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20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

小学校参観(1)毛筆指導は古すぎる

2008-07-11 01:19:35 | 都内某小学校参観記録
全ページ目次
小学校参観・毛筆指導は古すぎる
都内某小学校06年11月23日参観①

捨しゃ~っ144号06年11月30日・木

小学校担任のS先生の学校で、公開授業日があった。
土曜日だったので行ってみた。
その、参観記録です。

◆3校時体育館『万引きはダメ!』ビデオ全校視聴

・12分間、400人、頭の動く子なし。
・体育館ばきなし。ふつうの上ばきのまま。
・ビデオはなかなか良い。
 その後の○○警察係長が20分間もしゃべった。
 小学生を床に座らせて。
 自分も座ってみればよいのだ。
 後半は誰も聞いてない。
 良く静かにしてる。
 子どもに謝れ。
・10:40開始予定。実際10:50。
・11:25終了予定。実際11:32。
・10分も遅れて始めて、7分も延ばすとは何事だ。
 しかも、チャイムを鳴らさない方針らしい。
 時間を守る能力がないなら、カッコつけずにチャイムを鳴らせ。
 腹立つ。


◆4校時3年2組毛筆・担任でない年配女性の授業

・11:30開始予定。実際11:40。
・12:15終了予定。実際12:20。
・まあ、前の時間が途方もなく延びてるから、と思ったが、
 「説明がダラダラ長い」
 「授業内で3枚しか書かせない」
 「片付けの段取りも指示もしないのに
  『時間がない。早く片付けなさい』
  とか言いやがっ、おっしゃった」
  ので、メチャクチャ腹立った。
  子どもに謝れ。
・すずり、下敷き、太筆、小筆、墨、墨汁。
 俺の小学校の時から同じだ。
 何ということだ。
 35年間変わらん。
 人類が発明した最も偉大なものと言われるインターネットが出現した時代にだ。
 子どもではなく、誰かに利益があるから続くのだろうか。
・だいたい、授業者の女性は、すずりも半紙も墨も使わないのだ。
 黒板に「新聞紙」を「貼り付け」、「新聞紙にじかに」朱墨で書き始めた。
 驚きだ。
 笑える。
・授業者がダラダラ書きながら説明している間、
 9人の子が、手に筆を持ったままで、全然聞いてない。
 誰が悪いのか。
・授業開始、「14分後」に
 やっと1枚目を書かせる。
・ここでびっくり。
 児童は個別に「手本」を持ってない。
 黒板の字を見ながら書くのだ。
 っていうか、見てないけど。
・3年2組の子どもたちの準備は見事だ。
 ものすごくきれいに、全員の机の上に道具が並ぶ。
 ヘタな指示が、子どもに助けられているのだ。
 子どもにお礼を言え。
 『早く片付けなさい』とか言ってる場合じゃないだろ。
・ど素○に対して、代案を示す。

(以下代案は、参観中にノートに書き付けた)

■『毛筆の授業代案』■

▼毛筆準備・5分間▼
①生徒は「四角いガラス瓶」を教壇から取る。
②生徒の机の上は、「太筆」「ガラス瓶」のみ。
③新聞をB4位に切り、重ね、配布。机の左横の床に置かせる。
④教師が「墨汁」を「ガラス瓶」に入れて回る。
慣れてきたら、班長に1本渡して入れさせると良い。
チューっと多すぎず入れる。

▼毛筆見本・2分間▼
①教師が、黒板の「B4上質紙」
(毛筆用の半紙は使わない。
そんなもの大人の誰が使うか。
知っている方は御一報いただきたい)
に、「朱墨」で手本を書いてみせる。
(朱墨は上手に見えるのだ)
②「カタツムリのスピードで書きなさい」
③教師(俺)の手本の見事さに拍手が起こる(はず)。
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小学校参観(2)Sさんが校内一早い

