本日は彫刻美術館へ。古いチラシだと会期が12月5日までということで、慌てて行くことにしたのだが、展覧会の開始が臨時休館で遅れたため会期が延びたのだろう。1月16日までの開催期間になっていた。ただ、道路が凍ると危ないので、早めに行っておくに越したことはない。
■本郷新記念札幌彫刻美術館「高橋喜代史展 言葉は橋をかける」。
「GOOD NEWS」:「THAT'S GOOD NEWS」と書かれたネオンサインと、「ザッツ・グッド・ニュース」という言葉が繰り返される映像の展示。映像は「THAT'S」「GOOD」「NEWS」という文字が表示されたり、本郷新の彫刻が出て来たり、「入管法」「改正」「断念」といった文字が登場する。あっという間にネットの中で表示されては消えていくニュース記事のようである。
「言葉をせおう」:「人はみなそれぞれのカンバンをせおう」と書かれた看板を持ち、何もない田舎道(河川の土手のようにも見える)を歩く作者。看板が風にあおられるため、足元が定まらない。人間はデカい看板を背負えば背負うほど、歩みが辛くなるのか。
「10万年をせおう」:黒く中の見えないゴミ袋と「この袋を1年間、保管してください。1万円支払います。」というメッセージボードをもって自分を撮影するビデオカメラの前に立つ作者。立つ場所がどこなのかというのがこの作品のポイントで、一番最初は寿都町の町役場の前に立つのである。但し、これは声高に放射性廃棄物の最終処分場としての調査を受け入れた自治体を非難するものではない。地方自治体の金銭的な苦しい状況も当然あるし、そのようなことを何も気にかけずに電気を大量消費している都市部の人もいる。全ての人に今一度何かを考えさせるための「鏡」といえる作品かもしれない。
ちなみに寿都町ではいかにもお役所風に「役場の敷地内での撮影はやめて欲しい」と言われ、神恵内村では「どういうこと、話を聞かせて?」という(多分)役場のオジサンと会話をして「芸術作品なんだ」と認めさせるものの、「役場の前では(住民に)不安を与えるので」という良く分からない理由でやはり退去させられる。ここで見ている人は「いやいや、放射性廃棄物の方が不安だろ!」とツッコミたくなると思うが、そういう単純に比較できる問題ではないのだろう。
ちなみに最後、ちらっと泊村(泊原子力発電所がある)の映像が出てくるのだが、警官に退去を求められているようであった。こりゃ手馴れているな。
一度見た記念館の展示もさっと見ていくが、今月は「さぁ!まわろうSAPPORO~見どころ施設無料化キャンペーン~」で、観覧無料になっていたせいか、常時数人の人が館内に滞在するというここでは珍しいくらいの観覧者の多さとなっていた。
今日はたまに記念館の外観写真をアップしておこう。まずは入口から。
2階のサンルームっぽいところが見える。
駐車場の方に回り込んでみる。
突き当たりに到着。
以上。
■本郷新記念札幌彫刻美術館「高橋喜代史展 言葉は橋をかける」。
「GOOD NEWS」:「THAT'S GOOD NEWS」と書かれたネオンサインと、「ザッツ・グッド・ニュース」という言葉が繰り返される映像の展示。映像は「THAT'S」「GOOD」「NEWS」という文字が表示されたり、本郷新の彫刻が出て来たり、「入管法」「改正」「断念」といった文字が登場する。あっという間にネットの中で表示されては消えていくニュース記事のようである。
「言葉をせおう」:「人はみなそれぞれのカンバンをせおう」と書かれた看板を持ち、何もない田舎道(河川の土手のようにも見える)を歩く作者。看板が風にあおられるため、足元が定まらない。人間はデカい看板を背負えば背負うほど、歩みが辛くなるのか。
「10万年をせおう」:黒く中の見えないゴミ袋と「この袋を1年間、保管してください。1万円支払います。」というメッセージボードをもって自分を撮影するビデオカメラの前に立つ作者。立つ場所がどこなのかというのがこの作品のポイントで、一番最初は寿都町の町役場の前に立つのである。但し、これは声高に放射性廃棄物の最終処分場としての調査を受け入れた自治体を非難するものではない。地方自治体の金銭的な苦しい状況も当然あるし、そのようなことを何も気にかけずに電気を大量消費している都市部の人もいる。全ての人に今一度何かを考えさせるための「鏡」といえる作品かもしれない。
ちなみに寿都町ではいかにもお役所風に「役場の敷地内での撮影はやめて欲しい」と言われ、神恵内村では「どういうこと、話を聞かせて?」という(多分)役場のオジサンと会話をして「芸術作品なんだ」と認めさせるものの、「役場の前では(住民に)不安を与えるので」という良く分からない理由でやはり退去させられる。ここで見ている人は「いやいや、放射性廃棄物の方が不安だろ!」とツッコミたくなると思うが、そういう単純に比較できる問題ではないのだろう。
ちなみに最後、ちらっと泊村(泊原子力発電所がある)の映像が出てくるのだが、警官に退去を求められているようであった。こりゃ手馴れているな。
一度見た記念館の展示もさっと見ていくが、今月は「さぁ!まわろうSAPPORO~見どころ施設無料化キャンペーン~」で、観覧無料になっていたせいか、常時数人の人が館内に滞在するというここでは珍しいくらいの観覧者の多さとなっていた。
今日はたまに記念館の外観写真をアップしておこう。まずは入口から。
2階のサンルームっぽいところが見える。
駐車場の方に回り込んでみる。
突き当たりに到着。
以上。