地震と津波、原発の事故が発生して2週間以上が過ぎました。
被害に対する思い、復興に対する思いは日に日に募っています。
通常のブログに戻る前にひとつだけ書いておこうとおもいます。
復興の大きな障害となっている原発事故。
今回の福島の原発事故はIAEAが定める基準だと
“レベル6”に相当すると言われています。
“レベル7”がチェルノブイリです。
チェルノブイリの事故で撒き散らされた放射性物質は、
広島に投下された原爆の400~500倍と言われています。
福島はチェルノブイリまではならないという専門家もいますが、
炉心溶融(メルトダウン)すると、原子炉圧力容器などが破損され、
放射性物質が周囲に拡散する可能性があります。
それを避けるために注水→冷却しているのですが、
注水を増やすと汚染水が拡大し、外部に広がるので
収束の見通しが立たないのが現状です。
今現在、2号機の水たまりが1シーベルト、
作業をしてくださっている方が、汚染した水につかり足に浴びた放射線量は、
約2~6シーベルトだそうです。
よく耳にする“シーベルト”について補足します。
まず、1シーベルト=1000ミリシーベルトです。
全身の被曝量が3~5シーベルトだと半数の人が亡くなります。
6シーベルト以上の放射線を浴びると、腸管障害により1ヶ月以内に大半が死亡します。
私は被爆地長崎で生まれ、被爆者・2世・3世に囲まれて育ちました。
今回の原発事故のニュースを見ていてとても複雑な気持ちで過ごしています。
「ただちに健康に被害はない」
この言葉に心が痛みます。
広島・長崎で原爆が投下された後、放射線・放射能の情報の隠蔽や
不足により被爆者は暗い闇へと落とされました。
歴史は繰り返すのでしょうか。
内部被ばくは本当に怖いことです。
確実に体を蝕みます。
そして、同じく怖いのは差別と風評被害。
このブログにも思うことをすべて書こうかと思いましたが、
それが適切かどうか今は判断できないでいます。
煽る気も、楽観視する気もないです。
今の子どもたちや、その子どもたちが生きる未来はどうなるんだろう。
少しでも安心できる状況をここからまた築いていかなければ。
私たちの世代、頑張るときじゃない?
気力、体力、志。
一番頑張れる世代じゃない?
そして一番足を踏み外してはいけない世代でもあります。
「冷静な判断を」
そう言うならば、冷静な判断ができる適切な情報を政府は伝えてください。
ここで間違うわけにはいかないんです。
もどかしい気持ちもありますが、個人でできることもたくさんあるはずです。
受け止め、考え、行動する。
この国で生きるみんなに心を寄せて、自分ができることから頑張ろう。
長崎の友人へ。
身内や近所の方から聞いた被爆体験談、学校の平和学習で学んだことを
話し伝えていこう。
被害に対する思い、復興に対する思いは日に日に募っています。
通常のブログに戻る前にひとつだけ書いておこうとおもいます。
復興の大きな障害となっている原発事故。
今回の福島の原発事故はIAEAが定める基準だと
“レベル6”に相当すると言われています。
“レベル7”がチェルノブイリです。
チェルノブイリの事故で撒き散らされた放射性物質は、
広島に投下された原爆の400~500倍と言われています。
福島はチェルノブイリまではならないという専門家もいますが、
炉心溶融(メルトダウン)すると、原子炉圧力容器などが破損され、
放射性物質が周囲に拡散する可能性があります。
それを避けるために注水→冷却しているのですが、
注水を増やすと汚染水が拡大し、外部に広がるので
収束の見通しが立たないのが現状です。
今現在、2号機の水たまりが1シーベルト、
作業をしてくださっている方が、汚染した水につかり足に浴びた放射線量は、
約2~6シーベルトだそうです。
よく耳にする“シーベルト”について補足します。
まず、1シーベルト=1000ミリシーベルトです。
全身の被曝量が3~5シーベルトだと半数の人が亡くなります。
6シーベルト以上の放射線を浴びると、腸管障害により1ヶ月以内に大半が死亡します。
私は被爆地長崎で生まれ、被爆者・2世・3世に囲まれて育ちました。
今回の原発事故のニュースを見ていてとても複雑な気持ちで過ごしています。
「ただちに健康に被害はない」
この言葉に心が痛みます。
広島・長崎で原爆が投下された後、放射線・放射能の情報の隠蔽や
不足により被爆者は暗い闇へと落とされました。
歴史は繰り返すのでしょうか。
内部被ばくは本当に怖いことです。
確実に体を蝕みます。
そして、同じく怖いのは差別と風評被害。
このブログにも思うことをすべて書こうかと思いましたが、
それが適切かどうか今は判断できないでいます。
煽る気も、楽観視する気もないです。
今の子どもたちや、その子どもたちが生きる未来はどうなるんだろう。
少しでも安心できる状況をここからまた築いていかなければ。
私たちの世代、頑張るときじゃない?
気力、体力、志。
一番頑張れる世代じゃない?
そして一番足を踏み外してはいけない世代でもあります。
「冷静な判断を」
そう言うならば、冷静な判断ができる適切な情報を政府は伝えてください。
ここで間違うわけにはいかないんです。
もどかしい気持ちもありますが、個人でできることもたくさんあるはずです。
受け止め、考え、行動する。
この国で生きるみんなに心を寄せて、自分ができることから頑張ろう。
長崎の友人へ。
身内や近所の方から聞いた被爆体験談、学校の平和学習で学んだことを
話し伝えていこう。