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讃州菴

讃岐善通寺周辺のちょっと昔を探検してみよう。
善通寺・旧陸軍十一師団・琴平参宮電鉄など。

国登録有形文化財 久米通賢先生旧宅【東かがわ市馬宿】四国村

2013-05-15 | 近代建築物(東かがわ市)
国登録有形文化財  久米通賢先生旧宅

国登録有形文化財  久米通賢先生旧宅

国登録有形文化財  久米通賢先生旧宅


讃岐三白の一つ、塩の一大生産地の坂出塩田の基礎を築いた久米栄左衛門通賢の旧宅だ。現在は、高松市屋島中町の四国村に移築されている。旧所在地は、東かがわ市馬宿。

葭荻茫々の一閑村に過ぎなかった坂出を文政9年から4年もの歳月で約250町歩開発した。
大正13年、正五位贈られる。

この主屋は、通賢が建てたもの。



平成25年3月撮影。


参照:坂出市の塩田(昭和23年地図より)




清少納言 衣掛の松跡2【善通寺市大麻町】
重要有形民俗文化財山本醸造場醤油蔵、麹室2【東かがわ市引田】四国村



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重要有形民俗文化財山本醸造場醤油蔵、麹室2【東かがわ市引田】四国村

2013-05-14 | 近代建築物(東かがわ市)
山本醸造場醤油蔵、麹室 四国村

山本醸造場醤油蔵、麹室 四国村

現在、高松市屋島中町にある四国村に山本醸造場醤油蔵、麹室が移築再現され、重要有形民俗文化財に指定されている。

旧所在地は、東かがわ市引田である。



昭和8年発行の『勝地讃岐と其産業陣営』より


東讃引田町は西に高松、東に徳島の両市を控え、殊に引田湾を擁する海上交通の地利にあり又、国鉄高徳線の開通以来地の産業は逐年異数の発展を見つつある。

山本醸造場は引田町の錚々たる業者であって、同店は元油屋と号し明治初年3代その定次郎氏は、同町某醤油醸造場を買収転業し鋭意従事した。以来斯業に精進逐年増石しつつ、四国は勿論阪神を販路に店業の発展を期し、次いで先代定次郎氏の世となり、この時代に於いては恰か(あたかも)欧州大戦の活況に際会し、氏の進取的商策と相俟って躍進又躍進、山本醸造場の基礎は確固とし築かれたのである。

然るに天英明に命を籍さず、氏は昭和3年若き身を卒然として他界した。かくて氏の長男定次郎氏は未だ若くここに於いて先代定次郎氏の令弟既に分家の山本綾助氏は本家の見るに忍びず且つ盛大なる醸造場を援護の意味に於いて、目下本家事業に進展に協力しつつある。

青年事業家たる定次郎氏は叔父綾助氏の指導下に醸造の経営研究を刻苦しつつある。斯く綾助氏の宗家を顧念するは、世にも美しき心情の発露にして…(以下略)。

一部文面変更。



平成25年3月撮影。



国登録有形文化財 久米通賢先生旧宅【東かがわ市馬宿】四国村
重要有形民俗文化財山本醸造場醤油蔵、麹室1【東かがわ市引田】四国村



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重要有形民俗文化財 山本醸造場醤油蔵、麹室1【東かがわ市引田】四国村

2013-05-13 | 近代建築物(東かがわ市)
山本醸造場醤油蔵、麹室 四国村

現在、高松市屋島中町にある四国村に山本醸造場醤油蔵、麹室が移築再現され、重要有形民俗文化財に指定されている。

旧所在地は、東かがわ市引田である。


讃岐の醤油作りは、文化年間(1810年頃)に小豆島を中心に興り、東讃の引田、西讃の仁尾等の地域で盛んになった。香川県は、明治中期から昭和10年代にかけて全国第二位の生産石高をあげていた。

ここに移築復原された醤油蔵2棟と麹室は、いずれも引田町の山本醸造場で永年使用されてきたものである。建物の一部には、18世紀後半頃とみられる梁材等がそのまま使用されている。

今では醤油醸造も近代化し、古い醸造用具は殆んど姿を消したが、この蔵では天保9年(1836年)に作られた仕込桶や押槽(おしぶね)等昔の用具を使って醤油作利の作業場を再現した。


