アイデアリズム idealism daydream

ハリー・ポッターと賢者の石 / ハリー・ポッターと秘密の部屋

http://harrypotter.yahoo.co.jp/
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD32988/
http://www.warnerbros.co.jp/main/homepage/homepage.html
http://harrypotter.warnerbros.co.jp/site/index.html

 ハリー・ポッターのシリーズはかなり有名でインターネットでも多数ページがありますので検索してみてください。

「孤児のハリー・ポッターは親類のひどい仕打ちを受けながら暮らしていました。11歳の誕生日が近づいてきたある日ハリーに手紙が届きましたが、読む前に親戚に見つかってしまい捨てられてしまいました。
 ところが、次第にハリーへの手紙の数が増えていき・・・」

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 世界的に大ヒットしているこのシリーズ。第一作目"賢者の石"と第二作目の"秘密の部屋"が立て続けにTVでやっていたので(備考:現在、第四作目の"炎のゴブレット"が劇場公開中)「どれどれ、どういうお話なんだろう」と興味本位で観てみました。

うぬーっ・・・ちょっと微妙だよねぇ、これ・・・

 と私は少しがっかりしてしまいました。「世界的に大ヒット」ということで期待が大きすぎたのかも知れません。

っつーか、ハリー君があまりにも努力や活躍もせずに「おいしいところだけを取る」というストーリーはなンか腹立つなぁ・・・
大体、ハリー君とその友達二人の吹き替えている人があまりにも棒読み過ぎてちょっと幻滅・・・

 と少々辛口な私。

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 こういうプロット(=物語の筋、枠組み)は割と昔からあったりします。その代表格は日本が誇る女流文学の「源氏物語」とか。
 源氏物語の主人公「光源氏」は生まれながらにして"王子様"。その王子様が「王子様であるにもかかわらず」少々苦労はするけれど、基本的には順風満帆に過ごしていく・・・という感じの物語です。

 私がよく言う「ボクヒョン」アニメも基本的なプロットは一緒です。
 なんの変哲も無い僕だけど、ヒョンな事からかわいい女の子が現れて(それも複数だったり)、一方的に「尽くしてくれちゃ」って、主人公の僕は「やめてくれよー」と言いつつもドキドキワクワク生活の始まり始まりと。

 前者の「源氏物語」が女の子向きだとすると、後者は男の子向き・・・だよねぇ。

っつーか、お前らなめとんのか、コラ!

 と半分ブチ切れの私だったりします。
 まぁ、私自身「奥深いストーリー」「考えさせられるテーマ性」等のどっちかというと"カンヌ映画祭"に出されそうなものが好みと言ってしまえばそれで終わりなのですが・・・。

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 ただ、ハリー・ポッターのシリーズにしろ、源氏物語にしろ、世界観は非常に細かく描かれていて「美しい」の一言につきます。今回のハリー・ポッターは

魔法の世界ってこういう感じなんだぁ・・・

 と感心もしてみたり。
 西洋のファンタジックな世界を堪能するっていうか、"どこかへ旅行にいく気分"という観点で観てみると「面白い」と思ってみたり、主人公のハリー・ポッターに完全に感情移入してみると「たまには安心してチヤホヤされるのも良いかも」と思ってみたり。
 そんな事を考えているうちに、

世の中チヤホヤがニーズなのだ、だからこの作品は売れているのだ

 とも。

 ギスギスした現実社会からの逃避、箱庭感覚の癒しがここにはある!と確信へと変わる私でありました。
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