＜本日の一言＞
応氏杯1回戦の日本選手の結果は3勝3敗でした。
2回戦は明日行われます。
日本棋院ネット対局幽玄の間で中継されますので、ぜひご覧ください。
皆様こんばんは。
本日は応氏杯1回戦から、許家元八段(22)－党毅飛九段(26)戦をご紹介します。
党九段はLG杯での優勝経験があります。
1図(実戦)
許八段の黒番です。
黒2～12と、白石を下辺に偏らせる作戦を採りました。
他の手段を無くして勿体ないと感じる棋士も多そうですが、許八段は思い切りが良いですね。
2図(実戦)
黒1のツケは、通常は右側の白にモタれて左側の白を狙う打ち方と解釈されます。
しかし・・・。
3図(実戦)
白1と守ったところで、黒2のノゾキから右側の白を強襲！
本当の狙いは右側だったのですね。
「弱い石にツケるな」は有名なセオリーですが、許八段は頭が柔らかいです。
4図(実戦)
そして、黒△とはまたえげつない攻め！
AIはずっと前から黒Aと補強して十分と主張していましたが、許八段は全く手を緩めませんでしたね。
最後まで戦い抜いて中押し勝ちを収めました。
☆各所で指導碁を行っています。皆様のお越しをお待ちしています。
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