散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

そして富山(28)あ、もう一回締めてた

2024-09-25 22:03:55 | 食べ歩き
バーを出て富山駅の方に戻る。あれ、そういえば以前出張の時にも行った店があったな。

ということで「H」らーめんについうかうかと行ってしまう。ここはもともと石川県が発祥の地であり、北陸地方に展開しているチェーンのラーメン店である(岡山と長野にも店があるみたい)。

今風のラーメンもあったり、ちょい飲みメニューもあったりするのだが、やっぱり基本はメニュートップの野菜らーめん味噌の小サイズにしよう。今見ると小サイズは麺が二分の一らしい。


→それにしてもメニュートップが「野菜らーめん」で、味のトップが「味噌」というのも北海道外では珍しいのでは?



私には小サイズで十分なのだが、野菜のためそれなりにボリュームはある。ちょっと太めの平打ち麺に、いい火の通し加減の野菜(ひき肉も少し入っている)、そして優しい味噌味。これでいいんですよ。札幌味噌ラーメンの程よい懐かしさが、このチェーンに平行進化で残っていると言っても過言ではなかろう。

これを食べて完璧に満足し、ホテルに戻って大浴場でひとっ風呂浴びる私であった。

今日は22591歩。どうりでメチャクチャ腰が痛いわけだ。
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そして富山(27)締めに良きバーを

2024-09-25 20:39:26 | 飲み歩き・日本国内
18:06高岡から富山に向けて出発。



ホテルでちょいと休憩してから、バー「A」へ。19時開店のはずだったが、張り紙に「本日19時半開店」となっており、あたりで彫刻を撮影して時間をつぶす。



19時半になり、やっと開店した「A」へ。開店したばかりなので、先客なし(最後まで私1人だった)。カウンター上に季節のフルーツカクテルメニューが出ており、まずはそこから青ゆずのジントニックを注文。マスターは「フルーツのメニューだけ出してますけど、スタンダードでも、お好きなウイスキーでも」と、親切な感じがする。



さて、ジントニックは私には時に甘すぎることがあるのだが、これは柚子の香りと酸味がよく、またトニックウォーターもちょっと特別なやつなので、相当美味い。

フット後藤が髭を生やしたようなマスターに旅行で来たことを早々に話し、2杯目はしっかり目のマンハッタンを注文。



意外なことにウイスキーはジャックダニエルだったが、味の特徴がはっきりしており美味しい。普通はカクテルの中に入れてしまうチェリーも別添えで、しかもしっかりアルコール漬けにされた大人のチェリーであるところがいい。

他に誰もいないので話をすることになったが「北海道は何となく親近感がありますよね」とマスター。北海道人にとってはそれほどでもないが、富山の人からすると北陸銀行がしっかり北海道に根付いているように、なんか親近感があるらしいのだ。それにしても富山の人って、富山のことが本当に好きみたいだね。

3杯目は私も打ち解けてきて「一時スモーキーなウイスキーをガーンと飲んだのですが、そこから戻ってきていて、コクがあるけど穏やかな、そしてあまり高くなく、飲んだことのなさそうなウイスキーをお願いします」という、無茶注文をしてみた。

すると出てきたのが、富山のウイスキー会社(とその関係者)がスコッチのブレンデッド用モルトを樽ごと買って、自社の樽で寝かせたというザ・バルクVOL.2(樽買をバルク買いというのだよね)を出して来た。他にも2本候補があったが、少し迷いつつもこれにしましょうぞ。



これはなかなか以上に飲みごたえのあるウイスキーで、樽熟成の効果も良く出ている(中身はマッカランという噂も)。

いい流れで3杯飲んで、話も盛り上がって楽しかった。またいつか富山にくる日があったら、ぜひ伺うことにしよう。

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そして富山(26)高岡の名店

2024-09-25 17:40:27 | 飲み歩き・日本国内
高岡市でも一応良い居酒屋が無いかと事前に調査しておいたのだが、なんと15時に開店するという評判の良い店があるではないか。高岡駅に戻り、繁華街方面に向かって少し歩いて、居酒屋「T」へ。

店内に入るとすでに結構な客がいるので大丈夫かと思ったが「18時半まででしたらこちらで大丈夫です」と2人用の席に案内してもらった。今日はこの旅で一番暑い日だったので、もちろんビールスタートだ。


→超美味い!

