うつわ大好き!

日々の食卓とうつわ、工房息吹木のお知らせなど綴ります。お気軽にコメントください♪

風と太陽の倉敷

2010年05月12日 05時55分51秒 | 日々の日記

先週の土日、「フィールド オブ クラフト 倉敷」を無事!?終えました。


倉敷での出展が初めてなら、舗装された会場での出展も初めてで、地面にペグを打ち込んでテントや什器の固定ができない不安さは行く前からありました。
初日、予想通りの晴天です。



何とか開場時間前に準備を済ませ、わくわくしながらお客さんを待ちます。
人出はというと、それはそれはすごいもので、11時も過ぎれば会場はあふれんばかりのお客さんで大盛況。
hideのブースにも沢山来て下さいました。
昼を過ぎた頃からだったように思いますが、かなり風が強くなってきました。
本当にテントが飛ばされるんじゃないかと不安に感じる位の風の勢いです。
「でも、まさかね」
と思いきや、です。
hideがお買い上げの作品を包むのに少し後ろに引っ込んだその瞬間でした。
「あ”~!」
テントは片方から大きく持ち上げられ、ちょうど風であおられた傘が逆向きになったのと同じ状態で、右隣のブースのテントにのしかかっているではないですか!
「なな、なんてこったい!」
しかし、hideのブースは幸いにも本部テントの目の前で、びっくりするほどすばやい動きの実行委員の方々の手に、hideのあわれなテントは支えられていました。

そして、一つの作品の被害もなくテントが壊れただけで済んだのはまさに奇跡でした。その後は、実行委員の方々に大変よくしてもらい、テントを貸して頂いて何事もなかったように二日目まで展示を終えることができました。




「テント事件」で紹介が二の次となってしまいましたが、今回はこのようにまだ切り出したばかりの材料から完成までの制作工程が一目でわかる展示をしてみました。これは「わかり易い」と、なかなか好評でした。


二日目はすごい日差しで暑い位でしたが、とにかく二日間に渡っていいお天気で、本当に沢山の人に見て頂くことができました。
ご来場の皆さん、ありがとうございました!


2年越しの想い

2010年04月27日 15時34分19秒 | 日々の日記

先日、市川で「工房からの風」のミーティングに参加した際、本当にようやく千鳥さんへ行ってまいりました!


千鳥の柳田さんからお声掛け頂いて、わざわざ当時の石川県の工房まで足を運んで頂き、そしてお店をオープンされてちょうど2年。
hideが石川で活動している頃から、何とかしてお店に伺う機会をと思い続け。。。ようやくその想いを果たすことが出来ました。



その日の東京は快晴。
午前の日差しはまだ暑さを感じさせず、それはそれは気持ちのいいお散歩日和でした。
積年の想いを果たすことの出来る喜びと、その日の風のここちよさがシャッターを切らせたのでしょうか。




なんちゃって。。。て、この言葉も昭和のにおいがしますね。。。
買ったばかりの人生初のデジタル一眼。
そりゃもう、どうしたって使ってみたくなるのが人間というものでしょう。
嬉しげに近くの風景をバシバシと試し撮りしてみたのでした。
カメラで一通り楽しんだ後、いざ、千鳥へ。




雑誌なんかで紹介されている写真を見たことはありましたが、やはり実際に足を踏み入れてこの目で見てみると感激です。
そして、本当にいいうつわが並んでいるなと実感しました。
間違いなく、うつわ好きにはたまらないお店ですよ。
柳田さんとうつわのことやら何やら話をして、ちょこ2時間。
あっという間でした。もっともっとじっくりうつわを見たかったのですが、帰りの時間がせまっていましたので未練たらたらでしたが千鳥をあとに。


その時手持ちで納品したお盆もブログで紹介頂いています。
また、新しいものもご注文頂きましたので、こちらに並べて頂けるのが楽しみです。


さて、現実逃避はおしまい。
倉敷のクラフトフェアに向けて、追い込み開始です。




工房からの風

2010年04月24日 02時53分47秒 | 日々の日記

「工房からの風」


なんだか、映画や本の題名みたいだと思いませんか?
実は、クラフトフェアの名前なんです。
ちょっと不謹慎ながら、「かっこええ名前なや」という第一印象から応募を決め、今回出展させて頂くことになりました。




「工房からの風」は、毎年10月中旬に千葉県市川市の『gallery らふと』さんが主催するクラフトイベントです。出展作家が50人と少数であり、その50人の作家が個展規模で展示・販売を行う野外イベントであること。このコンセプトが通常のクラフトフェアとやや異なるところでしょうか。 
しかも、なんとなんと、ミーティングまであるのです!
勿論、それも承知の上。
「なんか、面白そう」ということで、先日市川で行われたミーティングに参加してきました。