案内板より。



平成25年3月撮影。



重要有形民俗文化財 山本醸造場醤油蔵、麹室2【東かがわ市引田】四国村
国登録有形文化財 日下家住宅長屋門【東かがわ市引田】



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国登録有形文化財 日下家住宅長屋門【東かがわ市引田】

2013-05-12 | 近代建築物(東かがわ市)
日下家長屋門 東かがわ市引田

日下家の由来
日下家は、代々にわたり大内郡の大庄屋と引田村及び馬宿村の庄屋を務めてきた家である。
初代は寛永7年(1630年)没の日下彦右衛門であるとされ、十四代七郎左衛門の明治2年まで続いている。
当家文書によると、当時は庄屋の下に町頭を置き、文政10年(1827年)には90余軒もの商店を取り締まっていた事や、また浦には浦年寄を置き、出入の船や回船の取り締まりをした事など、海に面した村の庄屋の様子がうががえる。

屋敷、建物は、江戸時代の庄屋としての格式を随所に残しており、長屋門、母屋、蔵が配置よく並び、それらを囲む土塀も残っている。
土塀は更に東へ五、六間、北へ十間伸びていて、戦前はそこまで屋敷が続いていた。

長屋門には使用人の部屋もあり、母屋の土間には大きな「クド」があった。
江戸期を示す「かんじょう場」などの間があり、庭もこの時代の特色を持っている。蔵は四部屋あったが、今は三部屋で江戸期の風情がうかがえる。

当家から近年発見された江戸期の絵図を見ると現在の屋敷の前に土塀続きの広大な屋敷が描かれている。この事から後になって現在の場所に移築したことがわかる。

それまでは近くに浦番所、台場、藩の米蔵があった事から藩関係の施設があったものとみられている。

以上、案内板より。



平成25年3月撮影。



重要有形民俗文化財 山本醸造場醤油蔵、麹室1【東かがわ市引田】四国村
讃州笠屋邸など【東かがわ市引田】



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讃州笠屋邸など【東かがわ市引田】

2013-05-10 | 近代建築物(東かがわ市)






誉田八幡宮から南へ伸びる道沿いに、かめびし屋、讃州井筒屋、讃州笠屋邸があり、突き当たりの東西の通り(魚の棚)を撮った。


平成25年3月撮影。



国登録有形文化財 日下家住宅長屋門【東かがわ市引田】
讃州井筒屋敷(旧佐野家)2【東かがわ市引田】



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讃州井筒屋敷(旧佐野家)2【東かがわ市引田】

2013-04-25 | 近代建築物(東かがわ市)
讃州井筒屋敷

讃州井筒屋敷

昭和8年発行の『勝地讃岐と其産業陣営』より

井筒屋醤油は歴史を元禄に発し、以来同地一帯引田醤油の名声を担って江戸積とは称し、遠く関東地方に移出して一躍引田醤油の声価を謳われた程である。

いまも引田には幾多の錚々たる醸造家あり、引田醤油の面目は燦然として輝くものがある。佐野(新平)氏が祖業醤油醸造業に就いたのは、明治30年頃で以来誇る伝統の声価を把持し、更に営業の積極化を図って大阪・徳島等に支店を設置するなど異常の活躍を続けた。

(中略)井筒屋醤油は千年の祖業として精進しつつあり。特に同醤油の特異として誇るべきは独特の風味にして、その醸法に於ても諸味を必ず二年乃至三年間貯蔵し、完熟後に非らざれば倉出ししない此の伝統を厳守する事に、その最上一番生揚醤油は品質の特性を謳われて居るのである。

斯くの如く引田醤油は、何れも品質を以って古銘を刻んで居るが、就中佐野氏の井筒屋醤油の如き時代を超越した確なる存在である。



平成25年3月撮影。



讃州笠屋邸など【東かがわ市引田】
讃州井筒屋敷(旧佐野家)1【東かがわ市引田】



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讃州井筒屋敷(旧佐野家)1【東かがわ市引田】

2013-04-22 | 近代建築物(東かがわ市)
讃州井筒屋敷 東かがわ市引田

讃州井筒屋敷 東かがわ市引田

かめびし屋の南隣に讃州井筒屋敷はある。
現在は、東かがわ市の所有として、休憩所、土産物屋、歴史資料館として活用されている。


参照:讃州井筒屋敷HP


平成25年3月撮影。



讃州井筒屋敷(旧佐野家)2【東かがわ市引田】
国登録有形文化財 かめびし屋(岡田家)3【東かがわ市引田】



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国登録有形文化財 かめびし屋(岡田家)3【東かがわ市引田】

