先日の話ですが、民間のスポーツクラブの優待券を貰って行ってきました。実は僕、スポクラ未体験だったのです。旅行先のホテルで泳ぐ以外は公共のプールオンリー。何よりもまず料金が低めに設定されていることと、自分自身が10年前働いていて、気心が知れてなんとなく安心感があるということもあります。
でも民間のスポクラには興味はありました。泳いでいると、誰しも少しは興味持つんじゃない? 会員制という閉じた空間。限られた人たちが、運動に汗を流す。若く見目麗しい男女のスタッフが奉仕してくれる華麗なるスポーツクラブ(←間違った認識)。
何度か行ってみようと思ってHPはいろいろ見てたんですよね。自宅近くだとプール主体で有名な
NASがある。ジムには興味が無く、泳ぎ主体の自分にはピッタリです。また、職場近くには
エスフォルタがあります。ここは昔はノーチラスって言わなかったっけ? 10年前カレンダーを貰った覚えがある。
そういえば職場近くには
フィットネスクラブ東京ドームもあります。こちらは後楽園のラクーア内に作られたスポクラですが、他のトコに比べて料金が少し高め。にも関わらず大人気で、オープン当時から会員申込が殺到し、入会まで何ヶ月も待つとか。凄いですね。

そんなわけで興味のあった民間のスポクラですが、今回僕が行ったのは上に挙げたスポクラよりは少し規模の小さいトコロ。
OSSOというスポーツクラブで、行ったのはそこの日暮里店でした。ホテルラングウッドの地下にあります。この建物内には荒川区の公社経営の区民ホールも入っているので、どうやら公共性のある建物のようです。(ちなみに優待券も荒川区の体育の日のイベントで貰いました。)
10時の開館時間に合わせて行くと、入り口前には十数人の人だかり。正直言うともっとガラガラなのを予想してたんだけどなぁ。結構寒かったし。会員らしい人々が会員証と引き換えに利用カードを次々と貰っていく。受付の女性(予想通り3人とも若いw)に優待券を見せて、初めての利用なことと特にプールを利用したい旨を申し出ます。
スタッフの人はすぐに歩いて館内を案内してくれました。エアロビなどをやるスタジオ、20台ほどのマシンの並んだジム。それに25m×5コースの温水プールです。ドラマなどで見るスポクラと同じじゃ~ん。気が付いたのは、自販機が多いことVAAMやらスポーツ飲料もたくさん扱ってる。いつも行くプールとかでVAAM売ってるのなんて見たことないよ!
ひと通り施設を回り、カードを貰っていざ利用開始です。カードを差し込んで使うロッカーは、電子式では無いものの良い感じ。自分で好きな場所を選べます。キーはバンド式ですが、トレーニングジムがあることもあり、プールのゴム式ではなくカギをたたんで隠せるバンド。これ手首に着けると泳ぐ時けっこう邪魔なんだよね。ギリギリ足首に着けることが出来ました。
プールに入る前にシャワーを浴びるのですが、2個しか無いのが気になりました。しかも1回毎に各個人で蛇口を捻るの。これだと当然浴びないで入る人が出そうだよなぁ。古い施設ではないので腰洗い層もありません。(腰洗い層は何年も前に法定設置でなくなりました。)
プールの室温が少し低いかな。肌寒く感じます。5コースあるプールは思ってたよりも混んでる感じ。いつも通り念入りに準備体操をしますが、床がザラついてて腰をおろしての柔軟は水着がヤバそう。諦めて立ったままでの柔軟で済ませました。フリーレーンで既に2人泳いでるコースに入りラップスイミングを始めました。
水に入りまず感じたのが、水がしょっぱいこと。いつもいくプールらに比べて、なんとなくしょっぱい気がする。ろ過方式が違うんだろうか? さっきのプール入り口の衛生用のシャワーがあまりにもお粗末だったことを思い出します。あまり深くは考えたくないなぁ。とりあえずは泳ぎに集中集中。
