭くなってるせいもあるのかもしれませんが、流されそうなくらい速い。試しに上流方向に全力で泳いで見たけどその場に漂うのが精一杯な感じでしたから、僕の全力100m80秒くらいの速さはあることになる。
なのであまり気を抜けず、慎重に水遊びをしました。でも楽しかったね。途中何度か観光船が通り過ぎたけど、きっと僕らは地元の人たちと同じように写ったろうな。観光客で漓江で泳いでる人はいないみたいだし。良く見ると川の中で5cmくらいの小さな魚を何匹も見ましたが、やはり逃げるのは速くとても捕まえることは出来ませんでした。他に見かけたのはタニシみたいなのかな。
ただ、遊泳場ではなくただの川原なので、川岸には石がゴロゴロしてる。これが裸足の僕らには結構痛かったなぁ。鋭い石もあって、足の裏を軽く刺してしまったり。地元の子供らは皆サンダルを履いたまま泳いでいたので、次からは僕もそうしようと思いました。いつになるかは分からないけどね。
ともあれ、今回の中国旅行の僕的裏目的だった漓江泳ぎが出来たので、大満足でした。
川遊びの後、さらに同室の友人と二人でホテルの屋外プールにも行ったけど、こちらはやはり小さくて物足りない感じ。ていうか照明なくて暗いし。スタッフも来ないし。まあ貸し切り気分で良いかな。なんて思ってると西洋系のオジサン2人とオバサンが1人やってきました。そしたらようやくスタッフが出てきて、バスタオルとかも貸してくれる。照明まで点くし。何だよ、待遇が違うなぁ。
漓江下り、鍾乳洞、川遊び、プールと十分に桂林を堪能した後は夕食です。ホテル内の桂林料理のレストランにて、桂林名物のビーフンその他を頂きました。

スープビーフンですが、日本で食べる細い乾燥ビーフンと違い生ビーフンです。太いの。あましコシの無いウドンみたいな感じ。スープは薄い塩味。具は鶏肉とチンゲンサイとキノコでした。実はこのメインは、個人的にあまり美味しいと感じませんでした。でもメイン以外はかなり良かったな。炒め物系も辛過ぎず、しょっぱ過ぎず。肉も柔らかくて。個人的にはこの旅で一番美味しい夕食でした。精神的に満足していたことも大きいかも知れませんが。
夕食後はひと休みしてから夜の町に繰り出しました。中秋の名月と建国記念日に挟まれたこの日も街はお祭りの雰囲気。夜遅くになっても出歩く人も全然減りません。移動遊園地みたいのがあったし、縁日のような出店もたくさんありました。出店ではサンダルを16元(240円くらい)で購入。安いなぁ。他にも偽のブランドものの財布が一律10元で売ってたりして面白かったです。途中であやしいマッサージの呼び込みに捕まりそうになったりしつつ、卓球場やローラースケート場、カラオケなど、桂林の地元の人たちの娯楽も目にしたりしました。
その後、スーパーに寄ってビールやツマミなど買い込んでホテルに帰還。だらだらと深夜まで飲んでから寝ました。明日は6時起きで北京へ向かわなくてなりません。
※2004年10月10日投稿。投稿日時を9月29日に修正。