Takeda's Report

備忘録的に研究の個人的メモなどをおくようにしています.どんどん忘れやすくなっているので.

セマンティックWebコンファレンス参加

2006年01月27日 | 研究日誌
今日はセマンティックWebコンファレンスに出席.
出席は3回目.去年も展示と発表をした.
Short Presentation とデモ展示.テーマはlight-weight metadata Managementということ,SemblogとSemanticWikiを展示.大向くん,Hendryくん,沼くんにデモはお願いして,発表と聴講をする.

あいかわらず満員の聴衆はすごい.これだけ興味をもつ人がいるのに,どうしてSWは日本で盛り上がらないのだろう.

だからじゃないけど,発表内容は「SWアプリケーションはなぜ難しいのか」について.これは去年のESWC2005のworkshopで発表した内容.

オントロジーの適用に関しては,みんなとっても苦労している.でも苦労した結果,ニッチでもいいから何か適用を探してきている.これが今年の一つの特徴かな.
医薬規制用語集,家電オントロジー,情報セキュリティ管理,などなど.みんなえらいなあ.

あと,GIS標準などでSWアプローチを強力に推進している人たちに会う.ソフトウエア工学的な方法にすすんでしまうと,ベンダーが客を囲い込むようになってしまうのではというところで,とても意見が合う.あくまでWeb的アプローチ(オープン,やわらかい,分散)なSWを目指すべきと.確かにDieterのSemantically Enabled Web Serviceは結局,yet another software engineeringでちっともWeb的じゃない.(お金の大きさには目が眩むけど...)

我々のグループはlight-weightへlight-weightへと全然違う方法へどんどん進んでいるわけで,これは研究畑には仲間がいないところで,まあ不安な道.でも今回ちょっと自信がでてきた.そんなに間違った道じゃないと.はてなの伊藤さんもいっていたように,IT世界では目に見える効果が必要.我々がやっているような一歩一歩メタデータ流通を図るのは結構近い線をいっていると思う(はてなが採用してくれるかは別として :-)).

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3 コメント

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講演、拝聴いたしました。 (アキヒト)
2006-01-27 16:06:04
セマンティックWebコンファレンス、参加者のものです。先ほどの講演を拝聴いたしました。

"Translucence Strategy"の概念、おっしゃる通りだと思います。確かに他人がパーティーで楽しんでいる(セマンティックWEBの恩恵を得ている)のを見れば、自分も参加してみようという気になりますよね。
Unknown (Takagi)
2006-02-09 10:50:52
セマンティックWebコンファレンスに行って、基調講演を聞いてがっくりしていたので、救われた気がしました^^;

こちらで内容をお話できる予定です。
お世話になります (Iwasaki)
2006-02-09 13:27:30
WWWな人にとっては大変楽しい公演でした!

SW の世界にも WWW な人がいてくれて本当に救われた気分です!



light-weight metadata を推進するコミュニティ形成をしていきましょう!