2008-07-11 01:19:34 | 都内某小学校参観記録
わかる目次
小学校参観・Sさんが校内一早い
都内某小学校06年11月23日参観②

捨しゃ~っ145号06年11月30日・木

■毛筆授業の代案・つづき■
 
▼毛筆なぞり書きから清書へ▼
①毛筆手本の輪郭をとり、「白抜きなぞり用紙」を印刷しておく。
 一人5枚ずつ取って後ろに回す。
②毛筆の途中は、俺なら絶対に席を立たせない。
③一枚書くたび、左下の新聞紙に置く。
 新聞を一枚めくり、上にかぶせる。繰り返す。
 (乾くのを待たず、字もこすれず、床も汚れぬ)
④5枚目が書けたら挙手。
⑤教師が歩いていき、瞬間個別評定。アドバイス。
⑥清書用「B4再生紙」を1枚渡す。
⑦氏名は書かせない。
 「の」「伸」「伊」「い」など氏名から一字選ばせ、左下に「太筆で」書かせる。

▼毛筆片付け▼
①指定した班の生徒だけ筆を洗いに行かせる。
(流水で、左手人差し指を、10回なでる)
②なぞり書きの5枚は、新聞にはさんだまま、きれいにB5?に折る。
③四角いガラス瓶(墨汁入り)は、そのまま教壇に持ってこさせる。
カゴに並べて入れさせる。
④太筆を全員が洗い終わった班だけ、「班長」が太筆を集めて教卓に提出。
安定したカゴに立てて入れさせる。
⑤机の上の「清書」を班長が集める。
(上記同様の新聞に、6人分はさませてもよい)
⑥必ず時間内に終わる。

▼毛筆授業後▼
①清書はろうかに掲示する。
(本校●●中なら、2階ホールがよい)
②できるかわからないが、左下の一字名の下に、
「朱印」を押してやるとカッコいい。
(どうやって手に入れるか?)

(注:この代案は、
毛筆の授業を見ながらノートにメモしたそのまま。
 これが元になり、本ブログ授業案にある、
 「毛筆授業」ができあがった。
 二人の友人がのちに授業で真似してくれた。
 が、まあ広まることはまずないでしょう。
 なぜなら、学校で硯と墨を使わなくなると、
 困る業界が出てくるからです。
 ガッコウというのは、他の業界に儲けさせるために、
 必要なくても色んなものを使っていると思いますが?)


**************

・3年2組は28席。
 この日出席は26人。
・でっかい「百玉そろばん」一台あり。
 Sさんクラスだけ、自腹で買ったそうだ。
・うわばきが、体育館で見たのと違う。
 ちょっといいやつ。学年で異なるのか?
・ 昼飯を食べに行く前に、改めて下駄箱を見る。
 「くつをそろえる」指導は全くしてないと思われる。
 本校●●中の下駄箱がはるかに美しい。
 自慢で済まんSさん。(韻を踏んでる)

・翌日聞いた話。

「あんだけ四時間目が遅れたんで、あわてて給食係を連れて行ったんです。
そしたら、誰もいないんです。
あれ、今日、給食ないの、って思ったら、
他のクラスは、もっと授業が延びてて、僕のクラスが一番でした。」


すばらしい。彼は新採用一年目だ。

・当日の話。
 俺は五時間目の前に3年2組に行って、本を読んで待つことにした。
 そばを食ったあと小学校に戻ると、グランドに誰もいない。
 どうしたんだ。
 階段でわかった。
 昼そうじだった。
 子どもたちがベタッとすわってしゃべっている。
 何人かは水ぶきしている。
 何十人のちっちゃい子どもをかき分ける。

 各教室をのぞくと、机を半分くらい運び終わったところだ。
 3年2組に入る。
 なぜかここだけそうじをしていない。
 全員着席して、Sさんを見てる。

 「S先生。そうじしないの?」
 「もう終わりました。」
 「えっ。・・・すごい。学校で一番じゃん。」
 「みんな、ほめられたよ。はい、休み時間。」


 すばらしい。彼は新採用一年目だ。

・なぜこうなるかというと、Sさんがそうじのさせ方を、
 本で(もしかしてDVDも?)勉強しているからだ。
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小学校参観(3)一人になっても読み続けてえらいね

