『六甲おろし』と『闘魂込めて』（いけふくろう通信第33号）

阪神タイガース、セントラル・リーグ制覇記念トリビア。

プロ野球の
「阪神タイガース」の応援歌『六甲おろし』と
「読売ジャイアンツ」の応援歌『闘魂込めて』は、同じ人物が作曲した。

その作曲家は、「古関　裕而」氏で、
他にも、『東京オリンピック・マーチ』、全国高等学校野球選手権大会・大会歌『栄冠は君に輝く』、
早稲田大学応援歌『紺碧の空』、慶応義塾大学応援歌『我ぞ覇者』、
『スポーツ・ショー行進曲』（NHKのスポーツ中継の開始時に流れる曲）
といったメジャーな歌の作曲をしているが、その他にも校歌・応援歌の数は、
福島県内では101校、全国では300校を超えるという超人である。

ちなみに、『モスラの歌』も彼の作曲である。

では、実際に、お聞き下さい。

六甲おろし（ram形式）

闘魂込めて（midi形式）

ちなみに歌詞は、次の通りです。

～六甲おろし～
（作詞：佐藤惣之助　作曲：古関　裕而）

１．六甲おろしに颯爽（さっそう）と
　　蒼天（そうてん）翔ける日輪の
　　青春の覇気麗しく
　　輝く我が名ぞ阪神タイガース
　　オウ オウ オウオウ
　　阪神タイガース フレ フレフレフレ

２．闘志溌剌（はつらつ）起つや今
　　熱血既に敵を衝（つ）く
　　獣王の意気高らかに
　　無敵の我等ぞ阪神タイガース
　　オウ オウ オウオウ
　　阪神タイガース フレ フレフレフレ

３．鉄腕強打幾千（いくち）たび
　　鍛えてここに甲子園
　　勝利に燃ゆる栄冠は
　　輝く我等ぞ阪神タイガース
　　オウ オウ オウオウ
　　阪神タイガース フレ フレフレフレ

～闘魂込めて～
（作詞：椿　三平・西条　八十　作曲：古関　裕而）

１．闘魂込めて大空へ　球は飛ぶ飛ぶ炎と燃えて
　　おおジャイアンツ　その名担いてグランドを　照らすプレイのたくましさ
　　ジャイアンツ　ジャイアンツ　行け行けそれ行け　巨人軍

２．嵐を雲をつんざいて　球は呼ぶ呼ぶ勝利の星を
　　おおジャイアンツ　その名と共に明日の日へ　伸びるチームの勇ましさ
　　ジャイアンツ　ジャイアンツ　行け行けそれ行け　巨人軍

３．輝く歴史重ねつつ　球はゆくゆく無敵の天地
　　おおジャイアンツ　その名を高くいや高く　あげるナインのたのもしさ
　　ジャイアンツ　ジャイアンツ　行け行けそれ行け　巨人軍

プロ野球界の永遠のライバル、阪神タイガースと読売ジャイアンツ。
お互いライバルチームを嫌っても、ファンが歌う応援歌は素晴らしい曲である。

（補足トリビア）
ちなみに、『六甲おろし』の正式名称は、『阪神タイガースの歌』である。

～ムッシュ・いけふくろう～