散歩日記XX

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ちょっと後志(3)帰ってきた

2022-09-18 13:30:39 | 美術・アート
食事を終えて、外に出ると少し雨が強くなってきた(とはいえまだ小雨という範疇か)。



マリンパークの方向へ。



「日本国有鉄道岩内線開通当時の岩内駅」の碑を発見。初めて存在に気が付いた。



そして、岩内に来た目的はもちろんこれである。

■木田金次郎美術館「帰ってきた木田金次郎」。木田の作品を個人で所有していた人から寄贈、または寄託された作品を中心に展示する展覧会。
「波と夕日」:ゆったりとうねるような波の表現が良いのだ。
「岩内港」:木田の初期作品は明るいものも多く、とても気持ちの良い晴れた岩内港を描いたもの。
「ホリカップ」:木田の後期作品には早描きのためか、薄塗りのためか絵の具がかすれたように見えるものもあるのだが、これはたっぷりと絵の具の乗った、艶のある作品。

「りんご」:りんごを描いた作品もいくつかあるが、これは両角弘子氏が若い時に購入した作品。いいと思う。
「荒磯に咲くハマナス」:これは若い両角氏が作品購入したのを気遣い、木田が(多分)おまけで渡したという作品。海と崖、ハマナスを手前に描いた、なかなか素敵な小品である。



しりべしミュージアムロード共同展として「MR(ミュージアムロード)あいうえお 木田金次郎と後志の仲間たち」という展覧会も開催されていた。小川原脩、木田金次郎、西村計雄、藤倉英幸の作品が展示されている。

せっかく岩内まで来たのでお土産を買おう。道の駅ではなく、個人営業の菓子店へ。



「いわないべに子のともだち」というタラコを模したお菓子や、「いわないホップちゃんまんじゅう」という岩内のホップエキスを入れたお菓子を購入。時間が無くなりバスの椅子に広げて撮影をする。



それにしても移動が往復4時間はかかるので、あわただしい限りである。本当は宿泊して夜の街に繰り出したいところだ。

帰りは比較的空いたバスで小樽へと向かう。


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