脂肪と疲労をためるジェットコースター血糖の恐怖
人生が変わる一週間断糖プログラム
(講談社+α新書) 新書 – 2017/4/21 麻生 れいみ (著)
昨日は風が強かったんですが
今日は風はないみたいで自転車で猿島図書館へ
坂がキツイ往復18km 毎日アスリート (^^;;
糖尿血糖値の本とジェットコースター血糖。。。。何のこと?
血糖値スパイクの事、、、麻生 れいみ、料理の本も出してます
大腸癌ステージ4で80%が 効果ありとか
「ケトン食ががんを消す」古川医師の所で管理栄養士をしてたとか
内容的にはσ(^^)には 何も目新しい事はないです
医食同源て事で
糖尿はもちろん大腸癌でさえ 何故?食事を無視してる
と言うより糖質制限を無視してる医学界って どうなの?
ケトン食ががんを消す (光文社新書) 新書 – 2016/10/18
古川 健司 (著)
よく書かれたレビューが有ったので 転載
こんなに詳しく書いたら 本読む必要なくなる(^^;
「がん治療に特化した栄養療法」で、
ダイエットや健康志向の延長線上にあるものではないと強調しています。
抗がん剤と糖質制限併用治療。
2014年から抗がん剤効果が期待出来なくなったステージⅣの乳がんの患者さんに、炭水化物の接種を極端に控えた糖質制限食を指導したところ、まもなく3㎝大の腫瘍がほぼ消失肺転移と皮膚転移の一部も消失しQOL(生活の質)が大きく改善され、ここから19人の免疫栄養ケトン食の3ヶ月以上の実施者は、ガンの完全寛解(CR)5人、ガンが30%以上消失した部分奏効(PR)2人、進行制御(SD)8人、増悪(PD)は、わずか3人である。(死亡2人、早期に中止1人)
体内では炭水化物や果物から糖質が取り込まれると、素早くブドウ糖に分解され、インスリンが血糖値を正常レベルまで下げるこの処理能力を「耐糖能」と呼び、糖尿病は耐糖能が上手く働かず、ブドウ糖の量が絶えず上昇している状態を指し、より多くの糖質がガン細胞に栄養として取り込まれてしまう、糖尿病患者がガン体質を併せ持っていることは否定出来ない。
極端な糖質制限を長期に続けると、すい臓のランゲルハンス島β細胞が、機能を低下させ、肝臓や筋肉などでインスリンが十分に働かない「インスリン抵抗性」を出現させ、その状態で、大量の糖質を取り込まれると、危険な事態を発生させてしまう。そのために意図的に、炭水化物をある一定期間を置き随時摂取することも、極端な糖質制限では考慮しなくてはならない。
脂肪はブドウ糖の65倍以上ものエネルギーを体内に蓄えることができ、遭難などの状態で断食状態に陥った人は、ブドウ糖が枯渇し脂肪酸の分解によりケトン体がエネルギーを供給され、この緊急エネルギーには、細胞を修復、正常化する驚くべき効能も秘められている。
しかも、肝臓と赤血球を除く正常細胞がケトン体をエネルギーとすることが出来るが、ガン細胞は、ケトン体をエネルギーとしては使う事が出来ない。
また、ケトン体は、活性酸素を除去する働きもあり、肉体にかかるストレスが軽減される。
その上、ケトン体が出ることにより、長寿遺伝子「サーチュイン3」が目覚め、ミトコンドリアの働きを活性化しDNAの修復も推し進める、DNAの壊れたミトコンドリア(ガン細胞)は、細胞死である「アポトーシス」が出来ないが、長寿遺伝子が目覚めDNAが修復され、アポトーシスに誘導される。
肝臓はブドウ糖もしくは糖新生によるエネルギーに頼るしかなく、肝臓がんの原発巣を抱える患者さんには、ケトン食は適用外である。
断食や糖質制限に伴うケトン体濃度の上昇は、ケトーシスによる一時的な吐き気や腹痛は有るが、直ぐに正常な状態に戻る、しかし、第1糖尿病患者は、血中ケトン体濃度が上がると、過度のインスリン不足により、意識傷害、昏睡といった緊急事態、ケトアシードシスに陥り、即急な治療が必要になる。ケトーシスとケトアシードシスの区別を理解出来れば、ガンの栄養療法でも、ケトン食が受け入れられるはずである。
血中の総ケトン体指数が1000μΜ㍑を越えると、ガンが縮小・消滅したり、潰瘍マーカーが下がる。著者は、1600μΜ㍑超という数字が、ガン細胞が正常細胞へとリセットされる目安になるのではないかと、今後の研究課題になる。
著者は、外科医として、手術が成功しても、術後、体力と免疫力を著しく低下した患者を数えきれない程痛恨の経験から、予後不良の要因として浮かび上がったのが、患者の術前、術後の栄養状態の不備だった。つまり、今のガン治療の現場では、「栄養」という最も求められる要素が、治療の枠組みからすっぽりと抜け落ちている。
アルブミン値が良好であれば、手術後の合併症が抑えられ、免疫機能を向上するために、タンパク質の強化を謳いアルブミン値を良好にする。