通しは魚の南蛮漬けで、ちょっとした酸味が体にしみる。



まずは刺身盛り合わせでも頼んでおくか。



刺身はやはり時期ものなのだろうアオリイカとカンパチが美味い。それからどこの店でも定番らしい平目に縁側の部分が添えられており、これもいい。そして、あまりお目にかからなかったカツオが出てきたところが珍しい感じがするね。ビールはたちまちなくなってしまい、高岡市の酒、勝駒純米を注文。



そういえばこの店でやっと気がついたのだが、富山の醤油は少し甘めに作っているそうなのだ。九州地方との交流によるものなのだろうか。



続いて、魚ばかり食べていたので、ちょっと気分を変えて牛すじ煮を注文。これが実に美味い。体が肉を求めていたのが分かるね。



そして本日のおすすめメニューの中から松茸の土瓶蒸しを注文。これは出汁がとにかく美味しいのだ。この値段では国産ということはありえないだろう松茸はまあ良かろう。



後は「当店特製」まで書かれては注文するしかありますまい、すりみハンバーグだ。ほぼ100%魚のすり身にカレー風味オーロラソースとでも言うべき珍しい味付けがなされている。



酒は成政の純米酒に切り替えて飲んでいたのだが、つまみにポテトサラダを追加。これはソーセージ入りで芋の感じを残したサッパリ味の素朴なポテトサラダであった。





料理は美味いし、酒は富山の銘酒を押さえてあるこの店だが、なんといっても素晴らしいのは接客である。結構な混雑店であるが、どの人もしっかりとした、かつ素早い対応をしてくれて、何一つ文句はなかった。

勘定をしてもらう時にサービス券(1か月有効)を頂いたのだが、「県外から来られた方は有効期限無期限です」と言われて、その気の効き方が嬉しくなった。まあ、そう簡単にもう一度行くとも思えないのだが、このサービス券は記念にとっておこう。

看板の文字の色に一抹の不安を感じたのだが、入って間違いなし。まさに高岡の名店であった。

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そして富山(25)国宝その2

2024-09-25 15:50:46 | 美術・アート
すっかり疲れ切って伏木駅に到着。



高岡に戻るのだが、案内表示にはロシア語がつかわれている。



北海道の小樽あたりでもロシア語表記を見かけるが、中古車の輸出でも行われていたのだろうか。



列車をベンチで待つ間と列車に乗っている間に少し腰痛が回復してきた。高岡駅に戻りもうひと踏ん張りだ。



数百メートル歩いて「高岡山瑞龍寺」へ。

「総門」:東大赤門はこの総門を模して作られたのだそうだ。重要文化財。



「山門」:11月初旬に二階が公開されるらしい。国宝。



総門には「金剛力士像」がいる。





「仏殿」:屋根の鉛瓦は戦さが始まったら溶かして鉄砲玉にできるようにしているという物騒な話もあるらしい。国宝。



周りの大回廊も立派なものである。





「法堂」:国宝。天井には狩野安信「四季の百花草」が描かれている。



寺の建物を撮影しながらふと空を見上げると、もう秋の空である。



法堂の横には石廟があり、前田利長、利家はさておき、織田信長の遺骨があるということになっていた(あの人、遺体は確認されていないよね)。



「禅堂」:座禅用の建物がある。重要文化財。



昔はこれをたたいて雲水を集めたのだろうか、立派な「木魚」が近くにあった。



「烏瑟沙摩明王」:これは撮影が可能なレプリカ。ここでも仏殿の中では撮影しなかったのである。



ここもそれほど拝観者は多くなく、とても見やすいイラストマップもあるし、見に行くには良いところではあるまいか。

ふう、これで今日の観光日程は終了。疲れた…。
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そして富山(24)気象資料館