写真の印刷物は、その時のに配られた前回、前々回の「工房からの風」の冊子。とにかく、主催者・出展者をはじめスタッフ・お客さんまでが「熱い」イベントなのだということが分かりました。


あと約6ヶ月の準備期間にどのような展開になっていくのか、自分自身まだ予想のつかない所もありますが、それさえも楽しんでいけたらと思います。 


うつわの本に掲載して頂きました

2010年04月12日 12時08分52秒 | 工房 息吹木ibukiからのお知らせ



『暮らしの器』(学研パブリッシング、Soramill著)


先日発売のこちらの書籍に、hideのうつわを作家名と共に掲載して頂きました!
作家名と共に載せて頂くのは初めてのこと。
昨日、コッピーに買ってきてもらったこの本をめくって、二人で喜びを分かち合いました。


つい先日2周年を迎えられた東京のうつわ店、千鳥さんが何と何と、6ページに渡って取り上げられており、その中でhideのうつわも紹介して頂いております。
また、ここ数年お世話になっている京都の風土さんのページでも紹介頂いております。


やっぱり、正直こういうことがあると励みになりますね。
何となく、認められた感じがして。。。


早くも、倉敷のクラフトフェアまで一ヶ月を切ってしまいました。
さあ、やる気アップで一番忙しいこれからを乗り越えますよ!


フィールド オブ クラフト 倉敷 に出展します!

2010年03月29日 08時41分58秒 | 工房 息吹木ibukiからのお知らせ

昨年のフィールド オブ クラフト 倉敷はtamaを連れてコッピーと三人で見に行ったのですが、ゴールデンウィーク明けの土日にもかかわらず「いいお天気」どころかすでに「猛暑」でへとへとに。
hideは少しの間別行動で一通り見て回り、
「ああ、これは素晴らしいクラフトフェアだな」
「こんなところに出展できれば幸せだな」
と感じたのでした。


そして今年。
周囲の方々のご協力のおかげで出展の運びとなり、つい先日、DMが送られてきました。




昨年から各地のクラフトフェアに参加させて頂いて、その楽しさを痛感しているhideであります。お客さんとのふれ合いだけでなく、作家同士の交流が生まれる場となるクラフトフェア。
そして初出展となる倉敷ではどんな出会いや発見が待っているのか、今からわくわくです。
今年もゴールデンウィーク明け、ちょっとゆっくり ものづくりに触れてみてはいかがでしょうか。



松永陶苑さんにて

2010年03月10日 13時18分30秒 | 日々の日記
完全に順番が前後していまいますが、2月中旬、佐賀県の松永陶苑さんでの個展風景を紹介します。



こちら和の落ち着いた佇まいの松永陶苑さん。

写真右側の看板に「土の器」とあるように、磁器で有名な有田の町中に位置しながら、唐津焼きを中心とした作家ものの「土もの」を主に扱っておられるお店です。
山口のクラフトフェアでお声掛け頂いたのですが、「土の器」もhideの「木と漆のうつわ」も、『その背景にあるものは同じ』とのお考えで、こちらでは初の漆の展示会の運びとなったのでした。
九州地方では珍しい漆の展示会ということもあって、hideが伺った初日と二日目は本当に沢山の方々に来展頂き、感謝・感激でありました。
本当にありがとうございました。





 何より印象的だったのは、こちらのお店の雰囲気です。
「お店の」と言うよりも、「お店の人々の」と言った方がきっと正確でしょう。
ご家族で経営されているのですが、その家族のつながりからにじみ出てくる温かさ、居心地の良さが人々を惹き付けている由縁なのだと思います。

これをご縁のきっかけとして、長いおつきあいをさせて頂けることになりそうです。ありがたや。
そして、また九州に行けるということが嬉しいんですよね。
何と言っても、佐賀にはうつわの産地がごろごろしてますから。ふふっ。

次回の予定等は決まっていませんが、きっとまた九州の皆さんとお会いできることと思いますので、その時を楽しみにしています!


bontonさんにて

2010年03月01日 23時39分30秒 | 日々の日記

芦屋のbontonさんでの個展風景を紹介します!
って、こういうのって会期中にやれば販売促進にもなるのでしょうが、何かとバタバタしていて、結局更新は会期が終わってしまった今日なんですね。


今回、個展としては会期初日にその場にいないのは初のことでした。
いつもディスプレイをどのようにするか、すごく悩むのですが、今回だけはその苦悩からは解放されたのでした。
そのかわり、自宅で過ごす個展の初日は何ともふわふわとして落ち着かない感じ。。。



