韓国旅行（４７）完結編

　うどんを食べたらもう、タイムアップだ。飛行機が飛び立つ時間から逆算すると、もう余裕の時間はない。新村からタクシーで宿においてある荷物をひきとりに行って、地下鉄に飛び乗った。
　金浦空港なら、地下鉄でアクセスできるので、こんな場面でも時間の計算ができるのがいい。リムジンバスだと、渋滞に巻き込まれてしまうと、飛行機に乗れないなていう事態も想定できる。
　とはいっても、なれない地下鉄で乗る方向や乗換えを間違えたら、その場でアウトになるかもしれないというぎりぎりの時間しか、余裕はない。慎重に乗換駅を何度も確認して、乗り換えて、無事金浦空港にたどり着いた。
　空港のチェックインは、意外に人が少なくて、結局それから1時間半くらいは、余裕があった。少ない残金を確認して、空港の中にあるドーナッツ屋でMサイズののスムージーみたいな飲み物を飲むことにした。ちなみに残金では、Lサイズを買うことができなかった。
　私の行ったときは、まだ封切りしていなかったが、ヨン様の「四月の雪」という映画のパンフレットも置いてあった。ちなみに、日本の興行では、そこそこの成績があったらしいが、韓国内では、早々と打ち切られた映画館が多かったそうである。
　もう、資金も残っていないので、飛行機の前のロビーでぼーと待ち、やがて、搭乗がはじまり、機上の人となった。
　しばらくすると、待望の機内食が届いた。帰りの機内食は、牛肉である。パンとサラダ、ビール、ビールのつまみといったところである。コチジャンをもらって、たっぷり牛肉とご飯にかけて、ゴチャゴチャかき混ぜながら食べた。もう一品なにかあると、もっとリッチな気分になれるのだが、まあまあ満足できる機内食であった。
　今回の韓国旅行は、大成功だったと思う。まだ、先の話だが、今度韓国旅行をするときには、安東と河回という韓国の古い町並みが残っているところへ、行こうかなと予定している。
　韓国旅行話をご愛読ありがとうございました。


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