カテゴリー別目次2016-09-05
永六輔のファンではないが、尊敬すべき人であった。理由は変わっていたからだ。
日本人は変わった人を避ける。避けるだけにしておけばいいのにいじめる。
だから永六輔に敬意を持つ人は少ないかもしれない。
永氏の母親は子供のころの永六輔が持ち帰った「通信簿」を見たことがないそうだ。
「そんなものは、学校というところが決めた良し悪しでつけただけの数字だ。
見る意味もない」
ラジオの聞き覚えなので少し違うかもしれない。
現在の「学校」の制度が始まって何年か。
学校の「評価・成績」のつけ方が定まって何年か。
自分の「試験問題」は生徒の「学力」を正しく判定できるのか。
長く見て戦後70年ですよ。「今の」成績のつけ方で誰が灯台に行くか決めるようになったのは。
頭がいいとか悪いとか、子供がバカにしあう基準を作ったのは。
永氏の母に習うべし。間違っても学校の成績で生徒をさげすむべからず。