2024-09-25 14:14:43 | 美術・アート
伏木でもう一か所行こうと思っていたのが高岡市万葉歴史館なのだが、そちらの方向に進んでみると道が長い上り坂になっている。日差しも強く、腰が痛くて断念。駅方面に戻ろうとしたところ「高岡市伏木気象資料館」(国登録有形文化財)というのがあったので、こっちを見ていくことにしよう。

「旧伏木測量所庁舎」:上に飛び出ている塔屋や2017年に復元したもの(昔の写真通りである)。



「測風塔」:1938年建築の鉄筋コンクリート造り。



「環日本海・東アジア諸国図」:富山を中心にした正距方位図。地図の向きを変えると考え方も変わるのではないだろうか。



「地方天気予報信号表」:なるほど、分かりやすいルールに則って決まっているようだ。



昔の気象装置が残されている。



但し、現役の測定機器もあるそうで、この日は気象庁の人が装置の点検に来ていた。明日は周辺の草刈りをするらしい。



酒井栄之「蜃気楼」:1913年の作で、そういえば富山は蜃気楼の名所ではなかったか。今調べてみると「魚津埋没林博物館」が蜃気楼に関しても紹介しているのと、「海の駅蜃気楼」というのがあるらしい。この絵画も貴重な記録として目立たせて欲しい(水平線の所に橋のような蜃気楼が見える)。



2階塔屋への階段もあったが、通常は使用禁止のようだった。



案内をしている人に「札幌から来ました」というと、いたく感心され(ここに来るために来たわけではないのだが)、いろいろと解説をしてもらった。
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そして富山(23)国宝その1

2024-09-25 13:39:07 | 美術・アート
わざわざこのあまり何もなさそうな伏木に来た理由の一つは国宝に指定された「雲龍山勝興寺」を訪問することである。昼食のために食堂に立ち寄った関係で、横道から寺に到着した。

「鼓堂」:1733年建立。重要文化財。多分、裏側から撮影している。



「総門」:1840年建立。重要文化財。



「唐門」:1769年に京都で建立。1893年に移築。重要文化財。



「本堂」:1795年再建。国宝。





燈籠をついでに撮影。



「経堂」:1805年建立。重要文化財。



「大広間及び式台」:1653年建立で現存する建造物で最古のもの。国宝。



建物の中に入るとやっぱり立派な庭がある。



「国宝指定書」が展示されていた。



勝興寺七不思議から3つ紹介する(たまたま撮影したもので、他の4つには気がつかなかった)。

「実ならずの銀杏」:子供が銀杏を取ろうとして木から落ちたり、喧嘩になったりしたので住職が「こんなことのないように」と祈願したら実がならなくなったらしい。そう、不毛な戦争はやめましょうね(と教訓話にしてみたりして)。



「天から降った石」:隕石ではなくて火山弾だろうか。



「屋根を支える猿」(複製):本堂の屋根を支える位置にいて、ずっと猿だと言われてきたが、実は邪鬼らしい。近くで見れば、猿ではなかろうよ。



本当に立派な寺だが、拝観者はそれほどいないので、オーバーツーリズムに疲れた皆さんは是非ここへ。なお、本堂内部も特に撮影禁止ではなかった気がするのだが、宗教心のない私でもあまりバシャバシャ撮影するのはいかがなものかということで、ご本尊などの写真は無いのである。
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そして富山(22)食堂神

2024-09-25 12:50:22 | 食べ歩き
伏木駅に到着。昼もだいぶ過ぎて腹が減ってきた。



観光に関する看板はあるけれども、それ以外は見るからに何もなさそうなのだが(コンビニも目に入る所にない)、検索してみるといくつか飲食店はありそうだ。駅からちょっと歩いて見つけた「S」食堂へ。いかにも食堂らしい建物の風情が素晴らしい。

店内はテーブル席と小上がりもあって、多分昔は賑わいを見せていたであろう。それでも今日は先客2組4名とちゃんと人がいる。さて、何を食べるべきかメニューを見よう。



うーむ、これはつい見入ってしまうくらいのラインナップだね。トップは「かやくうどん 450円」とうどんが先か。次のグループのトップが「中華そば 500円」だから、この辺が主力メニューなのだと思う。うどんの中には「いなりうどん(きつねうどんか?)」「もつうどん」「チャンポンうどん(値段が書いてないからやってないかも)」など気になるメニューがちょいちょいある。