2008-07-11 01:19:33 | 都内某小学校参観記録
わかる目次
小学校参観・一人になっても読み続けてえらいね
都内某小学校06年11月23日参観③

捨しゃ~っ146号06年11月30日・木
 
◆5校時3年2組S先生の国語

・『ちいちゃんのかげおくり』研究授業。

・◎予定の1:40ピッタリ開始。すばらしい。
・◎起立。全文、微音読。終わったら座る。全員ちゃんとやる。立派。
・ADが見つからない。
・○教師も回りながら微音読を続ける。ここまでは良かった。
・×読ませる分量が多すぎる。
・×トップとラストの差が2分以上ある。子どもは充分がんばった。

・×最後の一人は時間で切って座らせた。
  それは正しい。
  でも、ほめない。
  
  「一人になっても読み続けて、えらいね」
  と言ってやればいいのだ。
  ぼくは、短文の音読なら、最後の一人も待つ。
  他の子はその子の声を聞いてシンと待つ。
  「○男。最後までごまかさず読んでエライ!」
  こうしとくと、他の子も少しはごまかさなくなる。
  ○男も恥だとは感じない。

・発問
 『最初のかげおくりと、最後のかげおくりの間で、
  ちいちゃんから失われたものは何ですか』

 
 指示
 『ノートに書きます』

・○小さな無駄言葉をなくせばかなり良い感じ。
・板書
 『ちいちゃんのまわりからうしなわれたものは何ですか』

・○「下敷きを使ってる人」(ハイ、と挙手)
  児童は写している。
・○「写したら鉛筆を置く」
・×「**くん、急いで下さい」
 (まあ、言うよ、俺も。##、早くしろ、ついて来い、とか)
・Q(ます目ノート。良いが、なぜTOSSノートを使わん)
・××「証拠となるところに線を引きながら書いていきます」
 (これで終わった。もう、児童は何をしたらいいかわからない)
・○「ひとつ書いたら持っっといで」
・○教師が立つ姿が、スッとしていて良い。

・×窓側の男の子のノートを見る。
  二行書いた終わりに「~~からです。」と書いてある。
  それを先生に見せてきたのだ。
  Sさんはそのノートを見たのだ。
  発問は
  『何ですか』
  である。

・×ひとつ提出した児童は、ほぼ全員次を考えない。
  手元で細かく遊んでいる。
  完全な思考の空白が続く。続く。続く。

    ■[代案]■
    「先生は、四つ見つけました」

・××
 「証拠にも線、引きましたか」
 (同時に二つのことを要求しているからダメ。
  できるならいいが、思考は止まってる。
・×2:01。
  開始21分後。誰も考えていない。
  この空気が読めないのか。…読めないよね。なかなかね。
・??なんか、別の教師らしき男性登場。
   児童に話しかけんな! 指導すんな! やめろ

・2:03。
 「一回鉛筆置きます。」
 「一つ以上書けた人」
(8人挙手)
・板書
  『命』
・発問
  『いのち。証拠はどこですか』(どこどこ、と答える子がいる)
・指示
  『他に・・・○○さん。』(家)
・板書
  『家』
・×児童は「何か」と「証拠」をいっぺんに言おうとする。
  そりゃそうだ。そうしろと言ったのだから。


    ■[代案]■
     「失われたものが一つ書けた人。起立」
      (端から言わせて座らせる。板書。)

     「一つ目。命。命の証拠が書いてあるページを探しなさい」
      (サッサと言わせる。「5ページのどこですか」

     「追い読み。~」「~」
  
     「読んだところに線を引いたら手を挙げなさい」

     「丸付けコンビで指さしてみせっこしなさい」
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小学校参観(4)他にあるんだけどなあ

