そういうものに私はなりたい

ロハスな日常と非日常な旅を綴るブログ。

明治屋で酒を飲む

2009年05月12日 21時33分23秒 | Weblog
 阿倍野駅で、無事、次の日の朝発の吉野行き特急のチケットを買うことができた。ちょうど、桜の時期で、満席だったらどうしようという心配は杞憂であった。雨はかなり強くなってきた。
 今回の旅は、荷物全部を持ったまま、移動するスケジュールなので、なるべく荷物は軽くしたい。ということで、あえて折り畳み傘は持っていかずにいた。コンビニのビニールの傘でその場をしのげればいいと思っていたのだが、そのコンビニが意外とない。雨の中少し歩いて、やっとコンビニを見つけて傘を買ったが、だいぶ服が濡れてしまった。
 次の目的地「明治屋」という居酒屋に向かう。金曜日の昼から居酒屋というのも、普通に働いている人に申し訳ないような気がするが、めったにないことなので、許してほしい。明治屋は、太田和彦さんの居酒屋紀行で知った。かなりいい居酒屋らしい。居酒屋好きには居酒屋の聖地とまで言われている歴史のある居酒屋である。
 カウンター席を陣取り、おもむろに熱燗を注文する。つまみには、きずしとしゅうまいを頼んでみた。カウンターの中に大きな杉の樽があって、そこに酒が入っているようだ。
 この酒が、うまい。最近は、ありがたそうにいろんな前置きのある酒が売られているが、おそらくこの酒は平凡な酒であるはず。値段からいって。これが、この杉の樽に入ると、杉の木の香りが酒に移り、あつかんにすると、なんともうまい。
 店内は、静かで程よい緊張感がある。わいわいがやがやさわぐガキなぞいない。大人の個人客がほとんどである。豚の角煮を追加し、酒がすすむ。
 満足であった。




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