＜本日の一言＞
扇興杯女流最強戦は、上野愛咲美女流本因坊(18)が謝依旻六段(30)を破って優勝しました。
両者の持ち味が出た一局だったと思います。
なお、この対局はYoutubeの日本棋院囲碁チャンネルや日本棋院ネット対局幽玄の間にて中継されました。
皆様こんばんは。
本日は幽玄の間選手権予選から、牛栄子二段(21)－松本武久八段(40)戦をご紹介します。
1図(実戦)
牛三段の黒番です。
次に白AやBなどが普通の発想ですが・・・。
2図(実戦)
白1から仕掛け、黒×を切り離して攻めを狙いました。
碁界でも有数の武闘派、松本八段らしい力強さですね。
趙治勲門下は武闘派しかいないという説もあります(笑)。
3図(実戦)
白1と単刀直入に眼を取りにいったのも凄い迫力ですね。
普通の棋士は反撃が怖いので、まず白Aと打って準備することを考えるでしょう。
4図(実戦)
右辺は白Aではなく、白5、7という目一杯の手で打ちたかったのですね。
激しいモタレ攻めで、黒大石を仕留める可能性までみているのでしょう。
ただ、この後白にミスが出たようで、結果は黒中押し勝ちとなりました。
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