2008-07-11 01:19:32 | 都内某小学校参観記録
わかる目次
小学校参観・他にあるんだけどなあ
都内某小学校06年11月23日参観④

捨しゃ~っ147号06年11月30日・木

◆5校時3年2組S先生の国語つづき
・◎
 「他に・・・あるんだけどなあ」
 「ええっ!!!」

  (この瞬間だけ、児童の脳が回転した)
・×
  もう、全くついてきてない子が6人はいる。
  一方で
  「あっ、あるある、*ページ」
  とデキル子はついていく。
・×
 「これ以外にないですか。目に見えないものでないですか」
 「先生、証拠もありですか」

  (デキル子は、さっき先生が言ったとおり、証拠も探すのかと聞いたのだ。
   すぐれた子だ)
 「証拠は、いいです」
  (なんでやねん!漫才か!)
・◎
  ここで班隊形。四人班×7班。
  子どもの動きは実にいい。
  班の話し合いはすぐ終わる。
  楽しい会話が始まる。
  教師は個別指導を始める。
  だから、空気が読めない。延々と続く。
・2:22。
  終了3分前。
  机はそのままで。
  「おへそを先生に向けます」
  子どもは偉い。
  全員ちゃんと体の向きを変える。
  惜しくも、イスごと向きを変えるのは教わってない。
  とにかく、すぐれた子たちだ。
・Sさんにはお分かりでしょうが、机を戻さないことに全く意味がない。
  先生は「一斑」「二班」と指名する。
  児童は発表する。
  先生は板書する。
  『たましい・幸せ・希望・青い空』

・2:25しゅーりょーの時刻。
 だが驚いたことにまだ続く。
 『白い四つのかげ・音・きおく(思い出)』

・どんなに途中でも、止めるのです。

・奇怪なことに2:26に放送が入る。

 「終わりの時間です。なんとかかんとか」

 翌日、Sさんに、
 いつもは5校時終了のチャイムもないし、終わりの放送もないことを確かめた。
 だから書く。

・いつもチャイム鳴らしてないんですよね。
 なんで
 「参観日」の
 「研究授業」の時だけ、言葉の放送で、
 「終わりです」とか言うのか。

・そういえば、昼休みの終わりにも放送が入った。

 「あと、5分で研究授業が始まります。外で遊んでいる人は教室に入りましょう」

 とかなんとか。
 これも、いつもやってるわけじゃないのだ。

・恥ずべき行為だ。
 恥ずかしくないのか。
 毎日全く時間を守らない授業を続けているくせに、
 参観日だけ、
 「始まります」
 「終わりです」

 とは何ごとだ。
 毎日やってるならいい。
 毎日時間を守ってるならいい。
 一秒も時間を延ばさない授業をし、
 一秒も子どもの休み時間を奪わない毎日ならいい。
 俺はこういう行為が非常に嫌いだ。

・やはり翌日、Sさんに聞いた。
 小学校では研究授業の後、例の「憎むべき行為」をけっこうさせているらしい。

 「みんな、後ろ向いて。
  今日、授業を見てくれた先生やおうちの人に、お礼を言いましょう。
  ありがとうございました」


 ってやつだ。
 考えるだけでムカムカする。
 恥ずべき行為。
 最もプロとして許せない行為。
 だから、参観日だけ放送で時刻を知らせるようなことが平気でできるのだ。

・Sさん。
 俺はこのごろ、校内の研究授業で、チャイムが鳴ってもまだ授業が続くとき、
 チャイムの瞬間立ち上がって教室を出ているよ。
 そして、一人職員室で仕事に入る。
 もう言っても無駄なのだ。
 俺が立って出て行くのを見ても、翌月また研究授業は延びる。
 不思議だ。
 Sさんはそうなってはならないですよ。
 でも、今のままだと危ないよ。
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小学校参観(5)30万円分の授業DVD