中華そばのグループの中には「もつ中華」「マーボ中華」「塩中華」「みそ中華」とあるが、誰がどう考えても気になるのは「ハンバーグ中華」だろう(ハンバーグ師匠に食べさせたい…)。定食メニューに「ハンバーグ定食」があるなら、その転用でうなずけるのだが、それ以外にハンバーグを使ったメニューは無いのである。

ご飯ものとしては「かつ丼」「スキヤキ丼」辺りから、「天丼(天ぷらも揚げるのか)」「いなり丼(妙に美味そう)」に加えて、「カレーライス」「チャーハン」もあるし、唯一の定食「カルビー定食」もある。後は「(お好みヤキ)」もあるみたいだ。それにしても「スペシャルヤキ」なんて、不良に凄いヤキを入れられるように見えるメニューである。

おっと、ついメニューを見るだけで長文になってしまった。ここで頼むべきはオーソドックスに「中華そば 500円」しかないだろう。「ハンバーグ中華」が死ぬほど気になるが、それを頼むのは2回目以降だよね…。

厨房側にいる店のおばちゃんに「中華そばで」と声をかけて、しばし待つ。さほど案ずることもない程よい速度で中華そばが出来上がった。



おお、これは完璧な見た目だな。昔から使っているであろう丼はかなり小さめだ。透明感のある黄金色のスープに程よく縮れた麺。具はチャーシュー2枚、メンマ、葱と要所を完璧に押さえている。麺とスープを馴染ませようと箸で麺を少しゆすってみると、入っている麺はかなりぎっしり。量は結構ありそうだ。

食べてみると、スープの味は薄めだが物足りなさはない。麺は少し柔らかく仕上がっているな。チャーシューはこの煮豚形式がたまらない。私はあまりトロトロし過ぎているチャーシューは好みじゃないのである。全体として、今どきの「懐かしラーメン」のさらに一世代前のラーメンのような気がする。

味が控えめなので、スープを全部飲んでしまいそうになったのを少しだけ残して、余韻を感じつつ食べ終える。これはまさしく「こういうのでいいんですよ」ラーメンである。味の感じで言うならば札幌の「Y」食堂のラーメン、店の感じでいうならば岩見沢駅近くの「N」食堂を思わせる店であった。

常連との会話を聞いていると店のおばちゃんは「もう金儲けなんか考えてなくてね、孫にお小遣いやるために仕事してるんだわ」とのこと。ぜひお元気で営業を続けていただきたいと思う。そして私もこの近所に住んでいたら、週末にすぐさま再訪問して「ハンバーグ中華」を必ずや頼むであろう。それができないことだけが残念である。



もうこれは、食堂の神、いや神の食堂か。それも「絶対神」みたいな奴ではなくて、道端でニコニコしている神様である。

※この店、ある種の有名店らしく(絶メシ的な)、ネットを探すと店内写真やハンバーグ中華のお姿も見つかるので、興味のある人は探していただきたい。私は初回訪問でそこまでぶしつけに写真を撮ることができなかった。
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そして富山(21)Fの方

2024-09-25 12:15:12 | 美術・アート
次に高岡市美術館に行こうと思ったら、高岡工芸高等学校というのが見えてきた。門がかなり凝ったデザインなのだが、周辺にも彫刻が結構あったので、いずれ紹介したい。



なんとこの高校、付属の記念美術館があるのだよ。これは凄いことだよね。



そこを過ぎると高岡市美術館が見えてきた。





現在、この美術館では特別展のようなものはやっていないのだが、移動のための駅への通り道であることと、おそらく周辺には彫刻などがあるのだろうと思って来てみたのである。そしてもう一つ、ここの2階は「高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」なのである。

藤子作品と言えば、さすがに私も「ドラえもん」はほぼ読んでいるし、「ウメ星デンカ」「キテレツ大百科」「パーマン」辺りもある程度作品(マンガorアニメ)を見た記憶はある。今回は原画展として「SFのエッセンス」という展示をやっていたが、なるほど、これらのアイディアには見るべきところがあるよなあ。

