ホウ素中性子免疫療法（B-NIT）による免疫療法抵抗の克服とアブスコパル効果の誘発

ホウ素中性子免疫療法（B-NIT）による免疫療法抵抗の克服とアブスコパル効果の誘発

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39119813/
https://stella-pharma.co.jp/blog/2045/

抽象的な
免疫チェックポイント阻害剤（ICI）は、多くの進行悪性腫瘍に有効である。しかし、多くの患者は免疫療法に反応せず、この治療抵抗性を克服することが重要です。ホウ素中性子捕捉療法（BNCT）は、癌に選択的に蓄積するホウ素薬と癌部位への中性子照射を組み合わせた局所化学放射線療法です。ここでは、放射線抵抗性および免疫療法抵抗性の進行期B16F10黒色腫マウスモデルで実施された、BNCTとICI免疫療法を組み合わせた初のホウ素中性子免疫療法（B-NIT）を報告する。BNCT群では局所的な腫瘍抑制が示されたが、抗PD-1抗体免疫療法群では腫瘍抑制は示されなかった。B-NIT群のみが、BNCT治療部位と遮蔽遠隔部位の両方で強力な腫瘍増殖阻害を示した。 B-NIT群では、腫瘍内CD8+ T細胞浸潤および血清高移動度グループボックス1（HMGB1）レベルが高かった。腫瘍浸潤リンパ球（TIL）のCD8 + T細胞を分析したところ、B-NIT群ではCD62L- CD44 + エフェクターメモリーT細胞およびCD69 + 早期活性化T細胞が主に増加していることが示された。B - NIT群にCD8除去mAbを投与すると、増強された治療効果が完全に抑制された。これは、B-NITが強力な免疫誘導アブスコパル効果を持ち、BNCTで腫瘍を直接破壊し、抗原拡散効果を誘導し、正常組織を保護することを示している。BNCTと組み合わせた免疫療法であるB-NITは、悪性黒色腫における免疫療法抵抗性を克服した最初の治療法である。今後、黒色腫だけでなく、免疫療法に抵抗性のある他の悪性腫瘍でも治療効果が実証されれば、B-NITは進行癌の新たな治療候補となる可能性があります。

キーワード: アブスコパル効果、進行性黒色腫、ホウ素中性子捕捉療法、ホウ素中性子免疫療法、免疫併用療法。

© 2024 著者。Cancer Science は、日本癌協会の委託により John Wiley & Sons Australia, Ltd が発行しています。

8/30金　結果は1月先？？
２個同時に審議入りという事は承認はほぼ確定ですかね。。。無理なら同時に審議せんやろ。。。💦💦💦

[暴落は突然に]株式投資で損した人の口コミを20件紹介します②