水底は10cm×20cmほどのタイルが敷き詰められているのですが、縦ラインなどがまったく無いのが泳ぎにくい。まっすぐ泳ぐのには常にコースロープを意識する必要があります。普段気にしてないけど、縦ラインってとても重要なのね。この辺は公共のプールの場合は大抵引かれているの違うトコだと思いました。
先に泳いでる男性は僕と同じラップスイマーですが泳ぎは少し遅め。ライン無いせいもあるのか何度も真ん中からはみ出して泳ぐ。すれ違う時に何度かぶつかりました。抜こうとすると意地になって抜かせないように頑張る。どうもいい感じはしませんでした。何度か抜いたり、コース途中でターンしたりしてして凌ぎました。
11時からは隣りの2コース分を使ってアクアビクスが始まりました。これが大人気。ずっと泳いでたのでちゃんと数えてはいないのですが、多分20人以上はいたかなぁ。隣りから来る波がすごかったです。その頃には件の男性もいなくなり、もう1人は普通の人だったので1レーンを2人で気分良くラップスイムしてました。
少し嬉しかったのは、大抵のプールで設定されている1時間毎の定時の休憩が無かったこと。アクアビクスや教室のレーン以外で泳いでいれば、ずっと連続して泳ぎ続けることが出来るのです。小説
イン・ザ・プールの主人公も話してますが、この定時の休憩は結構イヤなものです。特にノってる時に休憩に入ってしまったりすると。それが無いのは嬉しいなぁ。調子に乗ってどれくらい長く泳げるかを試そうかとか考えてしまいました。
アクアビクスを横目で眺めつつ泳ぎながら、いつ終るんだろうとボーっと考えつつ泳ぐ。結構本格的な人もいて、抵抗を増やすためにスイミンググラブを着けてる人もいます。よくアクアビクス通っても痩せない人が多いとか聞くけど、なかなかどうして。ちゃんと引き締まってる人もいるじゃん。なんて考えてたりする(爆)。そうして、11時45分にアクアビクスは終了しました。
殆どの人はプールから上がるのだけど、何人かはスイムに戻り、同じレーンにも数人入ってきました。様子見てるうちは良かったけど、さすがに全員が泳ぎ始めると僕は自分のペースでは泳げなくなります。肩も少し痛くなってきたしということで、5分ほどで上がりました。トータルで泳いだのは100分。連続で泳いだ時間としては自己最長記録です。多分5kmくらい泳いだかなぁ。満足満足。
プールをあがり、憧れのお風呂に入りました。公共のプールではお風呂は殆ど付いてません。シャワーのみだし、節水のためシャンプーや石鹸使用禁止も多い。ちゃんとしたお風呂でしっかり身体を洗い、芯まで温まるなんて普段は出来ることじゃありません。しかもこのお風呂トルマリン風呂だし。素晴らしい!
ダイエット的な話をすれば、運動後30分は筋肉の中のリパーゼが脂肪を燃焼させ続けるという説があり、このリパーゼは体温付近の温度でしか働かないそうです。運動後冷たいシャワーや温かい風呂に入るとリパーゼの脂肪燃焼効果を妨げちゃうの。そのこともチラリと頭の片隅に浮かびましたが、お風呂の魅力には敵わない。結局お風呂に飛び込み、存分にトルマリン風呂を堪能してしまいました。
更衣室で着替えてる時に気付いて感心したのが、水着専用の脱水機があること。普段行くプールにも洗濯機があり、その脱水機だけ使用できるようになってるのですが、ここには最初から水着専用に設計された水着脱水機がある。そんな物があるなんて知りませんでしたよ。
着替えて、アクエリアスを買い飲み干して終了~。カードキーをフロントに返却し、挨拶代わりに入会の資料一式を貰って帰りました。
プールでは混んでたり、ぶつかられたり。不本意な部分もありましたが、アメニティはかなり充実していて良かったかな。初めてのスポクラ体験としては。でも、多分入会はしません。やはり空いているプールが好きだからね。それにたくさんのプールを色々回るのも公共プール利用者の楽しみでしょう。また、どうせ民間のスポクラ入るならプール充実してるNASが良いとか思っちゃうし。まあでも良かったです。また来ようかな。優待券まだあるし(笑)。