記念撮影は限定された場所のみOKだったので、そこだけ写真を掲載しておこう。

どこでもドアを模した入口。



銅像ドラえもん。



記念撮影ドラえもん。



藤子キャラクター一同。そうそう「オバケのQ太郎」もありましたな。



近くにあるJR越中中川駅に向かう。



富山・高岡間はそれなりに列車が走っていたが、ここまでくると本数は少ない。



伏木から帰ることを想定しながらでないと、危ないな。



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そして富山(20)無料だ

2024-09-25 11:18:00 | 美術・アート
続いて、高岡古城公園内にある高岡市博物館へ。何と入館料無料だったので、つい展示パンフレットを300円で購入。入場券替わりである。





まずは常設展示から。

「紙本著色高岡御車山祭礼行列絵巻屏風」:高岡御車山祭の行列を描いた最古の絵画資料だそうだ(江戸時代後期)。



中野双山「高岡大仏小型尊像」:大仏の原型を作った人によるもの。



■高岡市博物館「特別展 開山国師生誕七五〇年記念 国泰寺宝物展」。これも無料で見ることができるのだ。いや、少し金とってもいいんじゃないか?
伝雪舟「芦雁図」:どうだろう「雪舟」。



伝狩野永真「達磨図」:永真は探幽の弟だそうだ。



「絹本著色 天英清竺頂相」:国泰寺第37世・天英清竺の肖像画。歴史があるわな。



「伝後醍醐天皇御真筆 和歌断簡」:新古今和歌集に収録されているそうだ。



「伝後村上天皇御宸翰」:1342年の書だとか。



初代大樋長左衛門「達磨大師渡船像」:1700年前後に作られたであろう像。



雲谷等益「紙本墨画 馬鳥楼閣図屏風」:山岡鉄舟より寄付されたという由来付きの屏風である。



伝吉山明兆「寒山拾得図」:安定の気持ち悪さである。



これが無料で見られるのだから、高岡市も恐るべしだよな。

この後、古城公園内の動物園の前を通る。何やら銅器のまちらしいものが飾ってある。



東洋通信スポーツセンター(高岡市民体育館)があったが、臨時休業中なんだって。

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そして富山(19)大仏

2024-09-25 10:36:35 | 美術・アート
9時半頃にホテルを出て、富山駅から高岡へと向かう。9:42発の金沢行き普通電車で高岡へ。

富山に行くにあたり、富山市周辺の都市ならどこに行くべきかと思ったときに、真っ先に思いついたのが高岡である。富山市の人口が40万人強、高岡市が16万人強、それ以外の市はいずれも10万人以下とあって、富山市の次に栄えているのが高岡市であろう。

ふと、足を踏み入れたことのない石川県に行ってみるという手もあるなと後で思ったが(普通列車で富山・金沢間は1時間程度)、それは折角の富山旅行の軸がぶれてしまうしなあ。

距離は結構近いようで、20分程度で高岡駅に到着した。今日は快晴、駅前からの風景はこんな感じだが、人がいないな。



メインの通りに出て、駅舎を振り返る。



商店街を歩いて移動する。雪国おなじみのアーケードだが、建物の2階窓よりも高いところにアーケードがあり、広々とした感じがある。



まず最初に行くべきは、そう高岡大仏である。歩いて10分くらいかな、高岡大仏のある場所までやって来た。



仁王像があるので撮影するが、逆光でよく見えない…。





そして高岡大仏。これで日本三大大仏のうち、2つ目を制覇である(鎌倉に行ったことがあるのだが、実は鎌倉大仏は見ていないのだ)。



高岡市指定文化財の「時鐘」。



高岡大仏の台座に入るとそこは回廊になっており、13枚の仏画が飾ってある。全部紹介するのも大変なので、櫻井鴻有「聖徳太子」だけ紹介しておこう。



回廊の奥には1900年の大火で胴体が焼けたらしいが、ここだけ焼失を免れた二代目高岡大仏の仏頭が保管されていた。今の高岡大仏の顔はかなり人間っぽいので、こちらの方が仏像らしい重みを感じるように思えるね。



高岡大仏のバックショットを撮影して、次へ。

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