またまた秋田県大仙市・八重寿銘醸(株)の『白神山地の四季
生酛(きもと)』(980円/720mℓ)。
アルコール分:15-16度
原材料名:米・米麹
原料米:美山錦100%
精米歩合:65%
瓶裏のラベルには次のように書いてあります。
生酛とは、酒造りの原点である「酒母造り」の工程で蒸米、麹、水が
一体となる迄小桶で手作業により摺つぶし作業を行い、それに
通常の乳酸を使わず天然の乳酸菌を増殖させ、協力な乳酸を造る
のが生酛造りの特徴です。生酛酒母造りは完了する迄30日前後
かかり、通常の酒母つくりの2倍の日数を要します。
生酛造りの古式伝統のわざと現代的手法により、醸し出された白神
山地の四季「生酛」は、酒母の醗酵力が強く、濃醇でふくらみと
コクがありよりのいごたえのある、「酒通の酒」です。
実際に飲んでみると、香りはなく、辛くも甘くもなし。旨味も感じず
ちょっと妙な印象を受けました(笑)。
同社公式サイト:ようこそ八重寿銘醸株式会社 "八重寿(やえす)" のホームページへ!
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三重県立美術館に行ったついでに開館したばかりの石水博物館にも行ってきました。
ここは地域文化の振興と社会福祉活動の拠点として川喜田半泥子が昭和5年に設立した
「財団法人石水会館」を母体とし、川喜田家ゆかりの地である三重県津市の千歳山に
展示施設を新築、移転開館したもの。開館は5月10日なので、できたてホヤホヤ。
国道23号線から久居方面へ行く県道776号に入り、岩田池の手前を左に曲がった
細い道の先にあり、隠れ家的なところ。あらかじめ調べておかないと行けません(笑)。
建物は直線を基調としたコンクリート打ちっぱなしのモダンなもので、
茶の湯関係の展示品とはミスマッチ?。2階建てで1階は川喜田家の
コレクションを展示、2階は川喜田半泥子の茶陶と書画を展示しています。
半泥子の茶陶と書画については、以前、三重県立美術館の
企画展で見たことがあるものもありました。
茶陶や書画についてワタシはその良さがわかりませんが、
書『波和遊』(How are you?)に氏のユーモアを感じました。
過去のエントリー:2010.06.22 三重県立美術館『川喜田半泥子のすべて展』★4
石水博物館のHP:石水博物館
というわけで、今回は『堀文子展』にちなんだランチ(2,400円)をオーダー。
ヒマラヤに咲く【幻の花 ブルーポピー】をイメージして
~ポレンタのタルトレット~
色々な野菜マリネ ココナッツミルク風味
けしの実のチュイルとカレーオイル
ポレンタというのはとうもろこしの粉末の練り物のようです。
ティアドロップ型のものはたぶんピスタチオが使われていると思いますが、
ケシの実をトッピング。なかなか美味。カレーオイルも効いています。
34歳“軍鶏”
~天城軍鶏のクレピネット ブイヨン仕立て~
春野菜と堀文子が見た世界のエッセンス
メインは軍鶏肉のハンバーグですが、香味野菜やハムも入っています。
特に生姜が効いています。
ブイヨンスープが旨味を足しているという感じ。
皿の四隅には、パプリカ、モロヘイヤの粉末、ミックススパイス、
粒マスタードがあり、お好みでつけていただくという趣向。
モロヘイヤの粉末は味に関係なかったようですが(笑)。
~デザート“極微の宇宙に生きるものたち”~
色々なプティフールで表現して
珈琲または紅茶
トンボの型抜きのビスケット?がカワユイ。
デザートはひとつひとつ覚えていませんが、とにかく甘い!
ワタシは甘いのがあまり得意ではないので、今回は
コーヒーをブラックで中和しました。
行こう、行こうと思っていてようやく行ってきました。天気がいいと気分が華やぎます。
正直なところ、堀文子氏について全く知らないままこの美術展を観に行きました。
入ってすぐの作品はヘタウマのようにも見えるもので、そんなものかとも思ったのですが、作品を見ていくにつれ、とてつもない作家であると認識しました。
作風は日本画のものもあれば洋画のものもあり、さらに言えばあらゆる文化の作風を吸収し、試しているという感じでした。しかも、それが若い時代だけではなく、お年を召して以降も変わらないというところがスゴイ。ちなみに氏は齢93歳にしてご存命!
三重県立美術館の公式サイト:三重県立美術館
同 企画展:三重県立美術館/企画展