遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

やっぱ京大

2007-11-07 22:46:14 | BIONEWS
微生物で生ごみをゼロに 京大、費用も5分の1(共同通信) - goo ニュース

食品工場から出るゴミを微生物で従来の方法の20分の1にまで汚泥を減らす方法を京都大学の今中先生のグループが開発した。この今中先生って僕がO大の学生の時に隣の研究室の教授だった人です。いつの間にか京都大学に移っちゃってました。僕の学生時代、彼は教授になったばかりでイケイケゴーゴーって感じでした。あの頃、彼はきっと基礎に近い研究をするんだろうなと想像していたんだけど、京大に移ってからは応用研究に傾注されていました。もちろん、今回のニュースを含めて彼のやっている仕事は応用研究としてすばらしいものです。O大はおしい人を外に出してしまったのか、外に出たからこそ大きな仕事ができたのか分かりませんが、いずれにしろいい仕事をしそうな先生だと思ってました。


文化勲章に狂言の茂山氏ら 仲代達矢さんら功労者に(共同通信) - goo ニュース

ついでに、京都大学の先生のニュースをもうひとつ♪岡田節人先生が文化勲章を受章されました。生物学者の間では珍しい文化人の匂いのプンプンする大学者です。はてなダイアリーでは『ゴルチェのスーツを着てフェラーリに乗る科学者』と紹介されています。けっこう大学者には『白衣を着た野蛮人』みたいな人がいるもんですけど、それとは対極にある先生ですな。業績もたくさん出したが人材もたくさん出したという印象があります。門下生だった人から聞いたことあるんですが、彼自身は実験は上手じゃなかったそうです。どっちかいうと下手。(笑) 科学はあくまでも発想力なんですな。ちなみに『節人』という名前は、「ときんど」と読みます。珍しい名前ですよね。これは未確認ですが、公家の出だからこういうお名前なんだそうです。関西で雅(みやび)な名前の年配の人に出会ったら、やんごとない人だったりするので注意した方がいいですよ。まあ、ゴルチェを着てフェラーリに乗ってるだけで、察しはつきますけどね。教授の給料だけでは絶対に無理です。(笑)
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