
旧所在地:さぬき市鴨庄白方 寄贈:志度町
この警鐘台は、もと護衛空母「しまね丸」無線マストであった。
しまね丸は、全長160.5m、幅20m、排水量20,469t、速力18.5ノットの大型油槽船。
油槽船としての能力を残しながら飛行甲板を取り付けて対潜哨戒機の発着を可能とした民間籍(石原汽船)の空母だった。
昭和20年2月28日、神戸の川崎重工で完成後、使用機会の無いまま同年4月3日、志度湾長浜沖に隠された。この頃から連合軍の空襲が激しくなり、7月4日には高松空襲、そして7月27日、しまね丸は、英空母機の集中攻撃に遭い二つに折れ、沈没した。
昭和23年引き上げられ、解体される際にマスト部分を有志が貰い受け、警鐘台として活用してきたものである。尚、警鐘台下部には、攻撃を受けた際の弾痕が見える。
説明は、四国村看板より。
平成25年3月撮影。
→こんぴらさんの桜(金刀比羅宮)
←見る所、期する所は、遠くまた大ならざるべからず(『近思録』)
←水仙、四国村にて【高松市屋島中町】
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