でも3日目の金曜に、こんなに素敵にディスプレイして頂いているのを見て、とても嬉しくなりました。
bonton横井さん、本当にありがとうございました。




 せっかくなので、少し新作をご紹介させて頂きます。



まずは栃のトレー。小さめのランチョンマットとしても使えるかなと思って作りました。最近の角物では一番気に入っています。





お次は2段丸重。直径は約17.5cmと小振り。正月だけでなく普段にこそ使って頂きたいです。



こちらも角物で、栃の拭漆仕上げのリム付きトレー。
こちらはちょっと贅沢に、高級珍味と日本酒をひとりで楽しむ。。。なんて時にどうかと。



 こちらは欅の筋目椀。最近、欅の材料を多く使うようになりました。普段使いのお椀として。


今日で無事に会期は終了となりました。
ご来場の皆様、本当にありがとうございました!


芦屋で個展です!

2010年02月18日 15時09分04秒 | 工房 息吹木ibukiからのお知らせ

個展前というのは、本当にあっという間に日にちが過ぎていきます。
九州の佐賀に続き今月二本目の個展は、芦屋のbontonさんです。






あと1週間程なのですが、作品づくりの山場はちょうど今!
個展前のhideの睡眠の取り方は、
『本当にどうしようもなく眠くなったら寝る』
というもので、仕事場のちょっと横や、薪ストーブの前など、何処でもすぐ寝られる能力を生かした技。
もう少しで楽になると思えばちょっとの無理も平気です。

お店は阪神電車 芦屋駅から歩いて数分のところ。
詳細は以下のとおりです。

蝶野 秀紀   作品展

2月24日(水)~3月1日(月) 11:00~19:00
作家在店日 2月26日(金)・27日(土)


bonton
兵庫県芦屋市公光町10-10B.Block2階
Tel/Fax 0797-34-1678


初!九州での個展

2010年01月31日 11時20分19秒 | 工房 息吹木ibukiからのお知らせ

あっという間に1月も終わり。
相変わらず更新の少ない月となってしまい、展示会前といえども反省です。


さて、2月は2カ所で個展をさせて頂くことになっています。
そしてその初めの個展は、なな、なんと九州は佐賀県です!
初の九州地方進出です。
焼きもので有名な有田の街中のギャラリー、松永陶苑さん。
土ものを主に扱っていらっしゃるお店なのですが、山口のクラフトフェアでhideのうつわを気に入って頂き今回の運びとなりました。


何にしても初めて伺う所なので、とても楽しみです。
ただ、展示会までの期間が短かかったので新作の数は少ないのですが、その中から少し紹介させて頂きます。




作品づくりを始めた頃は、ほとんど栃の木で作っていたのですが、ここ最近は欅の木のシリーズに力を入れています。
今回は大きめのサラダボールや5寸のお皿などを加えてみました。
写真のものはまだ制作途中ですが、仕上がりはhideの作品の特徴にもなっている、所々木地の見える状態になります。
さあ後少し、ラストスパート頑張ります!

以下に詳細をお知らせします。



蝶野 秀紀


木と漆のうつわ 展


期間:2010年 2/11(木)~2/15(月) 10:00~18:00
場所:ギャラリー土の器 松永陶苑
佐賀県西松浦郡有田町本町
Tel:0955-42-4047


 


大雪の材木市!

2010年01月24日 23時39分02秒 | 日々の日記

先週は約1年振りに岐阜の材木市へ行って来ました。
500km以上も離れた土地ですから、ちょっとした大仕事です、はい。
現地までの高速は、心配した雪の影響も無く、意外とすんなり目的地へ。
しかし競り売りの始まる朝7時頃にはちらちらと雪が舞い、ちょっとイヤな予感。



そして瞬く間にこの大雪。
何年も通ってきた材木市ですが、こんな雪は初めてです。
石川県さながらに、まさに「ずんずん積もる♪」ってか。


実はそんなのんきなことも言ってられない、本当に「冗談じゃない」状況。
2~3時間も激しい雪は降り続き、あっという間に積もること約15センチ。
もう、何の木かも分かりませんよ!


それでも結構な時間と労力をかけて来た材木市なので、何としてもそれなりのものを買って帰らないとしゃれにならん!
ってことで雪の降りしきる中、頑張ってきました。
何とか目当ての木をゲットしたものの、この状態では車に積み込むのも大変。
ゲットした欅の木に、こんなに雪が!




今年最初の大仕事となってしまいました。
こんな感じで、想定外の事も起こりますが、まあ最後に何とかなってるもんです。
これも何年か後にはいい思い出になっているのかも知れませんね。


そんなこんなで、今年も宜しくお願いします。