円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

来年もセンセイが!と言ったのは

2017-03-08 21:58:32 | 2016年度雑記
カテゴリー別目次 
2017-3-8up
やっと一年間の労働が終わった。
授業が終わったと言いたい。
だが、「授業」というものをした記憶がないので言い方がわからない。

若手の歌手は、誰も聞かず一人も立ち止まらない道端で歌い続けて修行する。
それと、同じだ。

人は毎日目の前に数十人いる。
半分はつっぷして寝ている。
床に、ユカにですよ、頭まで上着をかぶって4人、5人と寝ている人もいる。

何人かは歩いて、何かをしている。
何かって? そんなことは言えない。

他の人はしゃべっている。
しゃべり続けている。
50分間しゃべり続ける体力も大したものだ。
男子の3人から5人。
俺がそいつらの間に立って、口を押さえるほどそばにいてもしゃべる。

先月末、休み時間になったとたん教室が静かになった。
「休み時間になったら黙るってどうなの?」
ひとり言を言ったら女子が答えた。
「だって、休憩しないともたないから」

一年間、高2のほぼすべての授業が<ストリートライブ>だった。

一年間の最後の授業でも、何の感情もわかなかった。
一人一人は、ほとんど全員いい人ばかりなんですよ。
だが、最低の集団だった。
このブログにたどりつく同僚は誰もいないだろうけど、用心はしている。
もし読まれたらと想像しながら書いている。
だから、こんなゆるい文章になる。
下痢と胃痛が続くネタは書けない。

とにかく、教科「現代文」の授業は終わった。
最後の授業で、
「来年も、センセイがいい!!!」
と数人が大声で言ったのは、意外なことにスポーツ専門クラスの男子だった。
記事に書けないモザイク授業ばかりのクラスだった。

でも「来年も!」ともし言ってくれたら、一番嬉しいな、と思っていたクラスだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする