アイデアリズム idealism daydream

「となりの妖怪さん」の感想 ほのぼのと残酷さ 2024年06月16日

2024年06月16日


・あと1話で「となりの妖怪さん」が終わっちゃうッ!!
・なンか第11話で大変なことが起きちゃってるが最終回にけりを付けられるのだろうか?

あらすじ:妖怪と人間が一緒に普通に暮らす世界。大石家の猫「ぶちお」は20歳になった時、突如として妖怪「猫又」となった。ぶちおはナゼ妖怪になったのか、その理由が分からず思い悩むが…。

 いやー、第1話を観たときに、

・ほのぼのとした家族の物語かなー?
・私はどちらかと言うとミステリ」とか「サスペンス」の方が好きなので「このまま観続けるのか止めるのか」

 とチョット悩ましい感じだったのですが、

・何話か観ていくうちに「結構イロイロな事が起こって、わりと良かった」「観続けて正解だった」

 少しネタバレにはなってしまうのですが「となりの妖怪さん」のテーマは、

限りある命の重さや尊さを考えさせられる、ということ

 ぶちおは飼い猫で20歳という事で、

・本来なら寿命が尽きる…はずだった

 のですが、

・突如、妖怪になったことで何百年という命を授かった

 本来なら喜ばしい事ではあるのですが、ぶちおにとっては、

・自分を大切にしてくれている「大石家の人たち」、つまり人間よりも長生きしてしまうという事になるので、いつか大石家の人たちとのお別れがやってくるため「孤独と寂しさでいっぱいになる」

 ぶちおがこういう現実をどういう風に克服したり昇華していくのかが見どころだったり、話数が前後してしまうのですが、

・主人公の「むーちゃん(杉本睦美、人間)」と「ジロー(縁火山次郎坊、カラス天狗、妖怪)」との関係も同じような事がいえる

 ただジローは、

・ある意味「仕方のないこと」という達観」とか「覚悟」はしているのだけれど一方で心にガラスが刺さっている感じもする
・そもそも「ジロー」という名前の秘密が第11話で明らかになったばかり

 むーちゃんの父親が行方不明になっているためか、

・むーちゃん自身は「時々ジローが無茶をすること」をとても心配していてナカナカ分かり合えない

 というか、

・むーちゃんにとってはジローが優しすぎるためかこれ以上失うのが怖い
・むーちゃんはジローに自身の失った父性を求めているのかもしれない…

 とか、

ミンナそれぞれイロイロ思いがあるよねーッ!!
・あと1話で終わるのは「チョット早すぎるよねーッ!!」

 と、書いていたらネットのニュース記事で、

・第10話が残酷すぎる…

 とかチラッと目に留まって、

・いやいや、このアニメは最初っからイロイロと残酷だからーッ!!

 さっきも書いたように、

・ぶちおは寿命が伸びたら伸びたで「おめでとう」というよりは悩みが深くなってしまった話とか
家族のカタチとは? 家督とは何? みたいな話とか
・第10話のネタバレはあまりできないけれど一言でいうなら「むーちゃんの行方不明になったお父さんの話」なので、かなり重い話とか

 妖怪と人間が共存するほのぼのとした世界の話なのですが、

簡単には答えを出せないような現実的な話が多く「身につまされる思いがする」

 そんな今日この頃。
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