向こうは高地対策がうまくいっていないんじゃないか」稲本潤一

サッカー日本代表は１４日、２０１０年ワールドカップ（Ｗ杯）・南アフリカ大会の初戦となるカメルーン戦に臨み、本田圭佑のゴールで１－０の勝利を収めた。

以下は、試合後の稲本潤一（川崎）のコメント。

「今日は素晴らしいスピリットで戦ったし、いいファイト、いいモチベーションで戦えた。とてもうれしい。日本のサッカーにとって素晴らしい勝利だと思う。

（Ｗ杯では）８年前に日本で勝って以来で、しかもアウエーの初勝利。みんなにとっていい思い出になると思う。

(試合では）こぼれ球の処理をしろと言われていた。ロングボールの反応だとか。ものすごく難しい時間帯だったけど、集中して試合に入れました。競った後（のこぼれ球）ですね。ダイレクトにボールが来ることは少ないから。

その後のボールをどれだけ拾うかと、どれだけ時間を使うかを考えてやっていました。僕が出る前の時間帯もすごく集中してディフェンスできていたので良かったんじゃないかと思う。

向こうは高地対策がうまくいっていないんじゃないかと思えたし、僕たちのコンディションがすごく良かったのは、今までいい準備をしてきた結果だと思います。（カメルーンが）もう少しガンガンくるかなと思っていたけど、初めからそこまでこなくて、ロングボールの蹴り合いでしたし、シュート数もそんなに多くなかったと思うので、よりコンディションのいい方が勝つ試合だったと思います。

一体感なり、チームのやるべきことを理解していたし、ラストの時間帯もそうだったし、まずディフェンスから入る姿勢を９０分集中してできていたし、まず先制できたのが大きかった。

先制すると向こうも前に来るようになるし、前にきてくれる分にはディフェンスにとってはいい。イングランド戦もコートジボワール戦もディフェンスは安定していたし、今までやっていたことが試合に出たんじゃないかと思います」
[スポナビ]