2013-04-14 | 近代建築物(東かがわ市)
かめびし屋と讃州井筒屋敷

かめびし屋と讃州井筒屋敷


かめびしは、創業以来、260年近く醤油の伝統的製法の「むしろ麹法」を続ける全国唯一の醤油醸造元である。


参照:かめびし屋HP



かめびし屋に隣接する建物は、讃州井筒屋敷。



平成25年3月撮影。



讃州井筒屋敷(旧佐野家)1【東かがわ市引田】
国登録有形文化財 かめびし屋(岡田家)2【東かがわ市引田】



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国登録有形文化財 かめびし屋(岡田家)2【東かがわ市引田】

2013-04-12 | 近代建築物(東かがわ市)
国登録有形文化財  かめびし屋

昭和8年発行の『勝地讃岐と其産業陣営』より

東讃の引田醤油の大衆的印象は、実に抜くべからざるものがある。
凡そ世人の脳裏に刻む印象とは、善にして感激に発し悪にして慊焉憎悪に帰するであろう。

然して引田醤油の印象こそは、300余年の古き生産歴史とこれを彩る品質の誇るべき民衆的印象ではある。近時一般醤油界は、多事を思わせつつあるは事実にして、即ち近代科学の発達はその醸造界にも普遍して或いは早造り法又は化学的醤油のと幾手法を以て動々濫醸の傾きあり。したがって必然業界の平静は、破らるるの結果となれるが、しかし乍らこの近代社会現象は、何れの部面にも現れ、吾劣れじと大衆の我田引水的感覚特に専念するの情勢にして、この間引田醤油は依然本来の生命たる品質の牙城を死守し、堅持するところに即ち引田醤油たる面目がある。ここに近時引田醤油の気を吐くものに岡田醤油合資会社があるが、200年の輝く歴史と品質で売る親しみも深き池田屋醤油のそれである。

(中略)その醤油醸造を近代科学に溺れず、従として自然の醸造風味を一義とし、更に利に趨らず、事業の永遠性を至念するの良果にして、常に清新なる意気を以てする研究活動は商品の上に示現されてここに至るのである。


今から80年前の記事とは思えない程、今現在でも通ずると言っても全く差し支えないと思う。

現在も尚、その手法を継承しつつ、進化させつつ、それでも大事なところは守りつつ、かめびし醤油の意気を感じさせられる。




平成25年3月撮影。



国登録有形文化財 かめびし屋(岡田家)3【東かがわ市引田】
国登録有形文化財 かめびし屋(岡田家)1【東かがわ市引田】



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国登録有形文化財 かめびし屋(岡田家)1【東かがわ市引田】

2013-04-09 | 近代建築物(東かがわ市)
国登録有形文化財  かめびし屋

引田の町並を代表する建物の一つ、「かめびし屋」だ。

岡田家(かめびし醤油)の由来
岡田家の開祖は、生駒家の家臣西山丹後といわれる。寛永の頃に丹後の四代目、西山三郎が引田に来住し、五代目の時に岡田姓に改姓。
 当家の初代は、その子孫にあたる伊右衛門とされている。伊右衛門は屋号を「池田屋」と称し、農業をしていたが、宝暦3年(1753年)に池田地区で、ひしほ(醤油)の製造販売を始める。その後、現在地に醤油製造の拠点として母屋を創建。

伊右衛門には子が無く、藩御蔵番取締岡田文甫の次男治祐が別家して池田家を継承する。醤油製造販売は順調に進み、三代目次助にかけて、倉庫・釜屋等の施設を次々に増設。天保15年(1844年)には、長屋門が完成している。製造した醤油は、高松城下の醤油卸店で販売したほか、生産の増加に伴って、徳島、阪神、泉州はと販路を拡大した。

 歴代の当主は、伝統の蔵を利用して創業以来の古法をかたくなに踏襲し、岡田家独自の香りと風味を持った醤油作りを今に伝えている。

かめびし醤油の名称は、江戸時代から使用され、「かめ」は氏神の鎮座する亀山の一字をとり、「ひし」は、醤油の事を「ひしほ」と呼ぶところから採ったともいわれている。

 現在使用している醤油作り関係の建物18棟は、平成15年6月に国の登録有形文化財に登録されている。


以上、説明看板より。




平成25年3月撮影。



国登録有形文化財 かめびし屋(岡田家)2【東かがわ市引田】
国登録有形文化財 旧引田郵便局【東かがわ市引田】



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