いなモらス

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川崎:「カップ戦強者」の貫禄

2010-09-30 | kawasaki(ina)
過去10年で3度のファイナリストの実績はだてじゃない。短期決戦を知り尽くす「カップ戦強者」らしい貫禄(かんろく)勝ちに、「選手全員が同じ絵を描けていた」と稲本の談話も弾んだ。

5月のリーグ戦で完敗した磐田に対し、守備面で明確なプランを持って雪辱した。ターゲットは主力DFを出場停止で欠き、やや不安定な磐田の最終ライン。前半から黒津、ジュニーニョの2トップや後方の選手が次々とプレスを掛けて連係ミスを誘い、ショートカウンターから主導権を握った。

「相手のセンターバックは足元の技術が落ちる。効果的にプレッシャーを掛けられた」と稲本。労を惜しまぬ姿勢は後半、黒津のゴールを呼び、終盤の劣勢を耐える相乗効果ももたらした。

リーグ戦では敵地で3勝3分け6敗と振るわないが、「まず結果を追求するのがカップ戦」と伊藤は開き直る。

後半途中、体調が万全ではない中村ら主力をベンチへ下げる余裕も。第2戦は引き分け以上で4度目の決勝が決まる大きなアドバンテージを得たが、「欲を言えばもう1点、と言われるかもしれないけど、また締まった試合を見せられる」と相沢。ほどよい緊張感はむしろ歓迎のようだ。

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Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ準決勝第1戦は29日、広島広域公園陸上競技場などで2試合を行い、初の4強入りを果たした広島はホームで清水に2―1で競り勝ち、昨年準優勝の川崎はアウェーで磐田に1―0で先勝した。

広島は李が先制ゴールを奪い、高萩が加点して逃げ切った。川崎は後半開始直後に黒津が決勝点を挙げた。

準決勝第2戦は10月10日午後3時から川崎、清水のホームで、決勝は11月3日に東京・国立競技場で行われる。
[神奈川新聞]