なんと「セマンティックWebとWeb2.0」なんて題目の講演をすることになりました.Interop 2006のコンファレンスの「Web環境の進化で変わる情報検索アーキテクチャ」という中です.僕以外はNTTレゾナントの小澤さん,"Web2.0 Book"の小川浩さん,慶応の松村太郎さんという,大変なものです.一般技術者向けなのでわかりやすいテーマということで,コーディネータの奥さんらと話しているうちに,結局はやりのキーワードをいれることになりました.
しかし,一体,何を話せばいいのだろう.あわてて真剣に:-)Web2.0の情報収集を始めました.でも集めれば集めるほどわけわかんなくなりますね.
まあ,Web2.0に関する”評論”は巷にあふれているわけですが,僕はあくまで研究者(SW研究者?)としての立場として考えていこうと思っています.
現状でわかったこと.
まあO'Reillyの論文は結構分かるし,やっぱりいいポイントをついている.Webの世界がどんなものであるかを肌身でわかっている感じがあり,すごく同意できる.しかし,当たり前だが,この論文は表題の通り,ビジネスモデルやソフトウェアのデザインパターンの対象としてしかWebをみていない.そこが(研究者としては)不満が残るところです.翻って,セマンティックWebはどうなんだ,とみると,これもやっぱりAI技術,情報技術の対象してしかWebをみていない.もっとWebの世界自体を語るべきなんじゃないかと思いました.それが鍵かな.
じゃあ,それはなんのか.そういえば,僕はこんな解説を2002年に書いているわけですが,ここで言いたかったのは今あるWebコンテンツをみていても駄目でその背後にある日常世界をみなければならない,すなわち日常世界としてのWebを考えよう,ということでした.まさにそれがWebとは何かの答えなんじゃないな.
じゃあ,そのようなWebはどんな性質をもち,我々にどんなことをもたらすのか.
それはまた,もうちょっとまとまってから.
ご意見があればどうぞ.
#Web2.0を語るにはWeb2.0的に”参加型”でなければ :-)
しかし,一体,何を話せばいいのだろう.あわてて真剣に:-)Web2.0の情報収集を始めました.でも集めれば集めるほどわけわかんなくなりますね.
まあ,Web2.0に関する”評論”は巷にあふれているわけですが,僕はあくまで研究者(SW研究者?)としての立場として考えていこうと思っています.
現状でわかったこと.
まあO'Reillyの論文は結構分かるし,やっぱりいいポイントをついている.Webの世界がどんなものであるかを肌身でわかっている感じがあり,すごく同意できる.しかし,当たり前だが,この論文は表題の通り,ビジネスモデルやソフトウェアのデザインパターンの対象としてしかWebをみていない.そこが(研究者としては)不満が残るところです.翻って,セマンティックWebはどうなんだ,とみると,これもやっぱりAI技術,情報技術の対象してしかWebをみていない.もっとWebの世界自体を語るべきなんじゃないかと思いました.それが鍵かな.
じゃあ,それはなんのか.そういえば,僕はこんな解説を2002年に書いているわけですが,ここで言いたかったのは今あるWebコンテンツをみていても駄目でその背後にある日常世界をみなければならない,すなわち日常世界としてのWebを考えよう,ということでした.まさにそれがWebとは何かの答えなんじゃないな.
じゃあ,そのようなWebはどんな性質をもち,我々にどんなことをもたらすのか.
それはまた,もうちょっとまとまってから.
ご意見があればどうぞ.
#Web2.0を語るにはWeb2.0的に”参加型”でなければ :-)
フォーマットとかはテキートーでSWみたいな面倒なことをウダウダいうなというW2陣営と,最低限はちゃんとしてルールを決めないと全然使えんというSW陣営です.
去年のAI学会の全国大会で記述論理のチュートリアルで質問者と講演者の間でかみ合っていないのをみて先生とお話したことです:
質問者の方は「ある程度信じられるルール」といったものを想定していて質問していました.ですが,論理だとルールは観測されたものから帰納的に得たものではなく,演繹的に与えたもです.で,二人の会話がかみ合っていませんでした.
質問者の立場にたって,知識は多くの人が参加して帰納的に生成していけばよいというのはもっともな話です.
また,逆に演繹的に与えたrigidな知識も必要だと思います.多数決に基づいて,データの信用を決めると,各種のSPAMが幅をきかせることになるでしょう.
結局は,二つの立場の間のどこかに答えがある気がします.先生は,どのあたりに答えがあると思っておいでか,できればお伺いできればと思います.
※ でも,最近は,シンボルグラウンディングや知識ボトルネックの悪夢が再びとも思えてきました.
※ まとまりなくてどうもすみません.
ただ,SWピープルはちょっと頑なところがあるので(技術的問題だからしょうがないところもあるのですが),不必要な誤解を受けているところもあるように思えますが.
インターネットの中でのコミュニティーの形成過程
とまちづくりの社会学とのアナロジーについて興味
があり調べております。
「Web2.0とSWの喧嘩についての議論、面白く拝見させていただきました。私には、Web2.0はNPO、SWは行政と映ります。最近は、市民ニーズが増えすぎ、行政の
カバーしなければならない範囲が増えており、
行政特区、自然再生推進法などで市民と行政の協働を
おこなった事例が多くあります。