晴れたり雨降ったりの一日でした。西日本は山陰とか九州北部でたいへんですね。
地球レベルでもちょっとおかしい。
パキスタン南西部で54度…北半球、高温相次ぐ
これって夏…? ロシアのノリリスクに雪が降った【動画・写真】(SPUTNIK日本)
気温54℃という記録は最近じゃなくて、5月28日にパキスタン南西部トゥルバットで叩きだされたそうです。6月中旬以降は米国や南欧、バルカン半島などでも40〜50℃を観測。短い期間に地球上のあちこちでこれだけの高温を記憶するのは珍しいそうです。
逆に、昨日の7月4日にはロシアのノリリスクで雪が降ったとのこと。今は気温が4℃にまで上がって雨に変わったそうですが・・・。
速報です。
「EUとのEPA 大枠合意」 岸田外相 (NHK NEWS WEB)
日欧EPA、大枠合意…ワイン関税「即撤廃」(読売新聞)
日本車 EU輸出攻勢へ 失地回復、韓国勢を追走(産經新聞)
ワインの輸入関税がなくなって、欧州は日本からの日本酒に関税をかけないとか、自動車に関しては最初10年といってたのに7年で無関税にするとこまで欧州に譲歩させた。問題の日本のチーズの関税は、ヨーロッパのソフトチーズに一定の枠を設けて15年かけて撤廃するとのこと。これで世界のGDP=国内総生産のおよそ30%に及ぶ巨大な貿易協定が結ばれるのです。めでたい。貿易自由化の程度はTPPの水準と比べて95%となるとどっかの記事で読みました。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドがどうでてきますか。ワクワクです。ついでに、EU離脱を決めてしまった英国はどう反応するでしょうか・・・国内問題山積で日本どころじゃないでしょうが・・・
3月にScience誌でパブリッシュされた論文の紹介なので、知っている人には古い内容でス。Bert Vogelstein先生のお仕事♪
がん発症原因の大半はDNAの複製エラー (NATUREダイジェスト)
数学者Tomasettiとのコラボでの研究だそうです。がんを引き起こす変異への環境、遺伝、ランダムなDNA複製エラーの相対的な寄与について計算すると・・・例えば、肺がんの一種である肺腺がんでは、がんを引き起こす全ての変異のうち65%が環境要因(または遺伝要因)で、複製エラーは35%を占めるのみであったのに対し、前立腺、脳、骨のがんでは、がんのドライバー変異の95%以上が、DNAをコピーする際に生じるランダムなエラーによって生じていた。総合的に、32種類のがんについての計算から、がんを引き起こす変異の約66%がDNA複製の際のランダムなエラーによって生じており、環境要因による変異は29%のみで、受け継いだ変異は5%であることが示された。つまり、偶然起こる変異が原因であることの方が多いので、がんになったとしても「運が悪かった」だけなのかもしれません。もちろん、Vogelstein先生はがん予防が無意味だといいたいわけではないです。彼はこう述べています。「がんを引き起こす変異を生じさせ得るものとして、喫煙や日光への暴露などが知られています。この研究によって、既知のがんの原因に対する取り組みに異議を申し立てるつもりはありませんでした。疫学研究から、がんの約42%は予防が可能であると考えられており、私の結果はそれに矛盾するものではありません」と。
今医学研究分野では「数学」がどんどん入ってきていて、こえからそちらを目指す若い人は統計学をみっちりやっておくべきです。まあ、数学はすべての科学の基本なのですから勉強して損はないはずです。基本的に生身のヒトを使っての実験はできないのですから、Big Data相手に統計学を武器にするのは有力な戦略です。少なくともそういう論文が読めないと困ることになる・・・おっちゃんは大いに困ってまするよ。w
本日のお酒:KIIN CLASSIC LAGE + 立山 特別本醸造
地球レベルでもちょっとおかしい。
パキスタン南西部で54度…北半球、高温相次ぐ
これって夏…? ロシアのノリリスクに雪が降った【動画・写真】(SPUTNIK日本)
気温54℃という記録は最近じゃなくて、5月28日にパキスタン南西部トゥルバットで叩きだされたそうです。6月中旬以降は米国や南欧、バルカン半島などでも40〜50℃を観測。短い期間に地球上のあちこちでこれだけの高温を記憶するのは珍しいそうです。
逆に、昨日の7月4日にはロシアのノリリスクで雪が降ったとのこと。今は気温が4℃にまで上がって雨に変わったそうですが・・・。
速報です。
「EUとのEPA 大枠合意」 岸田外相 (NHK NEWS WEB)
日欧EPA、大枠合意…ワイン関税「即撤廃」(読売新聞)
日本車 EU輸出攻勢へ 失地回復、韓国勢を追走(産經新聞)
ワインの輸入関税がなくなって、欧州は日本からの日本酒に関税をかけないとか、自動車に関しては最初10年といってたのに7年で無関税にするとこまで欧州に譲歩させた。問題の日本のチーズの関税は、ヨーロッパのソフトチーズに一定の枠を設けて15年かけて撤廃するとのこと。これで世界のGDP=国内総生産のおよそ30%に及ぶ巨大な貿易協定が結ばれるのです。めでたい。貿易自由化の程度はTPPの水準と比べて95%となるとどっかの記事で読みました。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドがどうでてきますか。ワクワクです。ついでに、EU離脱を決めてしまった英国はどう反応するでしょうか・・・国内問題山積で日本どころじゃないでしょうが・・・
3月にScience誌でパブリッシュされた論文の紹介なので、知っている人には古い内容でス。Bert Vogelstein先生のお仕事♪
がん発症原因の大半はDNAの複製エラー (NATUREダイジェスト)
数学者Tomasettiとのコラボでの研究だそうです。がんを引き起こす変異への環境、遺伝、ランダムなDNA複製エラーの相対的な寄与について計算すると・・・例えば、肺がんの一種である肺腺がんでは、がんを引き起こす全ての変異のうち65%が環境要因(または遺伝要因)で、複製エラーは35%を占めるのみであったのに対し、前立腺、脳、骨のがんでは、がんのドライバー変異の95%以上が、DNAをコピーする際に生じるランダムなエラーによって生じていた。総合的に、32種類のがんについての計算から、がんを引き起こす変異の約66%がDNA複製の際のランダムなエラーによって生じており、環境要因による変異は29%のみで、受け継いだ変異は5%であることが示された。つまり、偶然起こる変異が原因であることの方が多いので、がんになったとしても「運が悪かった」だけなのかもしれません。もちろん、Vogelstein先生はがん予防が無意味だといいたいわけではないです。彼はこう述べています。「がんを引き起こす変異を生じさせ得るものとして、喫煙や日光への暴露などが知られています。この研究によって、既知のがんの原因に対する取り組みに異議を申し立てるつもりはありませんでした。疫学研究から、がんの約42%は予防が可能であると考えられており、私の結果はそれに矛盾するものではありません」と。
今医学研究分野では「数学」がどんどん入ってきていて、こえからそちらを目指す若い人は統計学をみっちりやっておくべきです。まあ、数学はすべての科学の基本なのですから勉強して損はないはずです。基本的に生身のヒトを使っての実験はできないのですから、Big Data相手に統計学を武器にするのは有力な戦略です。少なくともそういう論文が読めないと困ることになる・・・おっちゃんは大いに困ってまするよ。w
本日のお酒:KIIN CLASSIC LAGE + 立山 特別本醸造
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