2008-07-11 01:19:31 | 都内某小学校参観記録
全ページ目次
小学校参観・30万円分の授業DVD
都内某小学校06年11月23日参観⑤

捨しゃ~っ148号06年11月30日・木

 ◆5校時3年2組S先生の国語つづきのつづき

・2:30。授業終了。
 5分=300秒オーバー。マイナス300点。
 ぼく達は仲間と授業を見せ合うとき、そういう採点をし合っているのです。

① すべては音読不足に尽きる。
② 一つ一つの指示のスタンスが長すぎる。
③ 今することを、一つに絞っていない。
④ 50分間、ひとことも、一度もほめなかったねえ。
⑤ 班隊形は短く刻む。

・・・そういうことでしょうか。

*************

帰りの会で「五色百人一首」を見せてもらいました。
黄色です。うちの中学2年生とやってもいい勝負だと感じました。
いい子たちだ。Sさんも半年間、鍛えたのだろう。

うれしいことに、Sさんが二回戦目を僕に読ませてくれた。
飛び込みは生まれて初めてだ。
3年2組はSさんが読むと
<野武士のように>
一生懸命カルタを取った。
立派だった。
ありがたいことに、二回戦目は野武士が獣に変わった。
3年2組は
<肉食獣のように>
カルタを取った。
楽しかった。

~参観シリーズ以上~

****************

参観翌日、Sさんと飲んでこんなことも聞いた。

hyoko
「全クラス見て回ったけど、4年生だけは三クラスとも黒板周りがきれいだったね。
 その次がSさんの3年2組。
 あとは全部ダメ。」



「そうなんですよ。
 4年の先生はすごいんです。
 あの学年は3年のとき○○ちゃって、外から来た人が三クラスとも持って、
 今はすごくいい感じになりました。」


hyoko
「やっぱねえ。黒板周りだけで、分かるんだねえ」

ところで、約束どおり、仲間うちの国語サークルに、
Sさんが買った勉強用DVDとCDを持ってきてもらった。
カバンから出てくる出てくる。

DVDとCDはなんと「30本以上」あった。
30万以上はかけてる。

その場にいた4人の教師は顔を見合わせた。

「こんな人は、うちの××市に一人もいない。」

繰り返すが、彼は新採1年目だ。


◆帰りの会の俺が読ませてもらったカルタの様子

(1)俺「こんにちは」
   3年2組「こんにちは!!!」(…声がデカイ)

(2)着席させる。
   (カルタ全体を見るため、S学級では立ってカルタをしていいルール)
   (だが、児童が立ったまま教師が全体を見るのは難しい)

(3)札の並べ方を直す。(すきまをピッタリ付けさせた)

(4)構え方を作る。(10本の指を机のはじに置かせた)

(5)はじめの挨拶を教える。
  「ご用意よければ空札いちまい、って言ったら、
   よろしくお願いしますって言うんだよ。
   練習、サンハイ」
  「よろしくおねがいします」
  「90点。3人言ってない人がいた。サンハイ」
  「よろしくおねがいします」
(ものすごい声)
  「200点」

(6)17枚詠み終わるまでに、8回ほめた。
   力強く、本気で。
   「上の句で取れた人」
   「ハイって言えてえらいねえ」
   「早い」

   など。

(7)途中、自分のほうが遅かったのにもぎ取ろうとしたペアの机に行き
   「あなたの方が早かったです」
   と相手の児童に言い判定。
   もぎ取ろうとした子が少しふてたので、
   チャンスを見て再度そのペアに行き
   「今、君はすごく早かった」
   と肩をたたく。
   すべて、カルタの読みの途中で。
   テンポは崩さずに。

(8)暗記タイム、も教えた。
   そんなこんなで彼らは肉食獣のようになった。

(9)終わって俺が音もなく教室を出る時、お母さんが一人
   「ありがとうございました」
   と小声で言った。
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