最近では、飽和脂肪酸の摂取を薦めるようになったが、ガン患者は、話は別で、ガン細胞が分裂・増殖するために、極力控える事が必要である。
EPAをガン細胞の炎症反応を抑制するために、基本的に薦めているが、抗がん剤を始める前日から終了まで、一時的に魚類(EPA)の摂取を中止を勧めている。
糖質95%カットの免疫ケトン食で、中鎖脂肪酸のMCTオイルで血中ケトン体数値をかなり上げる事が出来る。
ゲルソン療法は、ガンの予防や再発防止をした目的なら有効だが、白砂糖の代わりに、ハチミツ、黒糖、玄米、胚芽米、また、果物・野菜ジュースも大量に飲むと、糖質の摂取過多を避ける事は出来ない為に、ガン治療における盲点が隠されている。また、野菜ジュース、ジューサーにかけると、食物連鎖が取り込めないために、ミキサーを使いスムージーとして、1日一杯を限度にする。
動物性タンパク質の摂り過ぎには注意しなければならないが、すでにガンが出来てしまった状態で動物性タンパク質をカットするのは得策ではない。
免疫栄養ケトン食では、3つのレベルを設けていて、糖質量を1日、80g以下「セミケトジェニック」40g以下「ケトジェニック」20g以下「スーパーケトジェニック」と設定している。
亜鉛とセレンは、バランスよく摂取し、蠣、ホタテ、ワカメ、スルメ、牛肉、鶏レバー、納豆、卵、ブロッコリーにバランスよく含まれ、セレンが不足すると、ガン、冠動脈疾患、心筋傷害のリスクが高まる。
函館周辺の漁場とする「ガゴメ昆布」は、フコイダンの成分が、他の昆布の2倍以上含まれていて、抗がん作用や免疫機能の向上が確認されている。
また、アボガトとMCTオイル(中鎖脂肪酸)との併用摂取が、抗がん剤と同じような効果を生む。
極端な糖質制限の継続から、抗がん剤を投与日に、患者の好きな炭水化物を摂取する、餓えたガン細胞はブドウ糖を取り入れ、その時に、一緒に抗がん剤までも、取り込んでしまう。
乳酸が増えると、ガン細胞周囲の酸性化が促され、正常細胞にストレスを与え、免疫応答が低下し、浸潤や転移が起こりやすくなるが、ケトン体は、乳酸を排除する働きがある。
ブドウ糖の供給が途絶えると、ガン細胞の7割は死滅するが、残りの3割はケトン体を頼りに生命を繋ぐが、スタチン製剤で、ガンの栄養摂取を遮断することが出来る。
ガン細胞は、41℃以上の熱を与えられると、死滅または、急速に弱る、正常細胞は熱によるダメージを受けない、高温に晒された時に、体内では、「ヒートショック・プロテイン70(HSP70」というタンパク質が生まれ、HSP70は免疫力をアップし、ガン細胞の分裂を抑制する働きがある。
高濃度ビタミンC点滴と水素吸入を併用し、抗がん剤治療の副作用対策になり、効果が飛躍的に向上する。
週に一度のプチ断食と、有酸素運動の組合わせは、ケトン体の産生とミトコンドリア活性を強力に推進し体内の変貌も促す。
プチ断食と運動を行う前日は、夕食を軽めにして、空腹状態で寝床し、翌朝は大さじ一杯のMCTオイル(約15g)を、1、2杯飲み、空腹感を感じながら、11時位から、有酸素運動を行い、昼食は、通常の高脂肪、高タンパク質食材に加え、G1の低い炭水化物を1品だけ食べる、飢餓状態に陥っている正常細胞に糖質が優先的に取り入れられ、ガン細胞には、殆ど回らない事が解っている。
免疫栄養ケトン食の臨床研究結果より、糖尿病患者に対しては、糖質制限を推奨出来ない、原因ははっきりしないが、緩やかな糖質制限を行い、血糖をコントロールしてから出来そうだが、今後の研究課題になる。
免疫栄養ケトン食の献立を幾つか紹介し、ガン克服者に対するアンケート調査から、「ガンを克服できた一番の要因」として、1位は「考え方」続いて「食事」ガンを治す主体はあくまでも患者さん本人である。
全体的にこの様な内容になっている、
2014年の3月から糖質制限をはじめる切っ掛けが有った様だ、私自身、ガン治療をはじめ糖質制限の著書を読み漁っているが、著者には一度是非、冷静に、近藤誠先生の主張を考察してもらい、改めて、ガンの3代治療を違う角度から考察し、そこから、荒木裕先生(長年糖質制限ガン治療を勧めている)や、崎谷博征先生(糖質制限と断食を勧めている)また、西脇俊二先生(糖質制限と超高濃度ビタミンC点滴)等、考察しながら、交流を深めてもらいたい、個人的には、この著書で書かれている患者さんの治療に、3代治療の割合が最っと少なければ、治療成果は高いのではないかと思うが、今後是非課題にしてもらいたい。しかし、たまに、大学病院のガン患者を見舞いに行くき、どんな物を食べているか観察していると、正直恐ろしくなる。何年後か出す著書に期待しています。